山下美夢有はなぜ予選落ち?全英女子オープン最終18番で8打|連覇ならず涙

2025年のAIG全英女子オープン覇者・山下美夢有選手が、2026年大会でまさかの予選落ちとなりました。

決勝ラウンド進出圏内で迎えた第2ラウンド最終18番。パー4で「8」をたたき、通算5オーバーまで後退しました。なぜ安定感のある山下選手が崩れたのか、18番で起きたこと、2日間のスコア、日本勢の順位を整理します。

山下美夢有は全英女子オープン2026で予選落ち

大会2026 AIG全英女子オープン
会場ロイヤル・リザム&セント・アンズGC(英国)
第1ラウンド72(1オーバー)
第2ラウンド77(6オーバー)
通算149(5オーバー)
結果カットラインに3打届かず予選落ち

山下選手は初日を1オーバーの37位で終え、十分に予選通過を狙える位置から第2ラウンドをスタートしました。しかし、この日は3番と18番の2ホールで大きくスコアを落とし、77。前年女王として臨んだ大会は2日間で終了しました。

今季のメジャーではエビアン選手権4位など、ここまで全大会で35位以内に入っていました。今大会が2026年メジャー初の予選落ちで、米ツアー通算でも19試合目で3度目の予選落ちです。

最終18番で何が起きた?パー4で8打の流れ

最大の分岐点は、通算3オーバーで迎えた最終18番パー4でした。この時点では決勝ラウンド進出圏内でしたが、リンクス特有のポットバンカーにつかまり、クアドラプルボギーの「8」となりました。

  1. 第1打:ティーショットが右のポットバンカーへ
  2. 第2打:グリーンを狙えず、横へ出すだけ
  3. 第3打:グリーン左の別のポットバンカーへ
  4. 第4打:バンカーの壁に当たり、ボールが足元へ戻る
  5. 第5打:ピンとは別方向へ打ち、ようやくグリーンオン
  6. グリーン上:3パットでホールアウト

1ホールで4打を失い、通算3オーバーから5オーバーへ。予選通過圏内から一気にカットラインの外へ押し出されました。

なぜ予選落ちした?3つの要因

1.2日間を通してショットが左右に曲がった

山下選手はラウンド後、「2日間を通して左右に曲がっていた感じ」と振り返りました。フェアウェイや狙ったサイドを外すと、深いラフや多数のバンカーが待つコースです。ショットの方向性が安定しなかったことで、バーディーチャンスにつける回数も少なくなりました。

2.3番と18番だけで7オーバー

第2ラウンドでは3番パー4でトリプルボギー、18番パー4でクアドラプルボギー。この2ホールだけで7オーバーでした。残り16ホールは1アンダーで回っているため、ラウンド全体が大きく崩れていたというより、2度の大たたきが予選落ちに直結したといえます。

3.警戒していたポットバンカーにつかまった

山下選手は開幕前から、ロイヤル・リザム&セント・アンズについて「バンカーが多く、これまでプレーした中でも上位に入る難しさ」と警戒していました。

ポットバンカーは通常の浅いバンカーと違い、壁が高く、入った場所によってはピン方向へ打てません。18番では右のバンカーから横へ脱出した後、今度は左のバンカーへ。事前に最も避けたかった場所が、連覇への道を閉ざす結果になりました。

山下美夢有が涙を流した理由

配信インタビューでは「悔しい結果で終わってしまったが、次に生かせるように頑張りたい」と気丈に話した山下選手。しかし、その後の取材では涙を見せました。

前年に海外メジャー初優勝を飾った大会であり、今回はディフェンディングチャンピオンとしての出場でした。しかも17番を終えた時点では、週末へ進める位置にいました。最後の1ホールで連覇の可能性が消えた悔しさは、通常の予選落ち以上に大きかったと考えられます。

第2日終了時点の日本勢|桑木志帆2位、勝みなみ6位

山下選手が予選落ちする一方、日本勢では桑木志帆選手と勝みなみ選手が優勝争いに残りました。

選手通算順位第2日
桑木志帆6アンダー2位70
勝みなみ2アンダー6位68
山下美夢有5オーバー予選落ち77

桑木選手は首位と1打差。勝選手は第2ラウンドのベストスコアに並ぶ68をマークし、37位から6位へ急浮上しました。大会全体では柳海蘭(ヘラン・リュ)が通算7アンダーで単独首位に立っています。

前年優勝時との違い

山下選手は2025年大会で通算11アンダーを記録し、日本勢として2019年の渋野日向子選手以来となるAIG全英女子オープン制覇を成し遂げました。

2025年の会場はロイヤル・ポースコール、2026年はロイヤル・リザム&セント・アンズです。同じリンクスでも攻略ポイントは異なります。2026年会場はコース内に多数の深いバンカーがあり、ショットの小さなズレが大きな失点につながりました。

男子の全英オープンについては、全英オープンゴルフ2026の賞金・開催地・日本人選手でも大会の格式や特徴を解説しています。

最終18番の「8」だけが原因ではない

結果だけを見ると、18番のクアドラプルボギーが予選落ちの直接原因です。ただし、山下選手自身が話したように、2日間を通じてショットが左右へ散り、チャンスを作れなかったことが背景にあります。

最終ホールまで予選通過圏内に踏みとどまれたのは、崩れながらもスコアをまとめる力があったからです。リンクスでは一度のミスが連鎖しやすく、特に深いバンカーでは「無理に前へ出さない」判断が必要になります。ゴルフのルールや思わぬ罰打の例は、森田遥選手のルール違反による罰打の経緯でも紹介しています。

よくある質問

山下美夢有は全英女子オープン2026で予選通過できた?

予選落ちです。第1ラウンド72、第2ラウンド77の通算5オーバーで、カットラインに3打届きませんでした。

最終18番でなぜ8打かかった?

ティーショットを右のポットバンカーに入れ、第3打も左のポットバンカーへ。脱出に手間取った後、グリーン上でも3パットとなり、パー4で8打のクアドラプルボギーになりました。

山下美夢有の2日間のスコアは?

初日は72、2日目は77。合計149の通算5オーバーです。

第2日終了時点で上位の日本選手は?

桑木志帆選手が通算6アンダーの2位、勝みなみ選手が通算2アンダーの6位です。

まとめ

山下美夢有選手は、2026年AIG全英女子オープン第2ラウンドを77で回り、通算5オーバーで予選落ちしました。決勝ラウンド進出圏内で迎えた最終18番では、2度ポットバンカーにつかまり、3パットも重なって「8」。前年女王の連覇は、最後の1ホールで途絶えました。

一方、桑木志帆選手は首位と1打差の2位、勝みなみ選手は6位へ浮上。山下選手の悔しい結果とともに、週末は優勝争いに残った日本勢のプレーにも注目が集まります。

参考情報

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