
地球ドラマチック「ナスカの地上絵」再放送はいつ?誰が何のために描いた?最新研究も解説|8/15 19:00
2026年8月15日(土)19:00からNHK Eテレで、「地球ドラマチック 選 ナスカの地上絵 ~開かれる謎の扉~」が放送されます。南米ペルーの砂漠に残る巨大な地上絵を、最新研究と発掘成果から読み解く回です。
「ナスカの地上絵は誰が描いた?」「いつ作られた?」「何のため?」「最近また新しい地上絵が見つかった?」という疑問を、番組内容に加えて山形大学ナスカ研究所の新発見も交えながら整理します。2025年にはAI支援の調査でさらに248点が新たに確認され、具象的な地上絵の総数が893点になったと発表されました。
この記事の要点
- 放送は2026年8月15日(土)19:00~19:45、NHK Eテレ
- 「選」放送で、同タイトルは2024年11月にもEテレで放送
- 語りは今井朋彦。フランス2022年制作のドキュメンタリー
- 供え物や人身供犠を示す遺物から、地上絵の儀礼的な意味を探る
- 山形大学は2024年に303点、2025年にさらに248点の新発見を発表
地球ドラマチック「ナスカの地上絵」の放送時間・語り
| 番組名 | 地球ドラマチック 選 ナスカの地上絵 ~開かれる謎の扉~ |
|---|---|
| 放送日 | 2026年8月15日(土) |
| 放送時間 | 19:00~19:45 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 語り | 今井朋彦 |
| 制作 | フランス・2022年 |
| テーマ | ナスカの地上絵を誰が、いつ、何のために描いたのか |
今回の番組表には「選」とあり、過去の優れた回を選んで放送する回です。同じタイトルは2024年11月9日にもEテレで放送されています。
「地球ドラマチック」の別回については、「秘密のイングリッシュガーデン 湖水地方編」もまとめています。
番組は何に迫る?供え物・いけにえから地上絵の意味を探る
ナスカの地上絵は、動物や人物、幾何学模様などが砂漠の大地に刻まれた巨大な図形群です。番組では「誰が」「いつ」「何の目的で」作ったのかという考古学上の大きな謎に迫ります。
鍵になるのは、地上絵そのものだけではありません。周辺から出土した大量の供え物や、いけにえを示す遺物を手がかりに、地上絵が描かれた時代の人々の信仰や儀礼、自然への畏れを読み解いていきます。
ナスカを「宇宙人が描いた謎の絵」というイメージだけで見るのではなく、砂漠で生きた人々がどんな社会を作り、どんな願いを大地に刻んだのかを考えるのが、この回の大きな見どころです。
ナスカの地上絵はいつ描かれた?世界遺産の基本
ユネスコ世界遺産センターによると、ナスカとパルパの線・地上絵はペルー南部の乾燥した海岸平野にあり、広い範囲に多数の図形が残されています。地表の暗い石を取り除き、その下の明るい地面を露出させる方法で線を作ったとされています。
ユネスコの説明では、地上絵はおおむね紀元前500年から紀元500年の間に描かれたとされ、1994年に世界文化遺産へ登録されました。動物、植物、想像上の存在のほか、長大な直線や台形、渦巻きなどの幾何学模様もあります。
何のために描いた?「一つの答え」ではなく用途の違いが見えてきた
ナスカの地上絵の目的は長年、「雨乞い」「天文」「儀礼」「巡礼」などさまざまに考えられてきました。現在の研究では、すべての地上絵が一つの目的で作られたと考えるより、大きさ・形・場所によって役割が違った可能性が注目されています。
山形大学とIBMの共同研究では、大型の線タイプの具象的地上絵は直線や台形のネットワーク沿いにあり、共同体レベルの儀礼に使われた可能性が高いと分析。一方、小型の面タイプは曲がりくねった小道の近くに多く、人や家畜、首級などを描き、個人や小集団に情報を伝える「掲示板」のような役割を持った可能性が示されています。
この視点を知ってから番組を見ると、「なぜここに、この絵があるのか」という配置そのものが重要に見えてきます。
2024年に303点、2025年にさらに248点を新発見
ナスカ研究は今も進んでいます。山形大学ナスカ研究所とIBM研究所は、航空写真をAIで解析して有望な場所を絞り込み、2024年9月に303点の新たな具象的地上絵を発見したと発表しました。AIを使うことで地上絵の発見率が大きく高まったとされています。
さらに2025年7月、2023~2024年の追加調査で248点を新発見したことを発表。これにより、確認された具象的な地上絵は合計893点になりました。人間、斬首された頭部、神官、猛禽類、リャマ、ネコ科動物、魚、トウモロコシなど多様なモチーフが含まれています。
特に興味深いのは、ある小道には人身供犠に関係する図柄、別の小道には猛禽類、さらに別の小道にはリャマというように、小道ごとにテーマ性が見られたことです。地上絵が物語やメッセージを伝えるように配置された可能性が強まっています。
番組を見る前に知りたい3つのポイント
- 地上絵だけを見ない:周辺の土器、供え物、人骨などが用途を考える手がかり
- 大きい絵と小さい絵を分けて見る:役割が異なった可能性がある
- 「どこにあるか」に注目:道や巡礼路との位置関係から意味が見えてくる
世界遺産そのものに興味がある人は、「世界遺産コインブラ大学」や「世界遺産に潜る|奄美・屋久島の謎」もあわせて楽しめます。
ペルーの遺物やミイラという切り口では、「クレイジージャーニー|東洋民俗博物館とペルーのミイラ」も関連テーマです。
地球ドラマチック「ナスカの地上絵」まとめ
2026年8月15日(土)19:00からの「地球ドラマチック 選 ナスカの地上絵 ~開かれる謎の扉~」は、巨大な地上絵そのものの不思議さだけでなく、砂漠で生きた古代人の社会・信仰・儀礼まで掘り下げる回です。語りは今井朋彦さん。
番組制作後も研究は進み、AIを使った調査によって数百点単位で新たな地上絵が見つかっています。「誰が描いたのか」から一歩進んで、地上絵をどのように使い、何を伝えようとしたのかへ研究の焦点が広がっている今だからこそ、再び見る価値のある内容です。
ナスカの地上絵に関するよくある質問
2026年8月15日は何時から?
NHK Eテレで19:00~19:45に放送予定です。
語りは誰?
俳優の今井朋彦さんです。
ナスカの地上絵は誰が描いた?
古代のナスカやその周辺で暮らした先住社会によって作られたと考えられています。特定の一人の作者がいたのではなく、長い期間にわたり多くの人々が制作した文化景観です。
何のために描いた?
一つの目的に限定するのは難しく、儀礼や巡礼、社会的な情報伝達など複数の役割があった可能性があります。近年の研究では、大型の線タイプと小型の面タイプで用途が異なる可能性が示されています。
最近も新しい地上絵は見つかっている?
はい。山形大学とIBMの研究では2024年に303点の新たな具象的地上絵を発表し、2025年にはさらに248点の新発見が発表されました。2025年時点で確認された具象的地上絵は893点とされています。
参考:放送局提供の公式番組データ(Gガイド)/山形大学 2024年9月発表/山形大学 2025年7月発表/UNESCO World Heritage Centre

