Python 2系と3系の違い|今から学ぶなら3系を選ぶべき4つの理由

Pythonはシンプルな文法と高い汎用性から、プログラミング入門者にも選ばれることが多い言語です。ただし「Python 2系」と「Python 3系」という2つのメジャーバージョンが存在し、初めて学ぶ際にどちらを選べばいいか迷う方も少なくありません。この記事では、両者の違いを4つのポイントで整理し、今から始める人が選ぶべきバージョンを解説します。

ポイント1|Pythonのバージョンの歴史

Pythonは1991年に誕生した言語です。1994年にバージョン1系、2000年に2系、そして2008年に3系がリリースされました。つまり3系のほうが新しく、現在の標準バージョンです。

重要なのは、Python 2系は2020年1月をもって公式サポートが終了しているという点です。セキュリティパッチを含む更新が提供されなくなっており、新規に2系を選ぶ理由はほぼありません。

2系と3系には互換性がない

Python 2系と3系の間には互換性がありません。2系で書かれたコードが3系の環境でそのまま動かないケースがあり、逆も同様です。変換ツールは存在しますが完全ではなく、手動修正が必要になることがあります。

このためレガシーな2系のコードをメンテナンスする業務に関わる可能性がある場合は、2系の書き方も知っておくとスムーズです。ただし新規に書くコードは3系で問題ありません。

ポイント2|ライブラリの対応状況

ライブラリとは、よく使う処理をまとめた再利用可能なファイル群です。データベース接続やログ出力など、毎回ゼロから書くと手間のかかる処理をライブラリで簡単に呼び出せます。

Python 3系がリリースされた当初はライブラリの対応が不十分でしたが、現在はほぼすべての主要ライブラリが3系に対応しています。2系にしか対応していないライブラリはむしろ少なくなっており、この点でも3系を選ぶメリットが大きいです。

ポイント3|仕事現場での採用バージョン

開発現場では、2系のサポート終了を受けて3系への移行が進んでいます。新規開発プロジェクトでは3系が標準となっており、求人票でもPython 3系の経験を求めるケースが増えています。

一方で、古いシステムが2系のまま稼働していてメンテナンスを必要とする職場もゼロではありません。ただし転職・就職を目指す段階では、まずPython 3系を身につけることを優先するのが現実的です。

ポイント4|入門書・スクールのバージョン対応

新しく出版されたPython入門書やプログラミングスクールのカリキュラムは、ほぼ例外なくPython 3系を採用しています。2系を主軸にした新刊はほとんど見かけません。

参考書やスクールを活用して学ぶ場合も、自然と3系の環境で学ぶことになります。わかりやすさや学習のしやすさを重視するなら、教材選びに特別なバージョン確認は不要です。

Python 2系・3系の結論:今から始めるなら3系一択

Python 2系はサポートが終了しており、新規に学ぶ理由はほとんどありません。ライブラリ対応・仕事現場・学習教材のどの観点からも、今から始めるならPython 3系を選ぶのが正解です。

唯一2系を知っておく意味があるとすれば、既存の2系コードを保守・改修する業務に携わる場合です。そのような職場環境でなければ、最初から3系に集中して問題ありません。まずインストールして動かしてみることが、学習の一番の近道です。

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