テレメンタリー2026「戦争と原発」磐城飛行場とは?福島第一原発に残る特攻訓練の記憶【8月15日】|8/15 4:50

2026年8月15日(土)午前4時50分からテレビ朝日で放送される『テレメンタリー2026「戦争と原発 〜知られざる飛行場の記憶〜」』は、現在の福島第一原子力発電所の敷地に、かつて旧陸軍の「磐城飛行場」があったという歴史をたどるドキュメンタリーです。

磐城飛行場では太平洋戦争末期、特攻隊員につながる飛行訓練が行われました。しかし、この場所の戦争史は、のちの原発建設、そして2011年の福島第一原発事故によって、地域の人が記憶を受け継ぐこと自体が難しくなりました。番組は「戦争」と「原発」という二つの国策の歴史が同じ土地で重なる意味を描きます。

「磐城飛行場はどこにあった?」「ここから特攻隊が出撃したの?」「なぜ福島第一原発が飛行場跡に建った?」という疑問を中心に、確認できる史料を整理します。戦争を扱った既存記事では、「手塚治虫の戦争」キャスト・原作解説ハートネットTV「障害者の沖縄戦」もあります。

テレメンタリー2026「戦争と原発」の放送日時・内容

番組名テレメンタリー2026「戦争と原発 〜知られざる飛行場の記憶〜」
放送日時2026年8月15日(土)4:50~5:20
放送局テレビ朝日
主な舞台福島第一原子力発電所の敷地/旧磐城飛行場
テーマ特攻訓練の記憶、原発建設、原発事故後の歴史継承

番組表では、福島第一原発の敷地内に旧陸軍「磐城飛行場」があり、そこで特攻隊の訓練が行われたこと、さらに原発事故が歴史の継承に及ぼした影響を描くと紹介されています。

磐城飛行場とは?現在の福島第一原発敷地にあった軍用飛行場

国立国会図書館のレファレンス資料によると、磐城飛行場の用地は1939年(昭和14年)ごろ、現在の大熊町周辺の海岸台地約300ヘクタールを対象に取得され、民家の移転も伴いました。1941年には飛行場が開場し、約60機の練習機が置かれて飛行兵の訓練が行われたとする資料があります。

1943年4月時点の陸軍資料には「宇都宮陸軍飛行学校磐城分教所」として福島県双葉郡熊町村に置かれていた記録があります。戦争末期には特別攻撃教育隊の訓練地となり、若い搭乗員がここで訓練を受けました。

「磐城飛行場から特攻隊が出撃した」は正確?

ここは検索で誤解されやすい点です。国立国会図書館が紹介する史料では、磐城飛行場そのものから実戦へ一機も参戦していないとされる一方、ここで訓練を終えた人々の多くが知覧・鹿屋・串良や南方の基地へ配属されたと記されています。

つまり、磐城飛行場は「特攻機が直接出撃した最前線基地」というより、特攻作戦に向かう搭乗員を訓練した場所として理解するのが適切です。番組タイトルの「知られざる飛行場の記憶」は、この違いまで含めて見ておきたいテーマです。

飛行場跡が福島第一原発になった経緯

終戦後、磐城飛行場の土地は軍用地としての役割を終えました。福島県立図書館が紹介する資料では、その後に農地や塩田などとして利用された時期を経て、1960年代に東京電力の原子力発電所建設候補地となり、福島第一原子力発電所の建設へつながっていきます。

同じ土地が、戦時中は軍事航空の訓練拠点、戦後は原子力発電の拠点になったことは、番組の中心テーマです。どちらも国家規模の政策と深く関わる施設であり、土地の記憶を地域住民の視点からどう残すかが問われます。

磐城飛行場跡地記念碑が伝えてきたもの

飛行場があった事実を伝えるものとして、福島第一原発の敷地内には「磐城飛行場跡地記念碑」が残されています。福島県立図書館が紹介する資料では、この記念碑が飛行場跡を示す重要な痕跡として取り上げられています。

戦争遺跡は、建物や滑走路そのものが残らなければ記憶が薄れやすくなります。さらに福島第一原発事故後は、原発敷地とその周辺の立ち入りや地域コミュニティのあり方が大きく変わりました。番組は、その状況が戦争の記憶の継承にどのような影響を与えたのかを追います。

番組を見る前に注目したい3つの視点

  1. 土地を明け渡した住民の記憶:飛行場建設は民家移転を伴い、地域の生活そのものを変えた。
  2. 特攻を「出撃地」ではなく「訓練地」から見る視点:若者が出撃基地へ送られる前に何を学び、どう送り出されたのか。
  3. 原発事故後の継承:避難や立ち入り制限、地域の分断が、戦前の記憶を語り継ぐ環境にも影響した。

8月15日という終戦の日に放送されることも、この番組の意味を強めています。戦争の記憶だけ、原発事故の記憶だけを別々に見るのではなく、一つの土地に重なった歴史として見るのがポイントです。

「戦争と原発」は見逃し配信される?

テレビ朝日の『テレメンタリー』公式サイトでは、過去の放送回をANNnewsCHで配信していると案内しています。ただし一部配信されない回もあるため、今回の「戦争と原発」が対象になるかは、放送後に番組公式の過去放送ページやANNnewsCHで番組タイトルを確認するのが確実です。

関連して読みたい戦争・記憶の記事

異なる番組・作品でも、「記録からこぼれた体験をどう残すか」という共通点があります。『戦争と原発』を見たあとに読むと、戦争の記憶が誰によって、どのように残されるのかという問いを広げられます。

よくある質問(FAQ)

磐城飛行場はどこにあった?

現在の東京電力・福島第一原子力発電所の敷地を含む、福島県大熊町周辺にあった旧陸軍の飛行場です。

磐城飛行場から特攻隊が直接出撃した?

国立国会図書館が紹介する史料では、この飛行場から実戦へ直接参戦した機はなかったとされます。一方、ここで特攻訓練を受け、知覧や鹿屋などの基地へ配属された搭乗員がいました。

磐城飛行場はいつ造られた?

1939年ごろに用地取得が進み、1941年には飛行場が開場して約60機の練習機が置かれたとする資料があります。

テレメンタリー2026「戦争と原発」は何時から?

2026年8月15日(土)午前4時50分から5時20分まで、テレビ朝日で放送予定です。

まとめ

『テレメンタリー2026「戦争と原発」』がたどる磐城飛行場は、現在の福島第一原発敷地に重なる旧陸軍の訓練飛行場です。戦争末期に特攻訓練が行われ、戦後は原発建設へと土地の役割が変わりました。8月15日の放送は、戦争と原発事故という二つの大きな出来事を「同じ土地の記憶」として見つめ直す内容です。

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