『赤い風船』ロケ地はパリのどこ?メニルモンタン・ベルヴィルを巡る|WOWOW 9/9 0:35|9/9 00:35

2026年9月9日(水)午前0:35からWOWOWシネマで、アルベール・ラモリス監督の短編映画『赤い風船』(字幕版)が放送されます。1950年代のパリを舞台に、少年パスカルと、まるで意思を持つように彼を追いかける赤い風船の友情を描いた35分の映像詩です。

この作品は「パリのどこで撮った?」「今も同じ街並みは残っている?」と検索したくなる映画でもあります。WOWOW公式の作品情報に加え、Criterionとパリ市公式の資料から、メニルモンタン、ベルヴィル公園周辺を中心にロケ地の現在を整理します。

『赤い風船』WOWOWシネマの放送日時・作品データ

放送日時2026年9月9日(水)0:35~
放送局WOWOWシネマ
原題Le ballon rouge
制作年・国1956年・フランス
内容時間字幕版35分
監督・脚本アルベール・ラモリス
主演パスカル・ラモリス

WOWOW公式ページでは、1956年フランス製作のドラマとして案内され、第29回アカデミー賞脚本賞、第9回カンヌ国際映画祭の短編パルムドールに輝いた作品と紹介されています。短編ながら世界的な評価を得た理由は、説明的なせりふを抑え、色・動き・パリの街並みだけで少年と風船の感情を伝える点にあります。

あらすじ|赤い風船はなぜ少年についてくる?

学校へ向かう少年パスカルは、街灯に引っかかった赤い風船を見つけます。バスには風船を持って乗れず、学校まで走っていくことに。帰宅後、母親が風船を窓の外へ放してしまいますが、風船は去らず、まるで自分の意思でパスカルのそばへ戻ってきます。

映画は「なぜ風船が生きているように動くのか」を理屈で説明しません。現実のパリの路地と、ありえないほど従順で気まぐれな風船を同じ画面に置くことで、子どもの空想がそのまま現実になったような感触を作っています。

主要ロケ地はメニルモンタン|パリ20区の坂と路地

Criterionの作品解説は、『赤い風船』がパリのメニルモンタン地区でロケ撮影されたと明記しています。狭い路地、石畳、急な坂が続く当時の街は灰色がかった色調で、鮮やかな赤い風船を強く目立たせました。

エッフェル塔や凱旋門のような「典型的な観光パリ」をほとんど見せず、生活の場としての東パリを映したことが本作の大きな特徴です。ロケ地を知って見ると、背景の坂道や階段が単なる風景ではなく、風船が上下左右に動くための舞台装置にもなっていることが分かります。

ベルヴィル公園周辺は今どうなった?Rue Vilinの記憶

パリ市公式のベルヴィル公園紹介によると、現在の公園周辺にはかつてRue Vilinという街路があり、『赤い風船』でも撮影されました。20世紀後半の再開発で古い建物の一部は失われ、現在はベルヴィル公園や新しい住宅へ姿を変えています。

そのため聖地巡礼では、映画のカットと完全に同じ家並みを探すより、メニルモンタン~ベルヴィルの高低差、階段、街路の方向を追う方が当時の空気を感じやすいでしょう。映画自体が、再開発前の東パリをカラーで残した記録にもなっています。

今も残る場所は?教会・通り・街の輪郭

ロケ地資料では、ノートルダム・ド・ラ・クロワ・ド・メニルモンタン教会周辺や、Rue du Transvaalなど現在も確認できる場所があります。一方、学校や空き地、階段など、撮影後の再開発で失われた場所も少なくありません。

「ロケ地=今も同じ建物がある」と考えると見つからない場所が多い作品です。むしろ、1950年代のパリ20区がどのように変わったかを、現在の街と映画を比べて楽しむタイプの聖地巡礼に向いています。

関連作品・WOWOWで見るなら

ラモリス監督は『赤い風船』の前に少年と野生馬の友情を描く『白い馬』、後に気球旅行を描く『素晴らしい風船旅行』も手掛けています。WOWOW公式にはこれらの作品ページもあり、監督の「子ども・動物・飛ぶもの」をめぐる映像感覚を続けて見ることができます。

キニナルではWOWOW映画のロケ地記事として、『グラン・ブルー[完全版]』アモルゴス島のロケ地や、『終戦のエンペラー』皇居・ニュージーランドのロケ地も公開しています。

【映画・スポーツ・海外ドラマみるなら】WOWOWオンデマンド

よくある質問

『赤い風船』のロケ地はパリのどこ?

作品の主要ロケ地はパリ20区のメニルモンタンです。Criterionの解説でも、狭い路地・石畳・坂道が残る当時のメニルモンタンでロケ撮影したと説明されています。

9月9日のWOWOW放送は何時?

WOWOWシネマで2026年9月9日(水)午前0:35から。字幕版の内容時間は35分です。

主演の少年は誰?

パスカル少年役はパスカル・ラモリス。監督アルベール・ラモリスの息子です。青い風船を持った少女役のサビーヌ・ラモリスも監督の娘です。

まとめ|『赤い風船』は1950年代メニルモンタンを残す映像詩

『赤い風船』の舞台・主要ロケ地は、パリ20区のメニルモンタン。灰色の石畳と坂道の中を赤い風船が動くことで、現実の街がそのままファンタジーへ変わります。現在はベルヴィル公園周辺をはじめ再開発された場所も多く、映画は失われた街並みの記録としても貴重です。

WOWOWシネマの放送は9月9日午前0:35から。35分という短さなので、ストーリーだけでなく背景の路地、階段、建物、赤だけが際立つ色設計まで意識すると、ラモリス監督の映像づくりをより深く味わえます。

参考:WOWOW『赤い風船』公式Criterion「The Red Balloon」Ville de Paris「Parc de Belleville」

このテーマの関連記事はこちら