情報セキュリティと倫理・心得 第14回|AI倫理・AIの責任論・AI社会原則を解説【8/28】|8/28 11:15
2026年8月28日(金)11時15分からBS231で放送される放送大学『情報セキュリティと倫理・心得 第14回』のテーマは「AI倫理、AIの責任論、AI社会原則」です。AIが社会のさまざまな場面で使われる現在、便利さだけでなく、誤りや差別、不透明な判断が起きたときに誰が責任を負うのかを考える回です。
放送大学の公式番組ページでは、講師は辰己丈夫教授。科目全体は、情報セキュリティ、情報倫理、数理・データサイエンス・AIを扱う際の心得という3領域で構成されています。第14回は、その中でもAIを社会で使うときの倫理と責任に焦点を当てます。
情報セキュリティと倫理・心得 第14回の放送日時・講師
| 放送日 | 2026年8月28日(金) |
| 放送時間 | 11:15~12:00 |
| チャンネル | BS231 放送大学テレビ |
| テーマ | AI倫理、AIの責任論、AI社会原則 |
| 講師 | 辰己丈夫(放送大学教授) |
AI倫理とは?「できるか」だけでなく「してよいか」を考える
AI倫理は、AIの性能や効率だけでは判断できない問題を扱います。たとえば、採用や融資などでAIが人を評価するとき、特定の属性に不利な偏りが生じていないか、本人が判断理由を理解できるか、問題が起きたときに異議を申し立てられるかといった論点があります。
生成AIでも、もっともらしい誤情報、著作権や個人情報、機密情報の扱いなどが問題になります。重要なのは、AIの出力を無条件に正しいとみなすのではなく、人間が目的・影響・検証方法を考えながら使うことです。
AIの責任論|誤った判断をしたとき誰が責任を負う?
AIは道具として使われる一方、複雑なモデルでは判断過程が分かりにくくなる場合があります。開発者、提供者、導入する組織、実際に使う担当者の役割が分かれているため、事故や不利益が起きたときに責任の所在が曖昧になりやすいことがAIの責任論の難しさです。
実務では、AIに任せる範囲、人間が確認する場面、記録を残す方法、停止できる仕組みなどを事前に決めておくことが重要です。AIが判断したから終わりではなく、誰が最終的な意思決定を担うかという設計が問われます。
AI社会原則|公平性・説明責任・透明性・人間中心
放送大学のデータサイエンス教材でも、AI社会原則の学習項目として公平性、説明責任、透明性、人間中心の判断が示されています。これらは、AIを社会に取り入れる際の重要な視点です。
- 公平性:特定の人や集団を不合理に不利にしない
- 説明責任:AIを使った判断について組織や人が責任を持つ
- 透明性:AIが使われていることや判断の仕組みを必要な範囲で明らかにする
- 人間中心:最終的に人の権利・尊厳・安全を守ることを優先する
情報セキュリティとAI倫理はどうつながる?
科目名に「情報セキュリティ」と「倫理・心得」が並んでいるのは、技術的な安全と社会的な適切さの両方が必要だからです。パスワードや暗号化が強固でも、AIに不要な個人情報を入力したり、不適切な目的でデータを使ったりすれば問題は防げません。
逆に、倫理的な方針を掲げるだけでも、アクセス権限やログ管理が弱ければ情報漏えいにつながります。AI社会では『安全に動くこと』と『適切に使うこと』をセットで考える必要があります。
関連して知っておきたいAIリスク
AIの誤情報や制御、ディープフェイクなどの具体的なリスクを知りたい方は、サイト内の視点・論点「AIのリスク どう向き合うか」解説も参考になります。第14回の「責任」と「社会原則」を、実際のリスクと結び付けて考えやすくなります。
よくある質問
第14回のテーマは?
「AI倫理、AIの責任論、AI社会原則」です。
放送時間は?
2026年8月28日(金)11時15分から12時00分まで、BS231で放送予定です。
講師は誰?
放送大学教授の辰己丈夫さんです。
AI社会原則では何が重要?
AIを人間中心に利用するため、公平性、説明責任、透明性などの観点から社会的なルールや責任を考えることが重要です。
まとめ
第14回は、AIを便利な技術として使うだけでなく、社会の中で責任を持って使うには何が必要かを考える授業です。AI倫理、責任論、AI社会原則を通じて、公平性・説明責任・透明性・人間中心という視点を押さえると、生成AIや自動判断システムをめぐるニュースも理解しやすくなります。

