
AMPページに広告が表示されない?原因と対処法、2026年の考え方
WordPressでAMPに対応しようとプラグイン「AMP」を導入したものの、「通常ページには広告が表示されるのに、AMPページには広告が表示されない」という壁にぶつかった経験がある方は多いのではないでしょうか。これはプラグインの不具合ではなく、AMPの仕様上、初期設定では広告が表示されない作りになっていることが原因です。この記事では、AMPページに広告が表示されない理由と対処の考え方に加えて、2026年現在の視点から見て、そもそもAMPの広告表示にどこまでこだわるべきかについても解説します。
AMPページに広告が表示されない理由
AMPは表示速度を優先するために、通常のHTMLでは使える独自のJavaScriptタグや一部のスクリプトの利用が制限されています。WordPressのプラグイン「AMP」を有効化すると、サイトはAMPの仕様に沿ったシンプルなページに自動変換されますが、その際に通常テーマに設定していた広告タグも一緒に取り除かれてしまいます。そのため、何も手を加えていない状態では、AMPページに広告が表示されないのが基本仕様ということになります。
AMPページで広告を表示するには、AMP専用の広告コンポーネント(amp-ad など)を使ってテンプレートを書き換える必要があります。具体的には、利用しているテーマの「wp-content/plugins/amp/templates」フォルダ内にある「single.php」などのテンプレートファイルに、AMP向けの広告タグを追加する形になります。PHPファイルではありますが、編集するのは表示部分のHTMLにあたる箇所なので、HTMLの基本がわかれば対応できる作業です。なお、広告タグを詰め込みすぎるとページの表示速度が落ちてしまうため、設置数は必要最小限にとどめるのが基本です。
2026年現在、AMPの広告表示にこだわる必要は薄い
ここまでAMPページに広告を表示させるための基本的な考え方を紹介しましたが、2026年現在の状況を踏まえると、わざわざテンプレートを改造してまでAMPページの広告表示にこだわる必要性は小さくなっています。
AMPはかつて、Googleの検索結果で優遇されるための事実上の必須条件でしたが、2021年のページエクスペリエンスアップデート以降、AMPの有無による検索順位への優遇はなくなりました。現在は通常のページでもCore Web Vitalsの基準を満たせば、AMPと同等に評価されます。一方でAMPは、通常ページとAMPページの2系統を維持・管理する手間がかかるうえ、広告表示や構造化データの面でも独自の制約や不具合が発生しやすいというデメリットが目立ちます。
特別な事情がない限りは、AMPプラグインを停止して通常ページに一本化し、広告も通常ページの仕組みでシンプルに管理するという選択肢を検討してみる価値があります。AMPを今後も使うべきかどうかという判断軸については、以下の記事でも詳しく解説しています。
それでもAMPを使い続ける場合は
広告配信の都合や既存の運用体制など、特別な理由でAMPを維持する必要がある場合は、テンプレートを直接編集する方法のほかに、記事内のAdSenseをAMPページと通常ページで出し分けるショートコードを使う方法もあります。テーマファイルを直接いじるのに不安がある方は、こうした方法から検討してみるとよいでしょう。
まとめ
AMPページに広告が表示されないのは、AMPの仕様上、初期状態では通常の広告タグが読み込まれないためです。表示させるにはAMP向けのテンプレートを編集する必要がありますが、2026年現在ではAMPによる検索順位への優遇はなくなっており、管理の手間も踏まえると、AMPを外して通常ページに一本化するという選択肢も十分に検討に値します。AMPの基礎から見直したい方は、以下の記事もあわせてご参照ください。
- AMP(アンプ)とは何か?Googleが採用したAMPのメリットとデメリットを超簡単に解説!
- 【AMP廃止後も有効】「AMPコンポーネントのscriptタグがありますが使用されていません」エラーの意味と対処法

