
「amp-auto-ads extension .js scriptタグが複数回使用されています」エラーの直し方とAMPを外すべき理由
Search Consoleで「タグ「amp-auto-ads extension .js script」がドキュメントで複数回使用されています」というエラーを見つけて困っていませんか。これはAMPページ内に同じタグが2回以上記述されていることが原因で、コピー&ペーストのミスや、テーマ・プラグインによる自動挿入と手動コードの重複などでよく発生します。この記事では原因の切り分け方と修正手順を解説しますが、あわせて知っておきたいのが「今もAMPを維持し続ける必要があるか」という視点です。結論として、2026年現在のGoogle検索ではAMPの優位性はほぼ消滅しており、エラーを1つずつ修正するよりもAMPを外すほうが合理的な場面が増えています。
目次
【前提】2026年現在、AMPはほぼ役目を終えている
かつてAMPはGoogle検索の「トップニュース」カルーセルに表示されるための事実上の必須条件でした。しかし2021年6月のページエクスペリエンスアップデートでその状況は大きく変わりました。GoogleはAMPなしでもCore Web Vitalsを満たすページをトップニュースの対象にすると発表し、検索結果に表示されていた稲妻アイコンも廃止されました。
現在、検索結果上でAMPページと通常ページの間に有利・不利の差はほぼありません。一方でAMPは通常版とAMP版の2本立てで管理し続ける必要があり、今回のような広告タグの重複エラーもその管理コストの一例です。エラーが出るたびに対処するより、AMPそのものを外して通常ページに一本化したほうが、長期的には手間が減ります。
まず判断したいこと
これからAMPを「直して維持する」のか、「外す」のかを先に決めましょう。特定の広告配信や計測の要件がない限り、AMPプラグインを停止して通常ページに一本化するほうが長期的に管理がシンプルになります。AMPを外したことで検索流入が減少したという事例はほとんど報告されていません。
以下では、特別な事情があってAMPを維持する方向けに、このエラーの意味と直し方を説明します。
「amp-auto-ads extension .js scriptタグが複数回使用されています」エラーの意味
amp-auto-adsの拡張スクリプトタグは、AMP仕様上1つのページに1回しか記述できません。このタグが複数回記述されていると、AMPページとして無効と判定され、このエラーメッセージが表示されます。
主な原因は次の3つです。
- WordPressのテーマやプラグインがタグを自動挿入しているのに、手動でも同じタグを追加してしまった
- 記事の作成・編集中にコピー&ペーストで同じコードを2回貼り付けてしまった
- 古いAMPキャッシュが残っており、修正前の状態が反映され続けている
エラーが出ている間はそのページがAMPとして扱われませんが、通常版のページの表示には影響しません。あわてず、原因を順番に確認していきましょう。
エラーの改善方法
1. テーマ・プラグインの広告自動挿入設定を確認する
使用しているテーマやAMPプラグインに「広告を自動配置する」機能がある場合、その設定と手動で追加したコードが重複している可能性があります。広告配置を一旦「自動」から「手動」に切り替え、エラーが解消するか確認してください。あわせて、最近テーマを変更したりアップデートしたりしていないか、変更履歴も振り返ってみましょう。
2. 重複しているタグを検索して削除する
上記で改善しない場合は、記事のHTMLソース内を「amp-auto-ads」で検索し、同じタグが2回以上挿入されていないか確認します。見つかった場合は、後から記載されている方のタグを削除してください。Google Analyticsなど他の計測コードを後から追加した際に、誤って重複させてしまうケースもよくあります。
3. 全角スペースの混入をチェックする
コードをコピー&ペーストする際に、誤って全角スペースが紛れ込んでいることがあります。タグの仕様としてamp-auto-adsはAMP JSライブラリより前の行に記述する必要があるため、全角スペースによってタグの位置や記述順序が崩れていないかもあわせて確認し、見つかった全角スペースは半角スペースに置き換えてください。
4. AMPキャッシュをクリアして再確認する
修正後にエラー表示が変わらない場合は、AMPキャッシュが残っている可能性があります。キャッシュプラグインやAMPプラグインのキャッシュを削除したうえで、Search Consoleの「AMPページのテスト」を再実行し、「有効なAMPページです」と表示されるか確認しましょう。
AMPを外す場合の速度対策
AMPを外した後に気になるのが表示速度の問題です。AMPがなくても高速なサイトは作れます。ポイントは2つあります。ひとつはページ側の最適化(不要なCSS・JavaScriptの削減や画像の軽量化)、もうひとつはサーバー環境です。
ページ速度の具体的な改善手順は以下の記事でまとめています。サーバーの応答時間(TTFB)が遅い場合は根本的な改善に限界があるため、サーバー環境も合わせて見直すと効果的です。
まとめ
「amp-auto-ads extension .js scriptタグが複数回使用されています」は、AMP仕様で1回しか使えないタグが重複しているときに表示されるエラーです。テーマ・プラグインの自動挿入設定、コードの重複、全角スペース、AMPキャッシュの順に確認すれば、多くの場合は解消できます。
ただし2026年現在、AMPは検索上の優位性をほぼ失っています。特別な事情がなければ、AMPを外して通常ページに統一し、表示速度をページ改善とサーバー環境で確保するアプローチが現実的です。
AMP関連の他の記事もあわせてご参照ください。
- AMP(アンプ)とは何か?googleが採用したAMPのメリットとデメリットを超簡単に解説!
- 【AMP廃止後も有効】「AMPコンポーネントのscriptタグがありますが使用されていません」エラーの意味と対処法
- AMP対応したWordPressブログにAdSense広告を掲載するまでの最短ステップ

