地球ドラマチック「ナスカの地上絵」は儀礼の道?AI研究で分かった2タイプの役割|8/24 0:00

2026年8月24日(月)午前0時からNHK Eテレで再放送される「地球ドラマチック ナスカの地上絵 ~開かれる謎の扉~」。すでに当サイトには放送日時や「誰が・いつ・何のために描いたのか」をまとめた記事があるため、この記事では重複を避け、地上絵が古代人にとってどんな“場所”だったのかに焦点を絞ります。

番組情報では、砂漠で生き抜いた人々の英知や願い、自然の驚異に翻弄された歴史、そして供え物やいけにえなどの遺物から地上絵の真相に迫る構成です。さらに近年の山形大学ナスカ研究所の成果を重ねると、巨大な地上絵は単なる“上空から見る絵”ではなく、人々が集まり、歩き、儀礼を行う空間として使われた可能性が見えてきます。

8月24日の放送情報

番組地球ドラマチック ナスカの地上絵 ~開かれる謎の扉~
放送日時2026年8月24日(月)0:00~0:45
放送局NHK Eテレ
語り今井朋彦
制作フランス・Tournez s’il vous plait(2022年)

NHK公式ページはWeb取得時にアクセス制限で本文を直接開けなかったため、放送日時・番組内容・語りは放送局公式情報を利用するGガイドの番組データで確認しました。

ナスカの地上絵は「見る絵」ではなく儀礼の場所だった?

ナスカの地上絵というと、ハチドリやサルなどの巨大図形を空から眺めるイメージが強いですが、研究では地上での人間活動が重要視されています。山形大学ナスカ研究所は、地上絵の周辺に土器や石器が大量に分布していることを調べ、地上絵そのものだけでなく、その近くで人が何をしていたかを研究しています。

2024年に公表された山形大学とIBM研究所の共同研究では、AIを使った調査で303点の新たな具象的地上絵を特定。大型の「線タイプ」は巡礼路の出発点や終着点に位置し、共同体レベルの儀礼用広場として機能した可能性が示されました。

小型の地上絵は「道沿いの掲示板」のような役割?

同じ研究では、小型の「面タイプ」の地上絵は、曲がりくねった小道から見える位置に多く、人間や家畜など生活に近いモチーフが描かれていました。研究チームは、こうした地上絵が道を通る個人や小集団へ社会的に重要な情報を伝える役割を担った可能性を指摘しています。

つまり、すべての地上絵に同じ目的があったとは限りません。巨大な図像は共同体の儀礼、小さな図像は道を行く人へのメッセージというように、大きさや配置によって役割が違ったと考えると、番組で紹介される供え物や儀礼の痕跡も理解しやすくなります。

番組で注目したい「供え物」と「いけにえ」

今回の番組データには、出土した膨大な供え物や、いけにえといった遺物が登場すると明記されています。ここは「なぜ地上に巨大な線を描いたのか」を考えるうえで重要なポイントです。

地上絵の周囲に残された遺物を合わせて見ることで、地上絵は鑑賞物というよりも、祈りや共同体の行動と結びつく舞台だった可能性が浮かびます。番組では、乾燥した土地で暮らした古代人が自然の脅威とどう向き合ったのかという視点も示されるため、地上絵を「絵」だけでなく「暮らしと信仰の場所」として見るのが大きな見どころです。

AI研究でナスカの謎はどこまで進んだ?

山形大学は2025年にも、AI支援の調査で新たに248点の地上絵を発見し、具象的な地上絵の総数が893点になったと発表しました。発見数が増えるほど、単に「新しい絵が見つかった」というだけでなく、どこに、どのタイプの絵が配置されたかを比較できるようになります。

地上絵の謎は一つの決定的な答えで解けたわけではありません。しかし、AI、考古学、年代測定、認知心理学などを組み合わせることで、地上絵を作った人々の行動や社会を具体的に復元する研究が進んでいます。

既存記事とあわせて読むと分かりやすい

放送日時、番組全体の見どころ、「誰が・いつ・何のために描いたのか」という基本を知りたい方は、地球ドラマチック「ナスカの地上絵」8月24日再放送の記事をご覧ください。初回系統の内容をさらに詳しく確認したい場合は、8月15日放送版の解説もあわせて読むと流れをつかみやすいです。

よくある質問

ナスカの地上絵は何のために作られたのですか?

一つの目的だけで説明できるとは限りません。近年の研究では、大型の線タイプは共同体の儀礼、小型の面タイプは道を通る人への情報伝達など、タイプによって役割が異なった可能性が示されています。

8月24日の放送は何時からですか?

2026年8月24日(月)午前0時から0時45分まで、NHK Eテレで放送予定です。

語りは誰ですか?

語りは今井朋彦さんです。

参考情報

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