映画「死霊館」はどこまで実話?ネタバレで史実との違い・アナベルとのつながりを解説【9/14 BS10】|9/14 16:00
2026年9月14日(月)16時からBS10プレミアムで吹替版が放送される映画『死霊館』(THE CONJURING)。ジェームズ・ワン監督が、実在の心霊研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻とペロン一家の体験談をもとに作った2013年のオカルトホラーです。
当サイトにはすでに『死霊館』の黒幕バスシーバと結末を詳しく解説した記事があるため、今回は同じ内容を繰り返さず、「どこまで実話なのか」「バスシーバの史実はどうなのか」「アナベルは本編とどうつながるのか」を中心に解説します。
先に要点を言うと、ペロン一家が1971年にロードアイランド州の古い農家へ移り、ウォーレン夫妻が関わったという土台には実在人物と実在の家があります。一方、映画で悪の中心に置かれるバスシーバ・シャーマンの「魔女」「幼児殺害」「屋敷で首をつった」という設定は、歴史資料では裏付けが確認されていません。映画内の事実と史実は分けて見る必要があります。
映画「死霊館」9月14日のBS10放送情報
| 項目 | 内容 |
| 放送日 | 2026年9月14日(月) |
| 放送時間 | 16:00~18:00 |
| 放送局 | BS10プレミアム |
| 放送形態 | 吹替版 |
| 原題 | THE CONJURING |
| 制作 | 2013年・アメリカ |
| 本編時間 | 吹替版114分 |
| 監督 | ジェームズ・ワン |
| 主な出演 | ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、ロン・リヴィングストン、リリ・テイラーほか |
BS10プレミアム公式は、『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が実際の怪奇事件を映画化したオカルトホラーとして紹介。番組表.Gガイドでも9月14日16時~18時の吹替版放送が確認できます。
BS10公式あらすじ|ペロン一家とウォーレン夫妻の事件
物語は1971年、ロードアイランド州の人里離れた古い家へ、両親と5人の娘が引っ越してくるところから始まります。家の中では時計が止まる、扉が勝手に開く、見えない存在に襲われるなど奇妙な現象が続き、家族はエドとロレインのウォーレン夫妻へ助けを求めます。
調査を進めた夫妻は、家と土地にまつわる暗い過去をたどり、母キャロリンを狙う存在に行き着きます。映画ではこの存在がバスシーバ・シャーマンという女性と結び付けられ、悪魔的な呪いの中心として描かれます。
BS10の2026年8月10日公式ニュースでは『死霊館』シリーズ本編4作品の一挙放送企画も案内され、第1作から『エンフィールド事件』『悪魔のせいなら、無罪。』『最後の儀式』までをウォーレン夫妻の事件簿として紹介しています。
「死霊館」はどこまで実話?実在する土台と映画的脚色
実在する土台として確認しやすいのは、ペロン一家、ロードアイランド州の農家、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻です。ペロン一家が1971年にその家へ移り、そこで不可解な体験をしたと主張し、後にウォーレン夫妻が関わったことが「実話ベース」と呼ばれる理由です。
ただし「実在人物がいる」ことと、「映画で起きる超常現象が史実として確認されている」ことは同じではありません。映画は恐怖作品として人物・出来事・時系列を整理し、悪の原因を一つの存在へ集約する構成になっています。
実話系ホラーを見るときは、体験談として語られている部分と、戸籍・新聞・町の記録などで確認できる部分を分けると理解しやすくなります。
バスシーバ・シャーマンは本当に魔女?史料と映画の大きな違い
映画では、バスシーバ・シャーマンが幼児を犠牲にし、悪魔に身を捧げ、家の近くで首をつった人物として語られます。しかし歴史資料を調べた検証では、バスシーバが魔女だったこと、幼児殺害で有罪になったこと、ペロン家の農家に住んだことを裏付ける記録は確認されていません。
