こころの時代「宗教は戦争にどう関わってきたのか」後編|戦後の責任と国家・宗教の反省【8月31日】|8/31 22:50

2026年8月31日(月)22時50分からNHK Eテレで「こころの時代 選 徹底討論vol.12 宗教は戦争にどう関わってきたのか(後編)」が放送されます。2025年12月21日に初回放送された回のアンコールです。

前編が「なぜ宗教は戦時体制に組み込まれていったのか」を歴史的にたどったのに対し、後編は戦後へ視点を移します。宗教は自らの戦争協力をどう認識したのか、戦前・戦中の国家と宗教の関係への反省は現代に生かされているのか。6人の宗教者・研究者が議論を深めます。

「宗教は戦争にどう関わってきたのか(後編)」放送日時・出演者

番組こころの時代 選 徹底討論vol.12 宗教は戦争にどう関わってきたのか(後編)
放送局NHK Eテレ
放送日時2026年8月31日(月)22:50~23:50
初回放送2025年12月21日(日)
出演島薗進、小原克博、三好千春、廣瀬卓爾、近藤俊太郎、永岡崇
語り結城さとみ

NHKの公式番組ページは検索時にrobots.txtで本文取得ができなかったため、放送日時と今回内容は公式SI番組情報を利用する番組表、初回放送時の出演者所属機関・宗教系公式媒体の告知で照合しました。番組表でも8月31日22時50分~23時50分のアンコールと案内されています。

後編の中心テーマ|宗教は戦争協力の責任を戦後どう捉えたのか

後編で最も重要な問いは、戦争が終わったあと宗教側が何を反省し、何を反省しきれなかったのかという点です。初回放送時の案内では「宗教は戦争に積極的に関わった自らの責任を、戦後、どのように認識してきたのか」が主要論点として示されています。

ここで問われるのは、単に過去の声明や謝罪の有無ではありません。戦時協力を生んだ国家との距離、宗教団体の組織構造、社会から求められる役割が戦後にどう変わったのかを検証することが、現在の政治と宗教を考える土台になります。

前編との違い|明治~戦時体制から「戦後の反省」へ

前編では、植民地主義が台頭する明治期から、キリスト教・仏教などが戦時体制に組み込まれていく過程が話し合われました。後編はその続きとして、戦後に各宗教がどのような責任認識を持ち、国家と宗教の関係をどう捉え直したのかへ進みます。

前編の論点を先に確認したい方は、サイト内のこころの時代「宗教は戦争にどう関わってきたのか」前編をあわせて読むと、後編の議論が追いやすくなります。

前編=「なぜ協力したのか」、後編=「その責任を戦後どう受け止め、現在へ生かしているのか」と整理すると、2回の役割分担が分かりやすくなります。

出演者6人の立場|宗教学・キリスト教・仏教・新宗教を横断

討論には宗教学者の島薗進さん、牧師で同志社大学学長の小原克博さん、カトリック修道者で南山大学教授の三好千春さん、浄土宗僧侶で佛教大学名誉教授の廣瀬卓爾さん、本願寺史料研究所研究員の近藤俊太郎さん、新宗教研究者で駒澤大学准教授の永岡崇さんが参加します。

異なる宗教・宗派と研究者を同じ場に置く意味は、「特定の教団だけが悪かった」という単純な整理を避けることにあります。近代国家の制度、植民地主義、戦時動員、戦後社会という共通の歴史の中で、それぞれがどう行動したかを比較できます。

三好千春が語るカトリックの戦時協力と靖国参拝の論点

初回放送時のカトリック系公式媒体の案内では、三好千春さんが2024年秋から2025年3月にかけて、日本のカトリック教会と戦争を検証する連載を行ったことが紹介されています。前編では、靖国参拝に対する教会の考え方の変化など、カトリックの立場から戦時協力について語りました。

後編では、こうした個別宗派の歴史を「戦後に反省は制度や実践へ結びついたのか」という問いへつなげて見ると、討論のポイントが分かりやすくなります。

なぜ2026年に見る価値がある?政治と宗教の距離を考える材料

このシリーズは、旧統一教会問題などを背景に、宗教と政治の関係を徹底討論する流れの中で制作されました。戦争協力を80年以上前の歴史として閉じるのではなく、「国家と宗教はどの距離を保つべきか」「宗教団体は政治や社会へどう関わるべきか」という現在の問題につなげています。

意見が分かれるテーマだからこそ、番組では複数の専門家の立場を並べて検討します。視聴者側も、特定の発言だけを結論とせず、それぞれが何を根拠に責任や反省を語っているかを見ることが重要です。

戦争と宗教を扱う「こころの時代」関連記事

広島原爆と宗教者の行動を個人史から考えたい場合は、こころの時代「アルペ神父と広島」も関連します。今回の徹底討論が国家・宗教制度という大きな構造を扱うのに対し、アルペ神父の回は被爆者救護や「他者のために生きる」という実践から戦争と信仰を考えます。

同じ前編については別角度の記事明治の植民地主義・国家と宗教を徹底討論もあり、前後編を通して論点を整理したい場合に役立ちます。

見逃し配信はどこで確認する?

NHKの総合・Eテレ番組はNHK ONEで同時・見逃し配信の対象になる場合があります。今回のアンコール放送についても、配信対象・視聴期限はNHK ONEの番組表示を確認するのが確実です。

初回放送時には1週間の見逃し配信が案内されていましたが、アンコール回で同じ条件になるとは限りません。8月31日放送後は番組名で検索し、表示される期限を確認してください。

よくある質問

後編はいつ放送?

NHK Eテレで2026年8月31日(月)22時50分から23時50分まで放送予定です。2025年12月21日初回放送のアンコールです。

後編では何を討論する?

宗教が戦争協力の責任を戦後どのように認識してきたのか、国家と宗教の関係への反省が現代に生かされているのかを検証します。

出演者は誰?

島薗進、小原克博、三好千春、廣瀬卓爾、近藤俊太郎、永岡崇の6人が討論に参加し、語りは結城さとみさんです。

前編との違いは?

前編は明治期から戦時体制に組み込まれていく過程、後編は戦後の責任認識と反省、現代への継承が中心です。

まとめ

「こころの時代 徹底討論vol.12 宗教は戦争にどう関わってきたのか(後編)」は、戦争協力そのものだけでなく、その後の責任認識と反省を問う回です。前編で歴史の過程を押さえたうえで見ると、「反省は現在の政治と宗教の関係へどう生かされているのか」という番組の核心がより見えやすくなります。

このテーマの関連記事はこちら