突撃!カネオくん|スペースシャトルの製造にも接着剤?意外な活躍の場を予習|10/11 18:05
10月11日(日)18時05分からNHK総合で放送予定の「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」は、暮らしやものづくりを支える接着剤がテーマです。
番組情報には、日常用品だけでなくスペースシャトルの製造や世界遺産の修復でも接着剤が活躍するとあります。宇宙船ほど過酷な環境で「本当に接着剤で大丈夫なの?」と気になった方へ、放送前に確認できる公的資料から仕組みを整理しました。
番組がどの部品や工程を取り上げるかは予告では特定されていません。ここでは番組内容を先回りして断定せず、JAXAとNASAが公開しているスペースシャトルの接着技術を中心に予習します。
突撃!カネオくん「接着剤のヒミツ」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月11日(日)18:05〜18:45 |
| 放送局 | NHK総合 |
| テーマ | こんな場所でも大活躍!接着剤のヒミツ |
| 司会 | 有吉弘行、田牧そら |
| ゲスト | 小木博明、菅田愛貴、橋本じゅん |
| 語り | ノブ |
GガイドとJ:COMの番組情報では、接着の仕組みや種類に加えて、スペースシャトル製造、世界遺産修復、水や海藻が関わる「キレイにはがせる接着剤」、接着剤を使ったアート、日常の補修術などが紹介される予定です。
今回のテーマ全体を先に押さえたい方は、突撃!カネオくん「接着剤のヒミツ」全体ガイドもあわせてご覧ください。出演者を確認したい場合は接着剤特集の出演者・ゲストまとめに整理しています。
スペースシャトルにも接着剤は本当に使われていた?
使われていました。 JAXAの「スペースシャトルに接着剤は使われていますか」というQ&Aでは、スペースシャトルの構造材で複合材料を使う部分や、機体表面のタイルの接着に接着剤が用いられていると説明されています。
宇宙機というと、ボルトやリベットのような金属製の固定具だけで組み立てられている印象を持ちやすいかもしれません。しかしJAXAは、航空宇宙分野では軽量化のために複合材料が増え、それらを貼り合わせるために接着剤が一般的に使われているとしています。
接着は単に「手軽だから」採用されるものではありません。広い面積で部材同士を固定できることや、固定具だけに力を集中させずに荷重を受け持たせられることが、航空宇宙のような厳しい条件で重要になります。
JAXAが説明する「タイルの接着」とは
JAXAの資料で特に具体的なのが、スペースシャトル・オービタの耐熱タイルです。オービタ本体は飛行中の荷重などでわずかにたわむ一方、セラミック系のタイルは硬くてもろいため、その変形を直接受けると壊れるおそれがあります。
そこで機体とタイルの間に、SIP(Strain Isolation Pad、歪み伝達絶縁パッド)というノーメックス・フェルト材を挟みます。JAXAは、このSIPを介した部分をRTVシリコン接着剤で接着すると説明しています。
つまり「タイルを機体に強力に貼り付ければ終わり」ではなく、機体側の動きや温度変化からタイルを守る層を設け、その層も含めて接着技術で支える構造です。接着剤が構造全体の一部として機能していることが分かります。
NASA資料でもRTV接着剤による固定を確認
NASA Ames Research Centerの材料データベースにも、SIPはスペースシャトルの熱防護システムで使われるノーメックス・フェルトのパッドで、タイルとSIP、さらにその組み立て体とオービタ構造をRTV接着剤で固定すると記載されています。
このNASA資料は、SIPの役割を「硬いセラミックタイルに応力が集中して破損するのを防ぐため」と説明しています。接着剤だけを見るのではなく、タイル、SIP、機体構造をどうつなぐかという設計全体が重要だったわけです。
なぜボルトではなく接着剤が活躍するの?
