WordPressテーマの選び方とは?ブロックテーマ時代の選定基準を解説

結論からいえば、WordPressのテーマ選びはサイトのデザインだけでなく、表示速度やSEOのしやすさにも直結する重要な要素です。WordPressでブログやサイトを始めるとき、「どんなデザインにしようか」と迷う人は多いでしょう。WordPressでは「テーマ」を変えることで見た目が大きく変わりますが、同じWordPressで作ったサイトでも、テーマによって表示速度やSEO対策のしやすさには大きな差が出ます。この記事では、WordPressテーマの基本から、2026年現在の主流である「ブロックテーマ」の考え方、最適なテーマを選ぶコツまで解説します。

WordPressのデザイン・機能はテーマで決まる

WordPressは世界中で使われている人気のCMS(コンテンツ管理システム)です。同じWordPressで作ったサイトであっても、デザインはもちろん、ページの表示速度やSEO対策の状況まで、テーマによって大きく変わります。つまりWordPressサイトのパフォーマンスは、テーマの選択によって大きく左右されるのです。

WordPressテーマは、HTML・CSS・PHP・JavaScriptに加え、ブロックエディター上の操作によってもカスタマイズできます。初心者でも、まずは触りながらカスタマイズしてみることでWordPressへの理解が深まるというメリットがありますが、理想のデザインに近づけるには相応の時間がかかります。効率を重視するなら、最初からある程度自分の理想に近いテーマを選ぶことが大切です。

「ブロックテーマ」と「クラシックテーマ」の違い

近年のWordPressでは、「ブロックテーマ」と呼ばれるタイプのテーマが標準になりつつあります。ブロックテーマは「フルサイト編集(FSE)」に対応したテーマで、ヘッダーやフッター、投稿一覧のレイアウトといったサイト全体のデザインを、投稿編集画面と同じブロックエディターの操作で変更できるのが特徴です。WordPressの最新のデフォルトテーマである「Twenty Twenty-Five」もブロックテーマで、フルサイト編集に完全対応しています。

一方、従来からある「クラシックテーマ」は、デザインの変更にPHPテンプレートファイルの編集や、専用のカスタマイズ画面での設定が必要になります。現在使われている多くの有料テーマや高機能なテーマはクラシックテーマですが、WordPress全体の開発方針としては、今後ブロックテーマ・フルサイト編集への移行が進んでいく見込みです。新規にサイトを立ち上げる場合は、ブロックテーマに対応しているか、今後ブロックテーマへの移行が見込めるテーマかどうかも、選択時の判断材料のひとつになります。

無料テーマと有料テーマ、それぞれの特徴

WordPressのテーマには無料テーマと有料テーマがあります。「有料テーマのほうが優れている」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。自分のコンテンツやニーズにマッチしているのであれば、無料テーマのほうが適しているケースもあります。大切なのは、自分のコンテンツに必要な機能が備わっているかどうかです。ターゲットとするユーザー層に合ったデザインか、スマートフォンに対応しているか、検索機能は必要かなど、まずは必要な要素を書き出すところから始めると効率的です。

無料テーマには、WordPress公式の「Twenty Twenty-Five」のようなデフォルトテーマと、それ以外の無料テーマがあります。公式テーマは余計な装飾を排除したシンプルなデザインで、表示速度に優れているのが特徴です。一方、それ以外の無料テーマは、公式テーマをベースにしつつ、デザイン性やユーザビリティ、SEOへの配慮を加えたものが多く、その分だけ表示速度はやや低下しがちです。

有料テーマは、世界中の企業や個人によって開発・販売されています。内部SEOへの配慮や独自のカスタマイズシステム、豊富な付加機能などが評価され、無料テーマより高機能とされることが多いテーマです。初めて有料テーマを購入する場合は、サポートを受けやすい日本製のテーマや、解説記事が豊富な有名テーマを選ぶと、つまずいたときに情報を探しやすくおすすめです。

テーマを選ぶときに押さえておきたいポイント

テーマ選びは、サンプルサイトのデザインを見て好みで決めても問題ありません。自分好みのデザインは、日々の更新意欲にもつながります。テーマは後から変更することも可能ですが、テーマによっては設定やレイアウトが思い通りに引き継がれない場合があるため、注意しておきましょう。

一方、サイトで収益を上げることを目的とする場合は、デザイン性だけでテーマを選ぶことはおすすめできません。特に重要なのが「表示速度」です。表示速度が遅いとユーザーの離脱につながりやすく、検索順位にも影響します。テーマのサンプルサイトのURLをPageSpeed Insightsなどの計測ツールにかけることで、客観的な数値として表示速度を確認できます。表示速度とテーマの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

「デザイン性とユーザビリティ」も重要な観点です。ここでいうデザインは自分の好みではなく、ユーザー目線で選ぶことを意味します。たとえばターゲット層が女性であれば、男性的なデザインは避けたほうがよいでしょう。ターゲット層がどのようなデザインを好むかは、競合サイトを調査・研究することで見えてきます。ユーザビリティについても同様で、たとえば年配の読者が多いコンテンツであれば、見やすいレイアウトや大きめのフォントサイズを意識しましょう。

「コンテンツとの親和性」も大切なポイントです。これは、自分が更新していくコンテンツの内容に合ったテーマを選ぶという考え方です。たとえば雑記ブログのように多くのジャンルを扱う場合は、カテゴリーやタグを整理しやすい機能を備えたテーマが適しています。

まとめ:完全に一致するテーマは存在しない

WordPressテーマには無料・有料、クラシックテーマ・ブロックテーマといった違いがあり、自分のコンテンツに合ったテーマを選ぶことが大切です。とはいえ、すべての要件にぴったり一致するテーマを見つけるのは簡単ではありません。どのテーマにも一長一短があるため、最終的には自分でカスタマイズすることも視野に入れて検討するとよいでしょう。テーマを決めたあとのカスタマイズや運営については、以下の記事も参考にしてください。

このテーマの関連記事はこちら