ウィンブルドン2026の賞金はいくら?1回戦敗退でも8万ポンド

ウィンブルドンを見ていると、「1回戦で負けても賞金は出るの?」「ダブルスの賞金は2人分なの?」「そもそも賞金は誰が出しているの?」と気になることがあります。

2026年のウィンブルドンは、賞金総額が過去最高の6,420万ポンド(約128億円)となりました。男子・女子シングルスの優勝者には、それぞれ360万ポンド(約7億2,000万円)が支払われます。

優勝賞金だけでなく、本戦に出場すれば、1回戦で敗れても8万ポンド(約1,600万円)の賞金を受け取れます。

この記事では、ウィンブルドン2026の賞金を成績別に整理し、予選やダブルスの賞金、参加料、賞金の原資までわかりやすく解説します。

ウィンブルドン2026の賞金総額は6,420万ポンド(約128億円)

ウィンブルドン2026の賞金総額は、前年から20%増となる6,420万ポンド(約128億円)です。

  • 賞金総額:6,420万ポンド(約128億円)
  • シングルス優勝:360万ポンド(約7億2,000万円)
  • シングルス1回戦敗退:8万ポンド(約1,600万円)
  • 予選賞金総額:620万ポンド(約12億4,000万円)

1ポンドを約200円として単純計算すると、賞金総額は約128億円、シングルス優勝賞金は約7億2,000万円です。

ただし、為替相場は日々変動するため、日本円の金額は目安です。

シングルスの賞金はいくら?

ウィンブルドンの男子シングルスと女子シングルスは、それぞれ128人が本戦に出場します。男子と女子の賞金額は同じです。

成績賞金日本円の目安
優勝360万ポンド約7億2,000万円
準優勝180万ポンド約3億6,000万円
準決勝敗退90万ポンド約1億8,000万円
準々決勝敗退48万ポンド約9,600万円
4回戦敗退30万ポンド約6,000万円
3回戦敗退18万5,000ポンド約3,700万円
2回戦敗退12万6,000ポンド約2,520万円
1回戦敗退8万ポンド約1,600万円

本戦に出場した選手は、1試合も勝てなかった場合でも8万ポンド(約1,600万円)を受け取れます。1回勝って2回戦へ進むと、賞金は12万6,000ポンド(約2,520万円)に上がります。

シングルスは、1回戦から決勝まで7試合です。128人から始まり、64人、32人、16人、8人、4人、2人と絞られ、7連勝した選手が優勝します。

予選で負けても賞金は出る

世界ランキングだけで本戦に直接出場できない選手は、開幕前に行われる予選へ出場します。通常は予選で3試合に勝つと、本戦へ進めます。

予選成績賞金日本円の目安
予選3回戦敗退5万ポンド約1,000万円
予選2回戦敗退3万2,000ポンド約640万円
予選1回戦敗退2万ポンド約400万円

つまり、予選は本戦に進めなかったら無収入というわけではありません。予選1回戦で敗れても賞金が支払われます。

2026年は予選全体の賞金総額が620万ポンド(約12億4,000万円)となり、前年から25%増えました。下位ランキングの選手を支援する意味でも、予選や本戦序盤の賞金は重要です。

男子・女子ダブルスの賞金

男子ダブルスと女子ダブルスの賞金額も同じです。ただし、ダブルスの賞金は1人あたりではなく、ペアに対して支払われる金額です。

成績ペアへの賞金均等に分けた場合の1人分
優勝76万ポンド(約1億5,200万円)38万ポンド(約7,600万円)
準優勝38万ポンド(約7,600万円)19万ポンド(約3,800万円)
準決勝敗退19万ポンド(約3,800万円)9万5,000ポンド(約1,900万円)
準々決勝敗退9万5,000ポンド(約1,900万円)4万7,500ポンド(約950万円)
3回戦敗退4万8,000ポンド(約960万円)2万4,000ポンド(約480万円)
2回戦敗退2万9,000ポンド(約580万円)1万4,500ポンド(約290万円)
1回戦敗退1万8,000ポンド(約360万円)9,000ポンド(約180万円)

