「style amp-customにi-amphtml- name prefixが含まれています」エラーの意味と直し方【AMP終了後の対応も解説】

WordPressでAMP化したサイトをSearch Consoleで確認していると、「エラー:タグ「style amp-custom」内のテキストに「CSS i-amphtml- name prefix」が含まれていますが、これは許可されていません」という表示が出ることがあります。見慣れない英語混じりのメッセージで、何が問題なのか分かりにくいかもしれません。この記事では、このエラーの意味と具体的な直し方を解説します。あわせて、AMPの位置づけが大きく変わった現在、このエラーにどこまで時間をかけて対応すべきかについても触れます。

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このエラーは何を指しているのか

「style amp-custom」と「i-amphtml-」プレフィックスとは

AMP対応ページでは、見た目をデザインするためのCSSを次のような専用タグの中にまとめて記述します。

<style amp-custom></style>

このタグの中に書かれたCSSの中に「i-amphtml-」から始まるクラス名が含まれていると、今回のエラーが表示されます。「i-amphtml-」というプレフィックス(接頭辞)は、AMPのフレームワーク自身が内部処理用に予約している名前空間です。サイト側が独自に同じ名前のクラスを定義してしまうと、AMPの内部処理と衝突する可能性があるため、AMPの仕様によって使用が禁止されています。

なぜ自分のCSSにこのクラス名が含まれているのか

多くの場合、サイト運営者が意図的に「i-amphtml-」というクラス名を書いているわけではありません。テーマやプラグイン、あるいは過去にコピーしたCSSの中に、たまたまこの文字列で始まるクラスが含まれていたというケースがほとんどです。「-amp-」や「i-amp-」から始まるクラス名も同様に予約語として禁止されているため、同じ理由でエラーになることがあります。

対処の手順

手順1:該当するクラス名のCSSを特定する

Search ConsoleのAMPレポートからエラーが出ているページを開き、AMPのソースコード内にある<style amp-custom>タグの中身を確認します。「i-amphtml-」「-amp-」「i-amp-」のいずれかから始まるクラス名を含むCSSの記述を探してください。

手順2:該当クラスのCSS定義を削除する

該当するクラス名が見つかったら、そのCSSの記述(セレクタごと)を削除します。クラス名を別の名前に変更するのではなく、削除するだけにとどめてください。クラス名を変更すると、そのクラスを参照している別の箇所との整合性が崩れ、新たなエラーや表示崩れにつながる可能性があります。

手順3:Search Consoleで修正を検証する

修正後は、まず1ページだけ反映させて様子を見るとよいでしょう。Search ConsoleのAMPレポートから該当ページを選び、「公開URLをテスト」で修正が反映されているかを確認します。問題がなければ、同じCSSを使っている他のページにも修正を反映させ、最後にSearch Console上で「修正を検証」を実行して再検証をリクエストしてください。結果は数日からメールで通知されます。

そもそも、今からAMPエラーに対応する価値はあるのか

Googleはすでにモバイル検索の優遇条件からAMPを切り離しており、AMPに対応していなくても通常のページとして検索結果に表示されるようになっています。AMP対応そのものが評価される時代ではなくなっている、という前提を踏まえておく必要があります。

そのため、AMP関連のエラーがいくつも表示されているサイトでは、CSSのクラス名を一つずつ調べて削除するよりも、「AMP配信自体をやめて通常ページの表示速度を改善する」方向に切り替えたほうが、結果的に手間が少なく済むことも多くあります。AMPを外す際の具体的な手順や注意点は、こちらの記事でも解説しています。AMPをやめたあとに重視すべき指標については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

一方で、AMPページからの広告収益が一定の割合を占めているなど、すぐにAMPをやめる判断が難しい場合は、今回のように該当箇所のCSSを削除するだけで解決できますので、まずはこの方法で対応してみてください。

まとめ

  • 「style amp-custom」内に「i-amphtml-」「-amp-」「i-amp-」から始まるクラス名のCSSがあると、AMPの予約名と衝突するためエラーになる
  • 対処方法は該当クラスのCSS定義を削除するだけ。クラス名の変更は別のエラーを招くおそれがあるため避ける
  • 修正後はSearch Consoleの「公開URLをテスト」と「修正を検証」で反映を確認する
  • AMPはすでに検索順位の優遇要素ではなくなっているため、エラー対応に時間がかかるならAMP自体をやめてCore Web Vitals対策に切り替えるのも有力な選択肢

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