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史上初!外国人投手だけの継投ノーヒットノーランをヤクルトが達成|プロ野球の珍記録を解説

2026年7月9日、プロ野球史に残る珍しい記録が広島市のマツダスタジアムで生まれました。東京ヤクルトスワローズが広島東洋カープを相手に、複数の投手をつないで無安打無得点に抑える「継投ノーヒットノーラン」を達成したのです。

今回の快挙で特に注目されているのが、先発から抑えまでマウンドに上がった投手全員が外国人選手だったという点です。NPBの公式記録によれば、継投による無安打無得点試合はレギュラーシーズンで史上6度目ですが、投手全員が外国人という組み合わせでの達成は今回が初めてとなりました。

この記事では7月9日の広島対ヤクルト戦の内容を振り返りながら、そもそも継投ノーヒットノーランとはどんな記録なのか、そしてなぜ「外国人投手だけ」での達成がここまで珍しいのかを、過去の事例データとあわせて詳しく解説していきます。

この記事の要点

  • 2026年7月9日、ヤクルトが広島戦で継投によるノーヒットノーランを達成
  • 先発ウォルターズ、8回リランソ、9回キハダの外国人投手3人によるリレー
  • 継投ノーヒットノーランはレギュラーシーズンで史上6度目、外国人投手だけでの達成は史上初
  • スコアは1-0、2回の山野辺の適時三塁打による1点を守り切った
  • この勝利でヤクルトは6連敗をストップ

広島戦で何が起きたのか 試合を振り返る

舞台は広島市のマツダスタジアムで行われた広島対ヤクルト戦です。先発マウンドに上がったのは、今季3度目の登板となるナッシュ・ウォルターズ投手でした。

先発ウォルターズの快投と先制点

ウォルターズは101球を投げて7回を投げ切り、広島打線を無安打無失点に封じ込めました。来日後初めての白星がかかった一戦でもあり、まさに会心の投球内容だったといえます。

打線は2回表、2死二塁の場面で山野辺翔選手の適時三塁打が飛び出し、これが決勝点になりました。試合はそのままヤクルトが1点をリードする展開で終盤へと進んでいきます。

リレー継投とゲームセットの瞬間

8回からはヘスス・リランソ投手がマウンドを引き継ぎ、こちらも広島打線をヒットなしに抑えました。そして9回、守護神のホセ・キハダ投手が最後を締めくくるべく登板します。

キハダは2つの四球を与えて2死二、三塁のピンチを招きましたが、代打・菊池涼選手を空振り三振に仕留めて試合終了となりました。スコアは1-0、ヤクルトが継投によるノーヒットノーランを完成させた瞬間でした。

この勝利によってヤクルトは、それまで続いていた6連敗にストップをかけることにも成功しています。ウォルターズにとっては来日初勝利という意味でも、忘れられない一戦になりました。

継投ノーヒットノーランとは何か

ノーヒットノーランとは本来、一人の投手が完投し、相手チームに安打を1本も許さず無得点に抑えて勝利する試合のことを指します。四球やデッドボール、味方のエラーによる出塁は認められますが、ヒットと得点だけは許されません。

これに対し、今回のように複数の投手がリレーしながら無安打無得点を達成する記録は「継投ノーヒットノーラン」と呼ばれます。実はNPBの公式サイトでは、この継投による無安打無得点試合は単独投手による103度の正式記録一覧とは別枠の「参考」記録として扱われているのが実情です。

完全試合との違い

しばしば混同されがちなのが「完全試合」との違いです。完全試合は安打だけでなく四球やデッドボール、エラーによる出塁も一切許さず、走者を一人も出さずに試合を終える、ノーヒットノーランよりもさらに難易度の高い記録になります。

今回の継投劇では、9回にキハダが2つの四球を与えているため、この時点で完全試合の可能性はすでに消えていました。それでも安打だけは最後まで許さなかったことで、貴重な継投ノーヒットノーランが成立したのです。

なぜ「外国人投手だけ」の継投が史上初なのか

継投によるノーヒットノーラン自体、NPBのレギュラーシーズンでは今回が史上6度目という極めて珍しい記録です。2021年8月15日にソフトバンクが日本ハム戦で達成して以来、実に5年ぶりの快挙でもありました。