シングルス優勝は1人で360万ポンド(約7億2,000万円)を受け取ります。一方、ダブルス優勝は2人合わせて76万ポンド(約1億5,200万円)です。

2人分を合計しても、ダブルスの優勝賞金はシングルス優勝賞金の約5分の1です。さらに2人で均等に分けると、1人あたり38万ポンド(約7,600万円)になります。

混合ダブルスの賞金

混合ダブルスは、男子選手と女子選手が1人ずつ組む種目です。こちらも賞金はペアに対して支払われます。

成績ペアへの賞金
優勝14万8,000ポンド(約2,960万円)
準優勝7万4,000ポンド(約1,480万円)
準決勝敗退3万7,000ポンド(約740万円)
準々決勝敗退1万9,000ポンド(約380万円)
2回戦敗退1万ポンド(約200万円)
1回戦敗退5,200ポンド(約104万円)

主要5種目の賞金を比べると、基本的には次の順になります。

シングルス > 男子・女子ダブルス > 混合ダブルス

ウィンブルドンに参加料は必要?

ウィンブルドン本戦や予選へ出場する選手が、一般の市民大会のような高額な参加料を大会へ支払うわけではありません。

選手は世界ランキング、予選、主催者推薦のワイルドカードなどによって出場資格を得ます。ただし、大会へ出場するまでには多くの費用がかかります。

  • 航空券などの渡航費
  • ホテルや現地交通費
  • コーチやトレーナーへの報酬
  • 帯同スタッフの渡航費や宿泊費
  • ラケットやガットなどの用具代
  • 治療費や身体のメンテナンス費

賞金として公表される金額は、そのまま手元に残る金額ではありません。ここから税金や遠征経費などが差し引かれます。

島袋将選手はいくら受け取れる?

2026年大会の男子シングルス本戦に出場した島袋将選手は、1回戦で敗退が確定し、賞金は8万ポンド(約1,600万円)となりました。

ただし、これは手取り額ではありません。税金やコーチ代、遠征費などを差し引いた金額が実際の収入になります(1ポンド=約200円で換算。為替相場は日々変動するため目安です)。

なお、同じく男子シングルスに出場した望月慎太郎選手は1回戦を突破して2回戦へ進出し、賞金は12万6,000ポンド、約2,520万円まで増えました。女子シングルスでは、伊藤あおい選手が1回戦で敗退した一方、大坂なおみ選手は1回戦を突破して2回戦へ進出しています。

錦織圭と大坂なおみの最高成績を当てはめると?

日本人選手のウィンブルドンでの過去最高成績を、2026年の賞金表に当てはめると次のようになります。

選手ウィンブルドン最高成績2026年賞金に当てはめた場合
錦織圭準々決勝48万ポンド(約9,600万円)
大坂なおみ3回戦18万5,000ポンド(約3,700万円)

錦織圭選手は2018年と2019年に準々決勝へ進出しました。大坂なおみ選手は、これまで3回戦がウィンブルドンでの最高成績です。

ただし、実際に受け取った賞金は出場した年の賞金表に基づきます。過去の成績に2026年の金額が支払われたわけではありません。

2026年大会の大坂なおみ選手は、1回戦でE・ジャクモ選手(フランス)にストレート勝ちし、2回戦へ駒を進めました。自己最高の3回戦進出、さらにはそれを上回る成績となるか注目が集まっています。

ウィンブルドンで上位常連だった選手

男子シングルスの最多優勝記録は、ロジャー・フェデラーの8回です。ノバク・ジョコビッチとピート・サンプラスが7回で続きます。

男子選手シングルス優勝回数
ロジャー・フェデラー8回
ノバク・ジョコビッチ7回
ピート・サンプラス7回
ビョルン・ボルグ5回

女子シングルスでは、マルチナ・ナブラチロワが9回優勝しています。1982年から1987年には6連覇を達成し、1982年から1990年まで9年連続で決勝へ進みました。

賞金額だけを比べると、賞金水準が大幅に上がった近年まで活躍した選手が有利です。そのため、優勝回数が最多の選手と、生涯賞金額が最も多い選手が必ずしも一致するとは限りません。

歴代優勝者の賞金を2026年基準で計算すると?

