バレー女子が決勝ラウンドへ大きな1勝|VNL2026タイ戦勝利と石川真佑主将ら注目選手まとめ

女子バレーボール日本代表が、ネーションズリーグ(VNL)2026の予選ラウンド終盤で大きな意味を持つ1勝を挙げました。大阪で行われた大会2日目の7月9日、日本はタイを3-1で撃破し、直前まで続いていた3連敗にストップをかけています。

この勝利で通算成績は7勝3敗に伸び、7月22日から中国(マカオ)で開催される決勝ラウンド進出へ望みをつなぐ形となりました。本記事では直近の試合結果や今後の日程に加え、主将・石川真佑選手をはじめとする注目選手のプロフィール、そして日本女子バレーが積み上げてきた過去の国際大会実績まで整理してお伝えします。

この記事の要点

  • 女子日本代表はVNL2026予選ラウンドでタイに3-1で勝利し、通算7勝3敗とした
  • 大阪大会2日目の7月9日、フィリピンラウンドから続いていた3連敗をストップ
  • 決勝ラウンドは7月22日から中国(マカオ)で開催、開催国と予選上位7チームが出場する
  • 主将は石川真佑選手で、2025年世界選手権ではベストアウトサイドヒッターを受賞
  • 予選ラウンド残り2試合は7月11日トルコ戦、7月12日ポーランド戦

大阪大会でタイに逆転勝利、3連敗を止めた「大きな1勝」

7月9日、Asueアリーナ大阪で行われたタイ戦で、日本は第1、第2セットを連取しながら第3セットを落とす苦しい展開となりました。しかし迎えた第4セットでは立ち上がりに5連続得点を奪って主導権を握り、終盤に石川真佑主将のブロックとスパイクで突き放して25-22で勝利しています。

この試合ではチーム最多となる22得点を挙げた石川選手に加え、和田由紀子選手が20得点、島村春世選手が14得点を記録しました。複数の選手が得点を分け合う攻撃力を見せたことで、前日のブラジル戦の敗戦を引きずらない切り替えの早さが証明された一戦となりました。

前日のブラジル戦は高さの前に苦戦

大阪大会初戦となった7月8日のブラジル戦は、20-25、25-19、19-25、23-25というスコアで1-3の黒星に終わっていました。世界屈指の高さを誇るブラジル攻撃陣にブロックとレシーブで対応しきれず、大阪大会は連敗スタートとなっていた経緯があります。

だからこそ翌日のタイ戦は、下を向かずに立て直せるかを占う一戦でした。第2週フィリピンラウンドのドミニカ共和国戦、イタリア戦から数えると3連敗中だっただけに、タイ戦の勝利はチームの流れを引き戻す意味でも大きな価値を持っています。

決勝ラウンド進出の条件と大会レギュレーション

VNLは世界のトップクラス国が集う年間国際大会で、各国のオリンピック予選ポイントにも直結する重要な位置づけとなっています。女子日本代表は今大会、予選ラウンドでカナダ、フィリピン、そして自国開催の大阪と、3週にわたって世界の強豪と対戦してきました。

VNL2026女子は18チームが参加し、3週間にわたって予選ラウンドを戦う方式です。決勝ラウンドには開催国の中国と、予選ラウンド上位7チームが進出し、7月22日から26日にかけて中国・マカオでノックアウト方式のトーナメントが行われる予定です。

勝ち点で決まる予選ラウンドの順位

VNLの予選ラウンドは勝敗だけでなく、3-0や3-1で勝った場合は勝ち点3、フルセットの末に3-2で勝った場合は勝ち点2、逆に2-3で敗れた場合でも勝ち点1が加算される独自のポイント制です。第2週終了時点で日本は6勝2敗、勝ち点16の5位につけており、大阪大会の4試合が最終順位を左右する重要な位置づけとなっていました。

7勝3敗まで星を戻した日本は、大阪大会で残るトルコ戦、ポーランド戦の結果次第で最終順位が大きく変わる位置にいます。上位進出争いは僅差とみられており、直近のタイ戦での勝利は勝ち点を積み上げるうえで欠かせない1勝だったといえます。

主将・石川真佑選手の強さ

2025年度から日本代表の主将を務める石川真佑選手は、愛知県出身のアウトサイドヒッターです。身長174cmながら高い打点とコート全体を鼓舞するリーダーシップで、チームの精神的支柱となっています。

