佐々木麟太郎がマーリンズと契約!8巡目指名から選んだ理由・ソフトバンク断念の経緯

スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手が2026年7月12日(日本時間13日)、MLBドラフトでマイアミ・マーリンズから8巡目、全体235位で指名を受けました。

佐々木選手は2025年のNPBドラフトでもソフトバンクとDeNAから1位指名を受け、抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得していました。マーリンズとの契約、ソフトバンクへの入団、スタンフォード大学への残留という3つの進路が注目されていましたが、佐々木選手は2026年7月20日、マーリンズと正式契約を結ぶ決断をしました

この記事では、ドラフト指名時点の評価やデータとあわせて、最終的に決断した進路と、その決め手になった考え方を整理します。

この記事の要点

  • 佐々木麟太郎選手がマーリンズから8巡目、全体235位で指名された
  • 日本人選手のMLBドラフト指名は2年連続となった
  • 2026年の大学成績は54試合で打率.262、16本塁打、47打点
  • 2026年7月20日、マーリンズと正式契約。ソフトバンク入団や大学残留ではなくMLB挑戦を選んだ
  • 契約金は21万200ドル(約3,400万〜3,500万円)と報じられている
  • 今後はマーリンズ傘下のマイナーリーグでメジャー昇格を目指す

佐々木麟太郎がマーリンズから8巡目指名

MLBドラフトは米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、佐々木選手は2日目にマーリンズから指名を受けました。

項目内容
指名球団マイアミ・マーリンズ
指名順位8巡目
全体順位235位
守備位置一塁手
所属スタンフォード大学
年齢21歳
投打右投げ左打ち

日本人選手がMLBドラフトで指名されるのは、2025年にハワイ大学の武元一輝投手がアスレチックスから19巡目指名を受けたのに続き、2年連続です。

佐々木選手の場合は、すでにNPB球団も交渉権を持っているため、日米双方のドラフトで指名を受ける異例の状況となりました。

8巡目指名はどのような評価なのか

MLBドラフトの8巡目は、上位指名とはいえないものの、球団が将来性や特定の能力を評価して正式に指名枠を使った順位です。

佐々木選手は一塁手が主な守備位置で、評価の中心は左打者としての長打力です。MLBドラフトコンバインでは、最速115.4マイル、約185.7キロの打球速度を記録しました。

打撃練習では458フィート、約139.6メートルの本塁打も放っており、パワーについてはMLB関係者の前でも強烈な印象を残しています。

一方、一塁手は打撃面で高い成績が求められやすいポジションです。プロ入り後は長打力に加え、速い球への対応、変化球の見極め、守備力などを継続的に磨く必要があります。

MLBドラフトでは、4年制大学の3年生・4年生選手は交渉力が限定されるため、下位巡目でも実力ある選手が指名される例が珍しくありません。8巡目という順位だけを見て評価を単純化しないことが大切です。

スタンフォード大学2年目に本塁打数が大幅増加

佐々木選手は花巻東高校で高校通算140本塁打を記録し、卒業後は日本のプロ野球へ進まず、米国の名門スタンフォード大学へ進学しました。

大学1年目の2025年は52試合で7本塁打でしたが、2年目の2026年は52試合で16本塁打を記録。本塁打数を2倍以上に伸ばしています。

年度試合打率本塁打打点出塁率
2025年52.269741.377
2026年52.2611647.403

2026年は45四球を選び、出塁率.403を記録しています。単に長打を狙うだけでなく、ボールを見極めて出塁する能力も示しました。

54安打のうち27本が長打で、内訳は二塁打11本、本塁打16本です。安打の半数近くが長打という数字です。

安打の半数が長打だったことからも、佐々木選手の最大の武器がパワーであることが分かります。単打を積み重ねるタイプではなく、一振りで試合の流れを変えられる打者として評価されています。

検討されていた3つの進路と、最終的な決断

マーリンズから指名されたことで、佐々木選手には主に3つの選択肢がありました。最終的に選んだのはマーリンズとの契約です。

進路主な特徴結果
マーリンズと契約マイナーリーグからメジャー昇格を目指す選択
ソフトバンクに入団NPBでプロとして経験と実績を積む選ばず
スタンフォード大学に残留学業を続けながら大学野球で評価を高める選ばず

マーリンズと契約|実際に選んだ道

佐々木選手は2026年7月20日(日本時間21日)、自身のInstagramでマーリンズとの契約締結を発表しました。契約金は21万200ドル(約3,400万〜3,500万円)と報じられています。

7月24日の入団会見では「できるだけ早くメジャーリーグへ昇格することが常に目標であり、夢。だからこそ、これがこの道を選んだ大きな理由」と説明。育成計画の説明を受け、プレーするビジョンを描けたことが決め手になったと語っています。今後はマーリンズ傘下のマイナーリーグで、メジャー昇格を目指すことになります。

