男性の平均年収はどの程度なのか
男性の平均年収はどの程度なのか
社会で働いている男性が気にしているポイントとなっているのが、世間の男性の平均年収と自分がその年収に近いのかどうかです。そこで今回は、男性の平均年収がどの程度になっているのか年代も踏まえて紹介していきます。
総合的な平均年収について
平成25年度の調査では、日本で働いている男性の数はおよそ2700万人程度だと推定されています。そんな働いている男性を年代に関係なく総合した結果の平均年収は、およそ511万円程度となっているようです。
これは女性の社会進出が進んでも日本の社会は男性が中心となって働いている傾向が強い点や、男性の多くが正社員として働いている傾向がみられている点などが挙げられています。
このため同じように働いている女性と比較しても平均年収は男性の方が高くなりやすいため、このような数値になっているのではないかと考えられているのです。
ちなみに平均年収の中央値としてはおよそ300万円から400万円程度だとされており、人によってこの数値を高いと見るか低いと見るかが異なっています。
年代別の平均年収
働いている男性の平均年収を年代で比較してみると、20代がおよそ267万円から371万円、30代が437万円から500万円、40代は620万円程度と年齢が高くなるにつれて平均年収も高くなる傾向がみられています。
理由としては年齢とともに仕事の知識や経験を積み重ねていくことで役職を与えられたり、年功序列制度で徐々に年収が上がっていることが考えられています。
ほかにも男性の場合は結婚すると一家の大黒柱として稼いでいかなければならず、女性のように産休や育休を取得するケースが少ない点も平均年収に影響しているのではないかと言われています。
男性の中で最も平均年収が高いのは50代前半の640万円程度で、55歳以上になると仕事を辞める人も増えてくることから徐々に平均年収が下がっていく傾向があります。
仕事内容によっても大きく異なる男性の平均年収
このように男性の平均年収は500万円以上あることが統計などで証明されているものの、職種や業種によって平均年収に大きなばらつきがみられています。
例えばIT関係の仕事であれば30代の男性でも600万円以上の平均年収が見込めるのに対して、一般的なサラリーマンの場合は400万円から500万円程度が平均年収です。
さらに人によっては20代30代でも200万円以下の収入という職種や業種もありますし、起業している人の中には1億稼いでいるという人もいます。
そのため男性の平均年収はあくまでも総合的な数値であり、職種や業種などの要素も全てまとめられたものである点を理解しておく必要があります。
男性の平均年収は500万円が目安
このように、働いている男性の平均年収は年齢や業種・職種などもまとめるとおよそ511万円程度とされています。このため現在働いている男性はこの数値を目安に、自身の仕事や収入を見直したり転職を検討することがおすすめです。