実際に選手たちが受け取った賞金は、優勝した年ごとの金額に基づくため、上記の優勝回数だけでは総額はわかりません。そこで、あくまで参考値として、2026年のシングルス優勝賞金(360万ポンド/約7億2,000万円)を優勝回数にそのまま掛け合わせた「もし全勝を2026年の相場で受け取っていたら」という仮の金額を計算してみます。

選手優勝回数2026年基準の想定合計額
マルチナ・ナブラチロワ9回3,240万ポンド(約64億8,000万円)
ロジャー・フェデラー8回2,880万ポンド(約57億6,000万円)
ノバク・ジョコビッチ7回2,520万ポンド(約50億4,000万円)
ピート・サンプラス7回2,520万ポンド(約50億4,000万円)
ビョルン・ボルグ5回1,800万ポンド(約36億円)

実際には、フェデラー選手やサンプラス選手が優勝した2000年代・1990年代の優勝賞金は、2026年よりもはるかに低い水準でした。たとえばサンプラス選手が最後に優勝した2000年当時の男子シングルス優勝賞金は50万ポンド前後(当時のレートで約1億円前後)とされ、2026年の360万ポンド(約7億2,000万円)とは大きな差があります。そのため、上記の表はあくまで「今の相場に置き換えたら」という比較用の目安であり、選手たちの実際の生涯獲得賞金とは異なる点にご注意ください。

賞金は誰が出している?

ウィンブルドンを運営しているのは、英国のオールイングランド・ローンテニスクラブです。

賞金の主な原資は、次のような大会収入です。

  • 世界各国のテレビ局や配信会社から受け取る放映権料
  • 観客が購入する入場券
  • スポンサー企業からの契約料
  • 飲食物や公式グッズの売上
  • 企業向けの観戦席や接待サービス
  • ライセンス関連の収入

国やATP、WTAが賞金を直接用意しているのではなく、基本的には大会が得た収入から賞金が支払われます。

大会で生じた余剰金は、英国テニス界の選手育成や施設整備、競技の普及にも回されています。

賞金の原資という点では、サッカーのワールドカップも同様に大会収入から選手や協会への分配が行われています。仕組みの違いが気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

賞金が高くても増額を求める声がある

2026年の賞金総額は過去最高ですが、一部の選手からは、グランドスラム大会の収入に対する選手への配分割合をさらに増やすよう求める声も出ています。

この問題は、高額な賞金を得るトップ選手だけの話ではありません。世界ランキングが低い選手は、遠征費やコーチ代を自分で負担しながら各国の大会を回っています。

予選や本戦序盤の賞金を増やすことは、そうした選手が競技生活を続けるための支援にもなります。

四大大会の中でも賞金は上位クラス

テニスの四大大会は、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンです。それぞれ主催団体が異なるため、賞金額も独自に決められます。

大会主催・運営
全豪オープンテニス・オーストラリア
全仏オープンフランステニス連盟
ウィンブルドンオールイングランド・ローンテニスクラブ
全米オープン全米テニス協会

近年の賞金総額では全米オープンが最も高く、ウィンブルドンはそれに次ぐ上位クラスです。ただし、開催年や為替レートによって順位は変動します。

賞金の仕組みだけでなく、選手の一つひとつのプレーが見えると観戦はさらに面白くなります。サーブやラリー、ポジション取りのセオリーを知っておくと、順位表や賞金額の裏にある駆け引きにも気づけるようになります。

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まとめ

ウィンブルドン2026の賞金総額は、過去最高の6,420万ポンド(約128億円)です。

  • シングルス優勝賞金は360万ポンド(約7億2,000万円)
  • 本戦1回戦敗退でも8万ポンド(約1,600万円)
  • 予選1回戦敗退でも賞金が出る
  • 男子と女子のシングルス賞金は同額
  • ダブルスの賞金はペアへの支給額
  • 参加料は基本的にないが、遠征費やスタッフ費用がかかる
  • 賞金の原資は放映権料、チケット、スポンサー収入など

1回戦で敗れても約1,600万円と聞くと、非常に高額に感じます。しかし、プロテニス選手は一年中世界各地を回り、コーチやトレーナーの費用も負担しています。

試合の勝敗だけでなく、勝ち上がるたびに賞金がどのくらい増えるのかを知っておくと、ウィンブルドン観戦をこれまでとは違った視点で楽しめます。

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