【AMP】「警告：ドキュメントに AMP コンポーネントの「script」タグが複数あります」の意味と改善方法
AMP（アンプ）はAccelerated Mobile Pagesの略であり、Webページの表示を高速にするための施策です。Googleが推奨しておりSEOにも関連します。WordPressブログであればプラグイン「AMP」によってAMP化は容易に行えるでしょう。
しかしAMP化すると問題が発生することも多々あるのです。該当箇所はGoogleのSearch Consoleで確認できます。本記事では、「警告：ドキュメントに AMP コンポーネントの「script」タグが複数あります」と表示された意味と、その改善方法を解説します。
「警告：ドキュメントに AMP コンポーネントの「script」タグが複数あります」の意味
AMPメッセージについては、まだまだ慣れていない人も多いのではないでしょうか。「ドキュメントにコンポーネントのscriptタグがある」というメッセージが出た場合の意味については、「AMPバージョンのURL」が一度に複数表示されるというものです。
具体的には、adsense header の「script」タグとsns header の「script」タグの二つを意味します。AMPに精通していないユーザーの中には「故障では？」と勘違いする人も多いかもしれませんが、あくまでも表示上の問題と理解しておくと良いでしょう。
「警告：ドキュメントに AMP コンポーネントの「script」タグが複数あります」の改善方法
では、警告として「ドキュメントに AMP コンポーネントの「script」タグが複数あります」と出た場合の改善方法はどのようなものなのでしょうか。そもそも、AMPのカスタマイズの内容について正確に理解しておくことが求められます。大まかにいえば、AMPのページ内にアドセンス広告を表示することとAnalyticsのトラッキングコードを実際に使うこと、そしてソーシャルボタンを表示することの3つが挙げられます。いずれのカスタマイズも、ある程度のネットワーク環境の知識を持つことで、可能なレベルといえるのではないでしょうか。
先述した通りのカスタマイズをしたことにより、ユーザーにとっての使いやすさや効果的なパフォーマンスが実現することになるのも事実です。しかしながら、実はこのカスタマイズすることで複数の「script」タグが生じます。ここでネットワーク環境に慣れていないユーザーは、「タグを削除してしまえば」と思うかもしれません。しかしながら、単純にタグを削除すればいいというほど簡単なものではありません。
実はここで必要となるのが、AMPプラグインとして知られる「AMP Analytics Options」 の設定です。エンジニアやプログラマーなどの専門知識を持った技術者でなければ多少難しいかもしれませんが、ビジネスでネットワークを使うケースが多いならば、把握しておきたいところです。
「聞いたことない」や「難しいのでは？」などと端から、AMPに抵抗感を示す人もいますが、慣れればそこまで難しいものでないといえるでしょう。設定の仕方も極めて簡単です。IDを採番するだけで後は自然に予めカスタマイズした手順に沿ってシステムが構築されていきます。
ユーザーがしなければならないのは、Google Analyticsから提供されるリアルタイムのレポートでのチェックだけです。仕上げの作業として、無事に不要な「script」タグが削除されたかどうかを確認するために「修正を検証」ボタンをクリックします。概ね24時間後に来る結果のメールに修正完了とあれば、一連の流れは無事に終了です。
