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オルセー美術館「Ⅱ 月の肌触り」10月11日|紹介作品・声は誰?ルソー、ヴュイヤール、モローの夜を味わう|10/11 14:00

2026年10月11日(日)14:00からNHK BS8Kで放送される「オルセー美術館『Ⅱ 月の肌触り』」は、閉館後のオルセー美術館を「月」という言葉に導かれて巡る59分の美術番組です。

今回の中心は、昼の明るさではなく夜、闇、街灯、月明かりが生み出す19世紀末の表現。マネ、ゴッホ、ドガらがとらえた夜の世界に加え、オルセー美術館の名品からルソー、ヴュイヤール、モローの作品も合わせて見ると、「月の肌触り」というタイトルの意味がより分かりやすくなります。

10月11日の放送時間と出演者

項目内容
放送日2026年10月11日(日)
放送時間14:00〜14:59
放送局NHK BS8K
番組オルセー美術館「Ⅱ 月の肌触り」
声イッセー尾形、小林聡美
音楽中島ノブユキ

番組データでは、イッセー尾形と小林聡美が声を担当し、音楽は中島ノブユキと案内されています。閉館後の美術館を歩く映像に、二人の声と音楽が重なり、通常の作品解説番組とは少し違う、静かな夜の鑑賞体験を作る構成です。

9月5日にもBS8Kで同じ「Ⅱ 月の肌触り」が放送されており、今回の10月11日放送は同内容の再放送として楽しめます。前回の記事ではマネ・ゴッホ・ドガを中心に整理しているので、作品名を先に確認したい方はオルセー美術館「Ⅱ 月の肌触り」紹介作品は?も参考になります。

「月の肌触り」は何を見る番組?

オルセー美術館には、19世紀中盤から20世紀初頭にかけて制作された作品が数多く収蔵されています。この時代はパリの都市生活が大きく変わり、画家たちが夜を描く方法も豊かになっていきました。

番組では、マネが見つめた夜の女性、ゴッホが描いた街灯の光、ドガがとらえたカフェの情景などが紹介されます。暗闇を黒一色として扱うのではなく、人工の照明、月、室内灯、人の気配などによって何種類もの「夜」が生まれる点が大きな見どころです。

閉館後のオルセー美術館を巡る特別感

昼の美術館では、作品そのものだけでなく他の来館者の動きや館内の明るさも視界に入ります。一方、この番組は閉館後の誰もいない館内を巡る構成です。

静かな空間で作品に近づくことで、画面の中の暗い色や小さな光が際立ちます。タイトルの「肌触り」は、絵を触るという意味ではなく、光や闇の質感を映像で感じるような鑑賞を表した言葉として受け取ると番組の雰囲気がつかみやすいでしょう。

ルソー「蛇使い」に見る月夜の不思議さ

番組の3分版「オルセー美術館ミニ」では、「月の肌触り」を感じる作品としてアンリ・ルソー『蛇使い』が紹介されています。オルセー美術館公式によると、この作品は1907年制作の油彩画です。

画面には、笛を吹く人物と蛇、濃密な植物が描かれています。人物や植物の輪郭は細かく描かれながら、全体には現実と夢の間のような不思議な静けさがあります。オルセー美術館公式は、この幻想的な世界が後のシュルレアリスムを予告するものだったと説明しています。

月夜の場面では、昼間ならはっきり見えるはずの形が影になり、逆に小さな光が強く感じられます。「蛇使い」はまさにその感覚を絵の中に閉じ込めたような作品で、番組タイトルを象徴する一枚として見やすい作品です。

ヴュイヤール「ベッドにて」は静かな室内の夜

エドゥアール・ヴュイヤールの『ベッドにて』も、「月の肌触り」を考えるうえで印象的な作品です。オルセー美術館公式は、この作品について、眠りと意識の喪失という象徴主義が好んだ題材を扱い、落ち着いた中間色が静けさを伝えていると説明しています。

外の夜景を描くゴッホや、カフェの人々を描くドガとは違い、こちらは室内の静けさが主役です。横たわる人物、壁、ベッドという限られた要素の中で、眠る時間の重さや音の少なさが伝わってきます。

