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きょうの健康 がん検診のデメリットとは?偽陽性・偽陰性・過剰診断を8月31日放送から解説|8/31 12:00

2026年8月31日(月)12時からNHK Eテレで「きょうの健康 がん検診で命を守る最新ガイド 5つのがん検診 メリット・デメリット」が放送されます。国が推奨する大腸がん・肺がん・胃がん・乳がん・子宮頸がんの5つの検診について、なぜ「受ければ受けるほど良い」とは言い切れないのかを考える回です。

キニナルには同テーマの「対象年齢・受診間隔」や「5つのがん検診のメリット・デメリット」を整理した既存記事があります。今回は重複を避け、検診の不利益として重要な偽陰性・偽陽性・過剰診断・偶発症に焦点を当てます。

8月31日12時「きょうの健康」の放送情報

番組名きょうの健康 がん検診で命を守る最新ガイド「5つのがん検診 メリット・デメリット」
放送日2026年8月31日(月)
放送時間12:00~12:15
放送局NHK Eテレ1・東京/大阪/愛知ほか
講師中山富雄(国立がん研究センター検診研究部部長)
キャスター岩田まこ都、小郷知子

番組では、国が推奨する5つのがん検診は「メリットがデメリットを上回る」と考えられるものとして紹介されます。大切なのは、検診には利益だけでなく不利益もあり、その両方を理解して適切な方法・間隔で受けることです。

がん検診の最大のメリットは「死亡を減らす」こと

国立がん研究センターの「がん情報サービス」では、がん検診の主な利益は、対象となるがんによる死亡を防ぐことと説明しています。早期発見によって治療が比較的軽く済む可能性や、がんになる前の病変を見つけられる検診もあります。

一方で、「最新の検査」「高性能な検査」というだけでは、集団として死亡を減らす効果が確認されたがん検診とは限りません。国が推奨する5つの検診は、科学的根拠と利益・不利益のバランスを踏まえて選ばれています。

デメリット1 偽陰性|「異常なし」でも100%ではない

偽陰性とは、実際にはがんがあるのに検診では「精密検査不要」などと判定されることです。がんが小さすぎる段階や、検査で見つけにくい位置・性質の場合など、1回の検診ですべてのがんを確実に見つけられるわけではありません。

そのため、気になる症状がある場合に「最近の検診で異常なしだったから大丈夫」と決めつけるのは避ける必要があります。症状がある人は「検診」ではなく医療機関での診療が必要になる場合があります。

デメリット2 偽陽性|がんではないのに精密検査が必要になることも

偽陽性は、検診で異常が疑われて精密検査が必要と判定されたものの、最終的にはがんではなかったケースです。精密検査を受ける時間や身体的負担だけでなく、結果が確定するまでの不安も不利益に含まれます。

ただし「要精密検査」は「がん確定」という意味ではありません。逆に、陽性結果を放置してしまうと検診の利益を生かせないため、案内された精密検査を受けることが重要です。

デメリット3 過剰診断|見つけなくても命に影響しなかったがんを発見する

過剰診断とは、検診によって見つかったものの、その人の生涯では症状を出したり命に影響したりしなかった可能性のあるがんまで発見することです。見つかった時点では「このがんは将来問題にならない」と完全に判別できないため、治療や追加検査につながることがあります。

国立がん研究センターは、過剰診断をすべてのがん検診で起こり得る不利益の一つとして挙げています。検査の数をむやみに増やすのではなく、死亡率減少効果と不利益のバランスが確認された方法を適切な間隔で受ける考え方が重要です。

デメリット4 偶発症・放射線被ばく・身体的負担

検査方法によっては、内視鏡に伴う出血などの偶発症、X線検査による放射線被ばく、検査前処置や痛みなどの身体的負担があります。大腸がん検診のガイドラインでも、死亡率減少効果と偽陽性・過剰診断・内視鏡の偶発症・精神的負担などを比較して推奨が決められています。

5つのがん検診の対象年齢・受診間隔を確認したい人へ

「自分は何歳から何年ごとに受ける?」を知りたい場合は、既存記事「きょうの健康 5つのがん検診メリット・デメリット|対象年齢と受診間隔」で一覧を確認できます。

大腸・胃・肺がんについて検査方法や頻度を詳しく知りたい場合は「大腸・胃・肺は何歳から?検査方法と頻度」、乳がん・子宮頸がんについては「女性のがん検診|乳がん・子宮頸がん」も参考になります。

「受けるべき検診」を考える3つのポイント

  • 科学的に死亡率を減らす効果が確認された検診か
  • 自分の年齢や対象条件に合っているか
  • 推奨される受診間隔を守り、要精密検査なら次の検査につなげるか

番組の「メリット・デメリット」というテーマは、検診を怖がって避けるためではなく、効果のある検診を適切に受けるための判断材料です。最新・高性能という言葉だけで選ばず、国が推奨する方法と受診間隔を軸に考えることが大切です。

よくある質問

国が推奨する5つのがん検診は何ですか?

大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、子宮頸がんの5つです。対象年齢や受診間隔、検査方法はそれぞれ異なります。

がん検診で「異常なし」なら絶対にがんではありませんか?

いいえ。実際にはがんがあっても検診で見つからない「偽陰性」が起こることがあります。気になる症状がある場合は検診結果だけで判断せず、医療機関に相談してください。

「要精密検査」はがん確定という意味ですか?

いいえ。がんではないのに陽性となる「偽陽性」もあります。ただし、要精密検査と判定された場合は、案内に従って精密検査を受けることが重要です。

過剰診断とは何ですか?

その人の生涯では症状や死亡につながらなかった可能性のあるがんを、検診によって見つけることです。不要な検査や治療につながる可能性があるため、検診の不利益の一つとされています。

参考情報

  • Official Program Data Mark付き「きょうの健康」番組情報
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「がん検診について」
  • 国立がん研究センター「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン」2024年度版
  • 厚生労働省「がん検診」

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