ただし過去5度の継投ノーヒットノーランは、いずれも日本人投手と外国人投手が混在した継投で成し遂げられてきました。今回のように先発から抑えまで全員が外国人選手という組み合わせは、NPB史上初めてのケースになります。

外国人枠と継投采配の難しさ

NPB球団は登録できる外国人選手の人数に上限があり、実戦で複数の外国人投手を同じ試合の継投に起用できるかどうかは、その日の先発ローテーションや監督の継投判断、さらに各投手のコンディションなど多くの偶然が重ならなければ実現しません。3人がそろって安打を許さず試合をまとめ上げる確率は、決して高いものではないのです。

NPB史に残る過去の継投ノーヒットノーラン

  • 2006年4月15日 日本ハム対ソフトバンク(延長12回、1-0)八木智哉-武田久-MICHEAL
  • 2017年6月14日 巨人対ソフトバンク(交流戦、3-0)山口俊-マシソン-カミネロ
  • 2021年8月15日 ソフトバンク対日本ハム(引き分け、0-0)スチュワート・ジュニアら6投手
  • 2026年7月9日 ヤクルト対広島(1-0)ウォルターズ-リランソ-キハダ(外国人投手のみ、史上初)

こうして並べてみると、継投ノーヒットノーランは対戦カードも投手の組み合わせも毎回まったく異なることが分かります。今回のヤクルトの記録は、その中でも「全員が外国人投手」という一点において、これまでにない特別な事例といえるでしょう。

ヤクルトスワローズにとっての意味

今季のヤクルトは苦しい戦いが続いており、この試合の直前まで6連敗を喫していました。そうした状況下での継投ノーヒットノーランは、チームにとって単なる記録以上の価値を持つ勝利になったはずです。

来日初勝利のウォルターズとブルペン陣の奮闘

先発のウォルターズは来日から思うような結果を残せずにいた投手で、この日が待望の来日初勝利という節目でもありました。7回を無安打無失点でまとめ上げた投球内容は、今後のローテーション定着にも弾みをつけるものだったといえます。

リリーフを託されたリランソとキハダも、それぞれ重要な役割を果たしました。特にキハダは2つの四球でピンチを背負いながらも粘り強く抑え込み、守護神としての勝負強さを示す結果になりました。

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よくある質問

継投ノーヒットノーランはNPBの公式記録に含まれますか?

含まれていません。NPB公式サイトの記録ページでも、単独投手が完投して達成した103度の正式な無安打無得点試合とは別枠で「参考」として掲載されています。

完全試合とノーヒットノーランはどう違いますか?

ノーヒットノーランは安打と得点のみを許さない記録で、四球やエラーによる出塁は認められます。完全試合はそれに加えて走者を一人も出さない、より難易度の高い記録です。

外国人投手だけで継投ノーヒットノーランを達成したのは今回が初めてですか?

はい、初めてです。過去5度の継投ノーヒットノーランは日本人投手と外国人投手が混在しており、全員が外国人選手だったのは2026年7月9日のヤクルトが史上初となります。

今回の試合で来日初勝利を挙げた投手は誰ですか?

先発を務めたナッシュ・ウォルターズ投手です。7回を無安打無失点に抑える快投で、来日後初めての白星を手にしました。

参考

まとめ

2026年7月9日の広島対ヤクルト戦は、継投ノーヒットノーランという珍しい記録に加え、それを外国人投手だけで成し遂げたという二重の価値を持つ試合になりました。ウォルターズ、リランソ、キハダの3人によるリレーは、NPB史における新たな1ページとして記憶されることになりそうです。

継投による無安打無得点試合はNPBの公式記録一覧には含まれないものの、その希少性は数字が物語っています。レギュラーシーズンでの達成はわずか6度、そのうち全員が外国人投手というケースは今回が初めてなのですから、これがどれほど特別な夜だったかが伝わってくるはずです。

苦しいシーズンを送るヤクルトにとって、この一勝が反転攻勢のきっかけになるのか、今後の戦いぶりにも注目が集まります。プロ野球ならではの珍記録が生まれた瞬間を、ぜひ記憶にとどめておきたいところです。

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