同じ「夜」でも、街灯が輝く都市の夜と、眠りに入る部屋の夜では感じ方が大きく異なります。番組を見ながら、どの作品がどんな種類の闇を描いているのか比べると、「月の肌触り」というテーマがより立体的に見えてきます。

モロー「ガラテイア」は光と影の対比に注目

ギュスターヴ・モローの『ガラテイア』は、ギリシャ神話を題材にした作品です。オルセー美術館公式によると、1880年ごろに制作され、巨人ポリュフェモスと美しいガラテイアの対比が描かれています。

公式解説では、作品の構成に影と光、鉱物と水、美と醜の対立が組み込まれていることが紹介されています。暗い洞窟の中でガラテイアの身体が真珠のように浮かび上がる表現は、光そのものを主題として見ることができます。

「月の肌触り」を、単に月が描かれた絵の特集だと思うと少し狭すぎます。実際には、暗い場所で何が見え、どこが光り、人物や物がどう浮かび上がるのかという、闇の中の光の質感を味わう番組と考えると理解しやすいでしょう。

マネ・ゴッホ・ドガの夜はどう違う?

番組データでは、マネ、ゴッホ、ドガの名前が具体的に挙げられています。マネは夜の女性、ゴッホは街灯の光、ドガはカフェの情景というように、それぞれ異なる夜の姿が取り上げられます。

ゴッホの夜景では、空の暗さと人工の灯りが強い色でぶつかり合います。ドガのカフェでは、夜の都市生活や人間関係が画面に現れます。マネでは人物そのものが夜の空気の中で強い存在感を持ちます。

一方、ルソーは幻想、ヴュイヤールは眠り、モローは神話と光の対立へ向かいます。こうして並べると、19世紀後半から20世紀初頭の画家たちが「暗い時間」を一つの表現ではなく、それぞれ違う感覚で描いていたことが分かります。

声のイッセー尾形・小林聡美、音楽の中島ノブユキにも注目

美術番組では作品そのものに目が向きやすいですが、この番組は声と音楽も重要です。イッセー尾形と小林聡美という個性の異なる二人の声が、作品解説を単なる説明にせず、夜の美術館を案内するような空気を作ります。

中島ノブユキの音楽は、作品を強く説明するというより、静かな館内を歩く時間を支える役割として楽しめます。8Kの高精細映像では絵肌や色の重なりも見えやすいため、画面の細部と音を合わせて味わうと、この番組ならではの鑑賞になります。

前回9月5日放送との関係

「Ⅱ 月の肌触り」は9月5日15:00〜15:59にもNHK BS8Kで放送されました。今回の10月11日版も、番組名、内容、声の出演、音楽が同じ情報で案内されています。

前回を見逃した人はもちろん、作品名を確認してからもう一度見たい人にも向いています。特に「蛇使い」「ベッドにて」「ガラテイア」といった作品の背景を知ってから見ると、暗い画面の中でどこに目を向けるとよいかが分かりやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

「オルセー美術館 Ⅱ 月の肌触り」は何時から放送ですか?

2026年10月11日(日)14:00〜14:59、NHK BS8Kで放送予定です。

声を担当するのは誰ですか?

番組データでは、イッセー尾形と小林聡美が声を担当し、音楽は中島ノブユキです。

どんな作品が登場しますか?

番組ではマネ、ゴッホ、ドガの夜の表現が取り上げられます。関連する「月の肌触り」の作品として、ルソー「蛇使い」、ヴュイヤール「ベッドにて」、モロー「ガラテイア」も確認できます。

まとめ

10月11日14時からNHK BS8Kで放送される「オルセー美術館『Ⅱ 月の肌触り』」は、夜と闇の中に生まれる光を味わう美術番組です。マネ、ゴッホ、ドガの夜に加え、ルソー、ヴュイヤール、モローの作品を知っておくと、番組のテーマがさらに分かりやすくなります。

声はイッセー尾形と小林聡美、音楽は中島ノブユキ。閉館後の誰もいないオルセー美術館を歩く映像とともに、昼とは違う作品の表情を楽しめる59分です。

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