Skeptical Inquirerの史料検証では、バスシーバは別の農場で暮らし、1885年に亡くなった人物で、死亡原因は当時の記録で「paralysis(麻痺)」とされ、首つり自殺の記録とは一致しないと整理されています。また、幼児を針で殺したという有名な逸話についても、該当する公的記録は確認できないとしています。
したがって、映画を見るときは「バスシーバ=史実で証明された魔女」ではなく、映画が恐怖の核として再構成したキャラクターと捉えるのが安全です。BS10の紹介は作品の宣伝文脈で“実際の怪奇事件を映画化”と表現していますが、歴史的事実の検証とは別のレイヤーです。
アナベルは本編の黒幕ではない|冒頭シーンの役割
『死霊館』の冒頭には、若い女性たちが不気味な人形についてウォーレン夫妻へ相談する場面があります。これが後にスピンオフへ発展するアナベルです。
ただし、アナベルはペロン一家の家を襲う黒幕ではありません。第1作では、ウォーレン夫妻がどのような案件を扱う心霊研究家なのかを観客へ示し、彼らの保管庫に危険な品が集まっているという世界観を提示する導入装置です。
そのため「死霊館を見たらアナベルが犯人だったの?」と混乱しやすいのですが、本編のペロン家事件とアナベル事件は別件です。シリーズが広がった結果、同じユニバース内で結び付いて見えるようになりました。
結末を短く整理|キャロリンを救う悪魔祓いとシリーズの続き
映画内の結末では、悪霊に取りつかれたキャロリンが娘を殺そうとする危機に陥り、エドが悪魔祓いを行います。ロレインが家族の幸せな記憶を呼び戻し、キャロリン自身の意志を引き出すことで、家族は最悪の結末を免れます。
バスシーバがなぜキャロリンを狙ったのか、最後にどう退けられたのかを場面順に確認したい方は、既存の『死霊館』黒幕・結末ネタバレ解説へどうぞ。今回の記事は史実との違いに重点を置いているため、両方読むと「映画の物語」と「実話ベース」の境界を整理できます。
シリーズ最終章まで追う場合は、『死霊館 最後の儀式』の結末・鏡の悪魔解説もあります。BS10公式も2026年の特集で本編4作品を連続したウォーレン夫妻の物語として紹介しています。
作品情報はBS10プレミアム「死霊館[吹]」公式ページを参照し、史実部分は歴史資料を扱う検証記事と区別して確認しています。
映画「死霊館」実話・バスシーバのFAQ
映画「死霊館」は2026年9月14日の何時から?
BS10プレミアムで2026年9月14日(月)16時から18時まで吹替版が放送予定です。
「死霊館」は実話ですか?
1971年にロードアイランド州の農家で暮らしたペロン一家と、ウォーレン夫妻が関わったとされる出来事を土台にしています。ただし映画の超常現象やバスシーバに関する設定のすべてが歴史資料で確認されているわけではありません。
バスシーバ・シャーマンは本当に魔女だった?
確認できる歴史資料から、バスシーバが魔女だった、幼児を殺した、ペロン家の屋敷に住んでいたという映画の設定を裏付ける記録は見つかっていません。
冒頭のアナベル人形はペロン家事件の黒幕?
いいえ。映画ではアナベル事件はウォーレン夫妻の仕事を示す導入として使われ、ペロン家を襲う中心的な存在とは別です。
まとめ|「実話ベース」と「映画内の事実」を分けると死霊館がもっと分かる
映画『死霊館』は、ペロン一家がロードアイランド州の農家で暮らし、ウォーレン夫妻が関わったとされる体験談を土台にしています。一方、バスシーバ・シャーマンを魔女・幼児殺害者・屋敷の呪いの主とする設定は、確認できる歴史資料では裏付けられていません。
9月14日のBS10放送を見る際は、映画内ではバスシーバが恐怖の中心であること、史実検証ではその人物像に大きな隔たりがあること、そして冒頭のアナベルはペロン家事件とは別件であることを押さえると、作品とシリーズ世界の両方を整理しやすくなります。すでに当サイトにある結末記事とは役割を分け、今回は「どこまで実話か」という疑問に答える切り口でまとめました。