下北沢成徳高から積み上げてきたキャリア

石川選手は下北沢成徳高校時代からエースとして活躍し、高校3年次には主将として全国制覇を経験しています。その後は東レ、イタリア・セリエAの強豪クラブでプレーを重ね、2026-27シーズンからはトルコのエジザジュバシュへの移籍が決まっている実力者です。

2025年世界選手権でベストOHに選出

石川選手は2019年のU20世界選手権優勝時にMVPを獲得し、2025年の世界選手権でもベストアウトサイドヒッターに選出されました。なお男子日本代表主将を務める石川祐希選手は実兄にあたり、姉弟そろって代表チームを牽引しています。

攻撃陣を支える注目選手たち

石川選手だけでなく、日本の攻撃を支える選手層の厚さも今大会の強さの理由です。世代交代が進むなかで、経験豊富な選手と勢いのある若手が噛み合っています。

和田由紀子選手・島村春世選手の得点力

タイ戦で20得点を挙げた和田由紀子選手はバックアタックを武器とするオポジットで、崩れた場面でも得点を生み出せる勝負強さが持ち味です。ミドルブロッカーの島村春世選手もクイックやブロード攻撃、サービスエースと多彩な武器で得点に絡んでいます。

大会初出場の栄絵里香選手

今大会が代表初挑戦となる栄絵里香選手も、序盤のカナダラウンドから起用され存在感を発揮しています。出国前には「実力を試せるチャンス」と語っており、フレッシュな勢いがチーム全体の活性化につながっています。

堅守を支えるリベロ・ブロック陣

タイ戦ではリベロの小島満菜美選手と福留慧美選手を併用し、粘り強いレシーブでラリーをつなぎました。ミドルブロッカーの山田二千華選手もブロックで得点を重ねており、攻撃陣を引き立てる守備の安定感がチーム全体の強さにつながっています。

過去の国際大会実績にみる日本女子バレーの底力

オリンピックでの実績

女子日本代表は1964年東京五輪で「東洋の魔女」と呼ばれ金メダルを獲得しました。その後は1968年メキシコシティ五輪、1972年ミュンヘン五輪で銀メダル、1984年ロサンゼルス五輪、2012年ロンドン五輪では銅メダルを手にしています。

世界選手権での実績

世界選手権でも1962年、1967年、1974年と過去3度の優勝を経験しており、2010年の日本大会では32年ぶりとなる銅メダルを獲得しました。直近の2025年大会では4位という結果を残しており、表彰台にはあと一歩届きませんでしたが、石川選手の個人賞受賞など収穫は多く、今回のVNLはその勢いを引き継ぐ大会として位置づけられています。

次戦はトルコ・ポーランド、決勝ラウンドへ向けた正念場

大阪大会の残り2試合は、7月11日にトルコ、7月12日にポーランドと対戦します。いずれも19時20分キックオフでTBS地上波での生中継が予定されており、決勝ラウンド進出争いを占う重要な試合です。

トルコは世界選手権でも上位に食い込む強豪であり、一筋縄ではいかない相手とみられます。ここで白星を積み重ねられるかが、7月22日開幕の決勝ラウンド進出を大きく左右することになりそうです。

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よくある質問

女子日本代表は決勝ラウンドに進出できますか

7月9日時点で通算7勝3敗としており、決勝ラウンド進出圏内をうかがえる位置につけています。ただし残るトルコ戦、ポーランド戦の結果と他チームの成績次第で最終順位は変動するため、現時点で進出が確定したわけではありません。

主将の石川真佑選手はどんな選手ですか

愛知県出身のアウトサイドヒッターで、下北沢成徳高校時代から日本を代表する選手として活躍してきました。2025年世界選手権ではベストアウトサイドヒッターに選出されており、攻守にわたってチームを牽引しています。

決勝ラウンドはいつ、どこで開催されますか

2026年7月22日から26日にかけて、中国のマカオで開催される予定です。開催国の中国と予選ラウンド上位7チームの合計8チームによる、ノックアウト方式のトーナメントとなります。

参考

まとめ

女子日本代表は大阪大会でタイに3-1で勝利し、3連敗を止める大きな1勝を挙げました。通算成績は7勝3敗となり、7月22日から始まる決勝ラウンドへ望みをつないだ形です。

主将・石川真佑選手を中心に、和田由紀子選手や島村春世選手、初出場の栄絵里香選手まで攻撃の選択肢が豊富な今のチームは、過去の五輪・世界選手権実績にも劣らない戦力を備えています。トルコ戦、ポーランド戦の結果に注目しながら、決勝ラウンド進出の行方を見守りたいところです。

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