ソフトバンクへ入団する道|選ばれなかった選択肢

ソフトバンクは2025年のNPBドラフトで佐々木選手の交渉権を獲得し、背番号「1」を提示するなど、将来の中心選手として高く評価していました。

日本での知名度や母国でのプレー機会、安定した契約形態など、NPB入団ならではの魅力もありましたが、佐々木選手は「できるだけ早くメジャーへ」という目標を優先し、この選択肢は選びませんでした。

スタンフォード大学に残留する道|選ばれなかった選択肢

両球団と契約せず、スタンフォード大学に残って学業と野球を続ける選択肢もありました。もう1シーズンプレーして成績を伸ばし、翌年以降のドラフトでより高い順位を目指す考え方です。

けがや成績低下のリスクを避け、8巡目という指名順位にかかわらず早期のメジャー挑戦を選んだことが、今回の決断からうかがえます。

交渉期限内に決着、マーリンズとの契約締結

佐々木選手の決断は、以下の期限より前に行われました。

交渉先期限結果
マーリンズ2026年7月28日午前6時(日本時間)7月20日に契約締結
ソフトバンク2026年7月31日契約に至らず

MLBドラフトで指名された四年制大学の選手との契約期限は、米東部時間7月27日午後5時(日本時間28日午前6時)でした。佐々木選手はこの期限より1週間ほど早い7月20日に契約を結んでおり、余裕を持った決断となりました。

NPBでは、海外の学校に在学している選手に対する交渉権は、ドラフト会議翌年の7月末まで有効とされていましたが、マーリンズとの契約により、ソフトバンクの交渉権は事実上失効しました。

決断で重視されたポイント

  • マーリンズが提示した契約金や育成計画
  • できるだけ早くメジャーリーグへ昇格したいという本人の目標
  • マーリンズでプレーするビジョンを描けたこと
  • チームから歓迎されていると感じられたこと

8巡目という順位だけで進路の良し悪しを判断することはできません。佐々木選手は、球団が示した育成計画と、「できるだけ早くメジャーへ」という自身の目標を照らし合わせ、マーリンズを選びました。

過去にも、指名順位が高くなかった選手がマイナーで力をつけ、メジャーで活躍する例は数多くあります。反対に、日本球界で経験を積んでから海外挑戦を目指す道を選んだ選手もいます。

どちらが正解というものではなく、本人の性格や目標に合った環境を選ぶことが重要です。

今回のように日米両方から指名を受けたうえでMLB挑戦を選んだ例は珍しく、佐々木選手の決断は今後、同じように海外の大学でプレーする日本人選手の進路選択にも影響を与える可能性があります。

指名は入団決定ではありませんでした

MLBドラフトで指名されても、選手が球団と契約しなければ入団は成立しません。佐々木選手もマーリンズと契約せず、ソフトバンクへの入団や大学残留を選ぶことは可能でしたが、最終的にマーリンズとの契約を選びました。

よくある質問

マーリンズから指名された時点で入団は決定でしたか?

決定ではありませんでした。指名後に契約交渉が行われ、2026年7月20日に佐々木選手とマーリンズが正式に契約を結んでいます。

ソフトバンクとの交渉はどうなりましたか?

ソフトバンクが持っていた交渉権は2026年7月31日まで有効でしたが、佐々木選手がマーリンズと契約したため、ソフトバンクへの入団はなくなりました。

大学に残る選択肢は検討されましたか?

マーリンズ、ソフトバンクのどちらとも契約せず、スタンフォード大学に残る選択肢もありましたが、佐々木選手は早期のメジャー挑戦を優先し、この道は選びませんでした。

なぜソフトバンクとマーリンズの両方から指名されたのですか?

NPBとMLBは別のリーグとして、それぞれ独自にドラフト会議を実施しています。佐々木選手はNPBに所属する日本の選手ではなく、米国の大学に在籍する立場だったため、両方のドラフトで指名を受けられる状況になりました。

まとめ

スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手が、2026年MLBドラフトでマーリンズから8巡目、全体235位指名を受けました。米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われたドラフト会議2日目の指名です。

2026年の大学シーズンでは54試合で16本塁打を記録し、ドラフトコンバインでも約140メートルの本塁打と最速約185.7キロの打球速度を計測。最大の武器である長打力が評価されました。

今後はマーリンズと契約してマイナーからメジャーを目指す道、ソフトバンクでNPBの経験を積む道、スタンフォード大学に残る道の中から進路を選ぶことになります。3つの選択肢にはそれぞれ異なる利点とリスクがあり、佐々木選手はマーリンズとの契約を選びました。

2026年7月20日にマーリンズと正式契約を結び、契約金は約3,400万〜3,500万円と報じられています。7月24日の入団会見では「できるだけ早くメジャーリーグへ昇格することが常に目標」と語り、マイナーリーグからのスタートを選んだ理由を説明しました。日米の野球界から注目された21歳の決断は、今後同じような立場の選手の進路選択にも影響を与えそうです。

日本人選手のMLB挑戦については、MLBオールスター2026日本人選手は誰?大谷翔平・山本由伸の出場日程と放送もあわせてご覧ください。

参考情報

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