『汝、星のごとく』原作はどんな話?本屋大賞受賞・続編『星を編む』との関係を映画公開前に解説
横浜流星さんと広瀬すずさんのW主演で映画化される『汝、星のごとく』は、凪良ゆうさんの同名小説が原作です。原作は2022年に単行本が刊行され、2023年に第20回本屋大賞を受賞。映画公開に合わせて「原作を先に読むべき?」「続編の『星を編む』はどんな関係?」と調べる人も増えています。
この記事では、映画を見る前でも読めるように、結末の核心には触れず、原作の基本設定、評価されたテーマ、続編との関係を整理します。
映画版の出演者や制作秘話を先に知りたい場合は、『汝、星のごとく』公開記念特番の記事もあわせてご覧ください。
原作『汝、星のごとく』は凪良ゆうの2023年本屋大賞受賞作
原作小説『汝、星のごとく』は凪良ゆうさんが2022年に発表した恋愛小説です。講談社の書誌情報では、2023年本屋大賞のほか、第168回直木賞候補、キノベス!2023第1位など、複数の賞・選考で高く評価された作品として紹介されています。
2025年7月には講談社文庫版が発売されました。映画公式では本作を、瀬戸内と東京を舞台に、男女の15年にわたる愛と選択を描く物語として紹介しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 凪良ゆう |
| 単行本刊行 | 2022年8月 |
| 主な受賞 | 第20回本屋大賞 |
| 文庫版 | 講談社文庫・2025年7月発売 |
| 映画公開 | 2026年10月9日(金) |
原作はどんな話?櫂と暁海が“自分の人生”を選ぶ15年
瀬戸内の島で育つ井上暁海と、母の恋愛に振り回されて島へ転校してきた青埜櫂。ともに孤独を抱える2人は惹かれ合いますが、高校卒業後、櫂は夢を追って島を出て、暁海は家族の事情から島に残ります。
そこから物語は、恋人同士が会えるかどうかだけではなく、親から受けた影響、働くこと、創作すること、生活を支えること、自分の人生を自分で決めることへ広がります。原作の強さは、誰か一人を「正しい人」「悪い人」に分けず、それぞれが必死に生きた結果として関係が変わっていく点にあります。
映画版は原作の何を映像化する?
映画公式は、横浜流星さん演じる櫂と広瀬すずさん演じる暁海を17歳から32歳まで描くと紹介しています。原作の長い時間を一本の映画へ落とし込むため、脚本は安達奈緒子さん、監督は藤井道人さんが担当します。
原作で読者が内面の言葉として受け取った葛藤を、映画では表情、沈黙、瀬戸内と東京の距離、季節の変化で見せることになります。原作を読んでから映画を見る場合は「どの出来事を残し、どの感情を映像で置き換えたか」が比較ポイントです。
続編『星を編む』は『汝、星のごとく』で語り切れなかった3つの物語
『星を編む』は、講談社が『汝、星のごとく』の続編として案内している中編集です。「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の3編で構成され、本編で語り切れなかった人物たちの過去やその後を描きます。
「春に翔ぶ」は高校教師・北原の過去、「星を編む」は櫂の創作を支える編集者たち、「波を渡る」は本編の先につながる人生を描く作品です。映画で長谷川博己さん演じる北原、中村アンさん演じる二階堂、濱田岳さん演じる植木が気になった人ほど、続編で人物像が立体的に見えてきます。
原作を先に読む?映画を先に見る?
結末を知らずに映画の映像と俳優の演技を受け取りたい人は、映画を先に見る方法が向いています。一方で、登場人物の細かな心理や選択の背景を把握してから映画を見たい人は、原作を先に読むと理解しやすくなります。
どちらが正解という作品ではありません。原作は言葉で人物の内面へ深く入り、映画は横浜流星さんと広瀬すずさんが15年の変化を身体と表情で見せます。順番によって、同じ場面の受け取り方が変わること自体が楽しみになります。
凪良ゆうさんについて別番組の記事から知りたい人は、『あさイチ』凪良ゆう出演記事も参考にしてください。
映画公開前に知っておきたい“原作と映画をつなぐ人物”
映画のキャストでは、横浜流星さんと広瀬すずさんのほか、松村北斗さんが久住尚人、中村アンさんが二階堂絵理、濱田岳さんが植木渋柿、長谷川博己さんが北原草介を演じます。これらの人物は、恋愛だけでは説明できない櫂と暁海の人生を支える存在です。
とくに『星を編む』を読むと、北原や編集者たちの視点が補われます。映画を見た後に「もっとこの人物のことを知りたい」と感じた場合、続編へ進む流れが自然です。
映画版の人物関係を先に整理したい場合は、北原役・長谷川博己さんのプロフィール記事など既存記事もあわせて確認できます。
よくある質問
『汝、星のごとく』の原作者は誰?
凪良ゆうさんです。2023年の第20回本屋大賞を受賞した同名小説が映画原作です。
続編はある?
あります。『星を編む』が『汝、星のごとく』で語り切れなかった3つの物語を描く続編として講談社から刊行されています。
原作を読まないと映画は分からない?
映画は一本の作品として制作されているため、原作未読でも物語を追える構成です。原作を読むと人物の内面や背景をさらに深く知ることができます。
映画の公開日はいつ?
2026年10月9日(金)全国公開です。
まとめ|原作と『星を編む』を知ると映画の人物がさらに立体的になる
『汝、星のごとく』は、凪良ゆうさんが櫂と暁海の15年を通して、恋愛、家族、仕事、自由と責任を描いた本屋大賞受賞作です。映画は横浜流星さんと広瀬すずさんを中心に、その長い時間を藤井道人監督と安達奈緒子さんの脚本で映像化します。
続編『星を編む』には、北原や編集者たちの過去・視点、本編の先につながる物語が収められています。まず映画をまっさらな状態で見るのも、原作を読んで人物の心を知ってから見るのも、それぞれ違う楽しみがあります。映画後に余韻が残った人は、『星を編む』まで読むことで物語世界がさらに広がるでしょう。

