
【AMP】「参照しているAMP URLはAMPではありません」エラーの直し方|そもそも今AMPは必要?外すべき?
Search Consoleを開いたら「参照している AMP URL は AMP ではありません」というエラーが出ていて、どう直せばいいのか戸惑っていませんか。このエラー自体はサイトが表示できなくなる深刻なものではなく、原因のほとんどはHTMLの記述ミスです。本記事ではまずこのエラーの意味と直し方を解説します。ただ、それと同じくらい大事なのが「そもそも今AMPは必要なのか」という視点です。結論を先に言うと、現在のGoogle検索ではAMPはほぼ役目を終えており、エラーを直すよりAMPを外すほうが合理的なケースが増えています。あわせて解説します。
目次
【前提】2026年現在、AMPはもう必須ではない
かつてAMPは、Google検索の「トップニュース(Top Stories)」カルーセルに表示されるための事実上の必須条件でした。だからこそ多くのサイトがAMPを導入していました。しかし2021年6月のページエクスペリエンスアップデートで状況が大きく変わりました。Googleはトップニュースの表示にAMPを必須としないことを発表し、Core Web Vitals(表示速度などの指標)の基準を満たすページであれば、AMPの有無に関係なく対象になるようになったのです。検索結果に表示されていたAMPの稲妻アイコンも、このとき廃止されました。
つまり現在、検索結果上でAMPページと通常ページに有利・不利の差はほぼありません。AMPの速度的な優位性も、モバイル回線が遅かった2015〜2018年頃には実在しましたが、今の端末性能・通信環境・Core Web Vitalsを前提にすれば、きちんと作られた通常ページでも十分に速く表示されます。むしろAMPは「通常版とAMP版の2つを維持し続ける」必要があり、管理の手間が二重にかかるというデメリットの方が目立つようになりました。
まず確認したいこと
これからAMPを「直して維持する」のか、それとも「外す」のか。今のあなたのサイトにAMPを続ける明確な理由(特定の広告配信や計測の都合など)がないなら、エラーを直すよりAMPプラグインを停止して通常ページに一本化する方が、長い目で見て管理がラクになります。AMPを外しても検索流入が落ちたという報告は、検証でもほとんど確認されていません。
そのうえで「事情があってAMPを当面は使い続ける」という方向けに、エラーの直し方を解説します。
「参照している AMP URL は AMP ではありません」とはどういう意味か
このエラーは、モバイル向けに用意されたAMPページが、Googleが定めるAMPの仕様(ガイドライン)に違反していることを意味します。Googleはページを巡回したときにAMPとして正しく書かれているかをチェックしており、仕様に合っていないとこのエラーを出します。
エラーが出ると、そのページはGoogle検索のAMP機能としては扱われなくなります。ただし注意したいのは、これはAMP版が無効になるだけで、サイトそのものに接続できなくなるという意味ではないという点です。通常ページは問題なく表示されるため、慌てる必要はありません。
エラーの確認手順|Search Consoleでどこを見るか
AMPを直す方針の場合の手順です。Search Consoleで「AMP ページのエラーを修正してください」という案内が出ていたら、「AMPエラーを確認する」へ進みます。「Accelerated Mobile Pages」のページを開き、下にある「問題」の一覧からエラー文をクリックしてください。
エラー文をクリックすると、問題が起きているURLが表示されます。そのURLをさらにクリックすると、修正すべき項目の具体的な説明が表示され、その場で「AMPページのテスト」を実行できます。テストを開くと最初は「有効なAMPページではありません」と表示されるので、提示された項目から順に修正していきます。
エラー箇所を特定して修正する
「有効なAMPページではありません」の下にある「次の問題を修正してください」には、エラーの理由が表示されます。多いのは『タグ「a」の属性…URL「○○」の形式が正しくありません』といった内容です。エラー文の右側、「1個のインスタンス」の横にある矢印をクリックすると、問題のHTMLコードが表示されます。
表示されたHTMLコードの該当箇所を修正したら、エラーの件数だけ同じ作業を繰り返します。すべて直してからテストページで再確認し、「有効なAMPページです」と表示されれば、このエラーは解消されています。
このエラーが起きる主な原因
原因の大半は、URLやリンク部分のHTMLコードの不備です。よくあるのは次のようなケースです。
- HTMLタグがきちんと閉じられていない(例:<a>に対応する</a>がない)
- URLの記述が壊れている(例:「http://target int」が「http://target%2int」のように崩れて出力される)
- リンクの属性値の書式が正しくない
つまりGoogleが指摘する「AMP URL」エラーとは、ページ内のHTMLが正しく書かれていないという意味です。これらはコードを書くときにやりがちな人為的ミスがほとんどで、記事を公開する前にリンクやタグを再確認することで、ある程度は未然に防げます。
AMPを外す場合の考え方|速度は別の方法で確保する
AMPを外すと決めた場合、気になるのは「ページの表示速度が落ちないか」だと思います。AMPがなくても速いサイトは作れますが、ポイントは大きく2つです。1つはページ側の高速化(不要なCSS/JSの削減、画像の最適化など)、もう1つは土台となるサーバー環境です。
ページ側の具体的な改善方法は、こちらの記事で手順をまとめています。あわせて、サーバーの応答時間(TTFB)が遅いと小手先の対策では限界があるため、根本的な速度はサーバー環境に左右される点も押さえておくとよいでしょう。
もしサーバーの応答速度そのものに悩んでいる場合は、サーバー環境の見直しも選択肢になります。WordPressが速く動くサーバーの比較は、レンタルサーバー速度比較|WordPressが速いサーバーおすすめ5選で実測をもとに解説されているので、土台から見直したい方は参考にしてみてください。
まとめ
「参照している AMP URL は AMP ではありません」は、AMPページがGoogleの仕様に合っていないときに出るエラーで、原因のほとんどはHTMLの記述ミスです。Search Consoleでエラー箇所を特定すれば1つずつ直せます。
ただし2026年現在、AMPは検索上でほぼ優位性を失っており、無理に直して維持する理由は薄くなっています。特別な事情がないなら、AMPを外して通常ページに一本化し、ページ高速化とサーバー環境の見直しで速度を確保する方が、管理もシンプルで現実的です。ご自身のサイトに合った方を選んでください。
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