【Windows】Pythonのインストール方法|2系は終了したので3系を入れよう

「プログラミングを始めたいからPythonを入れたい」「ネットの古い記事を見てPython2系を入れようとしている」——もしそうなら、まずこの最初の数行だけでも読んでください。Python2系は2020年1月にサポートが終了しており、今から新しく入れる必要はありません。これから学ぶ人がインストールすべきなのは、現役で開発が続いているPython3系です。

この記事では、Windows10/Windows11のパソコンにPython3系を公式サイトから安全にインストールする手順を、初心者の方にもわかるようにやさしく解説します。インストール後の動作確認や、初心者がつまずきやすい「pythonが認識されない」エラーへの対処までまとめました。

なぜPython2系ではなく3系を入れるのか

かつてPythonには「2系」と「3系」という2つの系統があり、長いあいだ両方が並行して使われていました。しかしPython2系(最後のバージョンは2.7)は、2020年1月1日に公式のサポートが終了しています。これ以降は、たとえ深刻なセキュリティ上の問題が見つかっても、公式では修正されません。

そのため、これからPythonを学ぶ人や新しくプログラムを書く人が、わざわざ2系を入れる理由はありません。学習教材も、ライブラリ(後から追加する便利な機能のかたまり)も、今はほぼすべて3系を前提にしています。迷う余地はなく、入れるべきは3系だと考えてください。

2系と3系はどう違う?
3系は2系とあえて互換性を切って作り直された新しい世代です。文字の扱いや一部の書き方が変わっており、2系向けの古いコードがそのままでは動かないこともあります。とはいえ、これから学ぶ分には「3系が当たり前」なので、違いを気にする必要はありません。もっとくわしく知りたい方は Python2系と3系の違い|初心者が選ぶときに役立つ4つのポイント もあわせてどうぞ。

なお、Macには古いPythonが最初から入っていることがありますが、それも学習用にはそのまま使わず、公式の最新3系を入れ直すのが安心です。この記事ではWindowsへのインストールを中心に解説します。

手順1:公式サイトからPython3系をダウンロードする

まずはPythonの公式サイトにアクセスします。ダウンロードは必ず公式から行ってください。

Python公式ダウンロードページ(python.org/downloads)

ページを開くと、Windows向けの最新版を案内するボタンが表示されます。執筆時点での最新の安定版はPython3.14系ですが、バージョン番号は更新されていきますので、「3」から始まる最新版を選べば問題ありません。表示されているダウンロードボタンをそのまま押せば、お使いのWindowsに合ったインストーラーが手に入ります。

(ここに画像:python.org のダウンロードページと最新版ボタン)

「Python install manager」について
近年、Windows向けのインストール方法は、従来のインストーラーから新しい「Python install manager(インストール管理ツール)」へ移行が進んでいます。Microsoft Store から入れる形で、複数バージョンの管理がしやすいのが特長です。公式ページの案内に従えばどちらでも導入できますが、初めての方は、ページ上部に表示される標準のダウンロードボタンから進めれば大丈夫です。

32bitと64bitはどちらを選ぶ?

昔は「32bit版か64bit版か」を自分で選ぶ必要がありましたが、今は公式ページの標準ボタンから入れれば自動的に適切なものが入るため、基本的に意識する必要はありません。現在のWindows10/11はほとんどが64bitです。

もし自分のパソコンが何bitか確認したい場合は、次の手順で調べられます。

  • スタートボタンを右クリック → 「システム」を開く
  • 「システムの種類」の欄に「64ビット オペレーティング システム」などと表示される

手順2:インストーラーを起動して進める

ダウンロードしたインストーラー(.exeファイル)をダブルクリックして起動します。ここで初心者がいちばん見落としやすい、しかし最も重要なポイントがあります。

最初の画面で「Add python.exe to PATH」に必ずチェックを入れる
インストーラーの最初の画面の下のほうに、このチェックボックスがあります。ここにチェックを入れておかないと、後でコマンドから python と打っても「認識されていません」というエラーになります。忘れずにチェックしてください。

チェックを入れたら、「Install Now(今すぐインストール)」をクリックします。あとは自動で進み、完了画面が出れば終了です。特別な理由がなければ、設定を変えずに標準のまま進めて問題ありません。

(ここに画像:インストーラー最初の画面/「Add python.exe to PATH」のチェック位置)

(ここに画像:「Install Now」をクリックする画面)

(ここに画像:インストール完了(Setup was successful)の画面)

手順3:きちんとインストールできたか確認する

インストールが終わったら、正しく入ったか確認しましょう。スタートメニューを開いて、アプリ一覧に「Python 3.x」というフォルダが追加されていれば、まずは成功です。

さらに確実に確認するには、コマンドプロンプトを使います。

  1. スタートメニューで「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を開く
  2. python --version と入力して Enter キーを押す
  3. Python 3.14.x のようにバージョンが表示されれば、インストール成功です

(ここに画像:コマンドプロンプトで python –version を実行しバージョンが表示された画面)

IDLEを起動してみる

Pythonには「IDLE(アイドル)」という、最初から付いてくる簡易なプログラミング環境があります。スタートメニューの「Python 3.x」フォルダの中から「IDLE」を選んで起動してみましょう。ここに print("Hello") と打って Enter を押し、Hello と表示されれば、Pythonがきちんと動いています。これで学習を始める準備は完了です。

「pythonが認識されていません」と出るときは

インストールしたのに、コマンドプロンプトで python と打つと「‘python’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」と表示されることがあります。これは初心者が非常によくつまずくポイントで、ほとんどの場合インストール時に「Add python.exe to PATH」のチェックを入れ忘れたことが原因です。

対処法や、PATHを後から手動で設定する方法は、別記事でくわしくまとめています。同じエラーで困っている方はこちらも参考にしてください。

PythonがWindowsコマンドで認識されないエラーの解決方法【py・python3も対応】

すぐ試せる対処
チェックを入れ忘れただけなら、いったんPythonをアンインストールし、もう一度インストーラーを起動して「Add python.exe to PATH」にチェックを入れて入れ直すのが、いちばん確実で簡単です。

まとめ:Pythonを入れたらさっそく触ってみよう

Pythonは記述がシンプルで読みやすく、初心者でも始めやすいプログラミング言語です。今回のポイントを最後にまとめます。

  • Python2系はサポート終了済み。これから入れるなら必ず3系
  • ダウンロードは公式サイト(python.org)から
  • インストール時は「Add python.exe to PATH」のチェックを忘れない
  • 最後に python --version で動作確認

環境が整ったら、難しく考えずにまずはIDLEで一行書いて動かしてみるのがおすすめです。動いた瞬間の手応えが、プログラミング学習をいちばん後押ししてくれます。

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