接着剤の利点の一つは、面で力を受けられることです。ボルトやリベットは非常に信頼性の高い固定方法ですが、穴を開ける必要があり、固定点に荷重が集まりやすい特徴もあります。
一方、接着は接合面全体に力を分散させやすく、異なる材料同士を組み合わせる場面でも使えます。JAXAが紹介するスペースシャトルの例では、金属の機体、柔軟なSIP、硬いタイルという性質の異なる材料を一つの熱防護システムとして成立させるために接着が重要でした。
約0.20mmという薄さにも理由がある
JAXAのQ&Aでは、RTVシリコン接着剤を約0.20mmの厚さに塗ると説明されています。薄くするのは重量増を抑えるだけでなく、大気圏突入時や軌道上で生じる温度差による熱膨張・熱収縮を小さくする狙いもあるとされています。
宇宙機では、一つひとつの材料の重さが積み重なると大きな負担になります。同時に、高温と低温を行き来する環境では、材料が温度によって伸び縮みすることも無視できません。
家庭で接着剤を使うときには「たっぷり塗れば強そう」と考えがちですが、スペースシャトルでは必要な性能を出しながら余分な重量や変形を増やさないよう、厚さまで管理されていたことが興味深い点です。
「製造にも接着剤」の見どころはどこ?
番組予告は、スペースシャトルの製造で接着剤が活躍すると案内しています。ただし、放送前の番組情報だけでは、番組がJAXAやNASAの耐熱タイルと同じ事例を取り上げるのか、別の接着工程を紹介するのかは分かりません。
そのため放送を見るときは、「どこに接着剤を使っているのか」「接着する相手は何と何か」「ボルトなどの固定方法ではなく接着が選ばれた理由は何か」という3点に注目すると、技術の意味をつかみやすくなります。
接着剤には用途ごとに性質の違いがあります。今回の特集で登場する種類を整理したい方は、突撃!カネオくん|接着剤の種類と特徴も参考にしてください。
世界遺産の修復でも接着剤が活躍
今回の予告には、スペースシャトルと並んで世界遺産の修復も登場します。宇宙機と文化財はまったく別の分野に見えますが、どちらも「元の材料を生かしながら、必要な部分を確実につなぐ」という点で接着技術が力を発揮します。
番組が取り上げる修復対象は放送前の予告では公表されていません。世界遺産修復の背景や、確認できる実例については突撃!カネオくん|世界遺産の修復に使われる接着剤で分けて紹介しています。
放送前に押さえたいポイント
スペースシャトルで接着剤が使われていたこと自体は、JAXAとNASAの資料で確認できます。特に耐熱タイル周辺では、硬いタイルと機体の間にSIPを挟み、RTV接着剤で固定する構造が採用されていました。
一方で、10月11日の「突撃!カネオくん」がどの工程を映像で紹介するかは予告だけでは分かりません。放送では、接着剤の種類、接合する材料、採用理由、作業工程がどこまで見せられるのかが大きな注目点になりそうです。
参考にした情報
- Gガイド「有吉のお金発見 突撃!カネオくん こんな場所でも大活躍!接着剤のヒミツ」
- JAXA「スペースシャトルに接着剤は使われていますか」
- NASA Ames Thermal Protection Materials Database「Strain Isolator Pad (SIP)」
- J:COMテレビ番組表「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」
よくある質問
スペースシャトルに接着剤は本当に使われていたのですか?
はい。JAXAとNASAの公開資料では、スペースシャトルの耐熱タイル周辺などでRTV接着剤が使われていたことが確認できます。
接着剤は耐熱タイルを直接機体に貼るためだけに使うのですか?
JAXAとNASAの資料では、タイルと機体の間にSIPという歪みを逃がすパッドを設け、その組み立てにRTV接着剤を使う構造が説明されています。
10月11日の放送で紹介される接着箇所は判明していますか?
放送前の番組情報では、スペースシャトル製造で接着剤が活躍することまでは案内されていますが、具体的な部品や工程までは特定されていません。
まとめ
10月11日の「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、接着剤の意外な活躍例としてスペースシャトル製造が予告されています。
JAXAとNASAの資料からは、スペースシャトルの耐熱タイル周辺でSIPとRTV接着剤が使われ、機体の変形や温度差から硬いタイルを守る仕組みが確認できます。番組で紹介される具体例は放送前には未公表なので、放送では「どこを、何のために、どの接着剤でつなぐのか」に注目すると楽しみやすいでしょう。

