
積立投資で分散投資をするならインデックスファンドがおすすめ|選び方と手数料の見方
はじめて積立投資をする場合、何を選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。投資先は星の数ほどあり、自分でひとつひとつ選んで管理するのは大変です。そんなときにおすすめなのが「分散投資」という考え方で、これを手軽に実現できるのが投資信託、なかでも「インデックスファンド」です。この記事では、分散投資の基本と、インデックスファンドの選び方・手数料の見方について解説します。
分散投資とは
分散投資とは、資金をひとつの投資先に集中させるのではなく、値動きの異なる複数の資産・銘柄・地域などに分けて投資する方法です。
仮にひとつの投資先が値下がりしても、別の投資先が値上がりしていれば、その損失をある程度カバーできる可能性があります。このように、値動きの異なる投資先を組み合わせることで、資産全体が大きく目減りするリスクを抑えやすくなるのが分散投資の考え方です。
分散投資には投資信託が向いている
分散投資は、個人で実践しようとすると意外とハードルが高い方法です。多くの銘柄や資産に分けて投資するには、それなりにまとまった資金が必要になるためです。
その点、投資信託であれば、多くの投資家から集めた資金をまとめて運用するため、個人では難しい規模の分散投資を、月々数千円〜数万円といった少額からでも実現できます。「何に投資すればよいかわからない」という初心者の方ほど、最初から自分で銘柄を選ぶよりも、投資信託を活用するほうが始めやすいでしょう。
低コストな「インデックスファンド」を選ぶ
投資信託の中でも、初心者の積立投資先としてよく選ばれているのが「インデックスファンド」です。インデックスファンドとは、特定の指数(インデックス)に連動するように運用される投資信託のことです。
代表的な指数としては、世界中の株式に幅広く分散投資できる「全世界株式(オール・カントリー)」や、米国の主要企業500社で構成される「S&P500」などがあります。例えば全世界株式の指数に連動するファンドであれば、それひとつを購入するだけで、世界中の数千社に分散投資しているのと同じような効果が期待できます。
インデックスファンドは、銘柄の調査や入れ替えにかかる手間が比較的少ないため、運用にかかるコスト(信託報酬)を低く抑えやすいという特徴があります。現在、低コストなインデックスファンドの信託報酬はおおむね0.1%程度かそれ以下が目安とされており、最も低い水準のものでは0.1%を大きく下回る商品もあります。
信託報酬は長期になるほど効いてくる
積立投資は、数年単位ではなく10年、20年といった長期間続けることを前提とする方法です。投資信託に資金を預けるということは、運用をプロに任せる対価として、信託報酬を支払い続けるということでもあります。
1年あたりで見ると0.1%前後の差はわずかに思えるかもしれませんが、長期間にわたって積み立てを続けると、その差は無視できない金額になっていきます。同じような運用方針のファンドであれば、できるだけ信託報酬の低いものを選んでおくことが、長期的なリターンを大きく左右するポイントになります。
まずは新NISAのつみたて投資枠で始めてみる
こうしたインデックスファンドへの積立投資は、新NISAの「つみたて投資枠」を使うことで、得られた利益を非課税にしながら行うことができます。つみたて投資枠の対象商品は、金融庁が定める基準を満たした投資信託に限られているため、低コストなインデックスファンドが選ばれていることも多く、初めて積立投資をする方にとっては選びやすい環境が整っています。新NISAの制度概要については、以下の記事もあわせてご覧ください。
まとめ
はじめての積立投資では、値動きの異なる投資先に資金を分ける「分散投資」の考え方を取り入れることで、リスクを抑えながら資産形成を目指せます。個人で分散投資を行うのは難しくても、全世界株式やS&P500などに連動するインデックスファンドを使えば、少額からでも自動的に幅広い分散投資が可能です。選ぶ際は、信託報酬ができるだけ低い商品を選ぶことが、長期的な運用成果に大きく関わってきます。

