クラシック音楽館 ウィーン・フィル&ベルリン・フィル曲目は?野外コンサート聴き比べ【8月16日】|8/16 21:00
2026年8月16日(日)21:00からNHK Eテレで放送される「クラシック音楽館 ウィーン・フィル&ベルリン・フィル 夏の夜の野外コンサート」は、ヨーロッパを代表する2つの名門オーケストラの夏恒例イベントを2時間で聴き比べる特集です。
ウィーン・フィルはロレンツォ・ヴィオッティがシェーンブルンの夏の夜のコンサートに初登場し、ブリン・ターフェルが歌唱。ベルリン・フィルはキリル・ペトレンコとヨナス・カウフマンが「Viva Italia!」を掲げ、イタリア・オペラとレスピーギの華麗な管弦楽を響かせます。「曲目は?」「どっちがどんな公演?」という検索に答えられるよう、両オーケストラ公式プログラムをもとに整理します。
この記事の要点
- 放送は2026年8月16日(日)21:00~23:00、NHK Eテレ1・東京
- ウィーン・フィル:指揮ロレンツォ・ヴィオッティ、歌ブリン・ターフェル、6月19日シェーンブルン宮殿庭園
- ベルリン・フィル:指揮キリル・ペトレンコ、歌ヨナス・カウフマン、6月27日ワルトビューネ
- ウィーンはオペラ・バレエ・ミュージカルまで色彩豊かな選曲
- ベルリンは「Viva Italia!」をテーマにイタリア・オペラとレスピーギ
- 番組表では放送曲順が未掲載のため、この記事では元公演の公式曲目を掲載
クラシック音楽館 8月16日の放送日時・出演者
| 番組名 | クラシック音楽館 ウィーン・フィル&ベルリン・フィル 夏の夜の野外コンサート |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年8月16日(日)21:00~23:00 |
| 放送局 | NHK Eテレ1・東京 |
| ウィーン・フィル指揮 | ロレンツォ・ヴィオッティ |
| ウィーン・フィル独唱 | ブリン・ターフェル(バス・バリトン) |
| ベルリン・フィル指揮 | キリル・ペトレンコ |
| ベルリン・フィル独唱 | ヨナス・カウフマン(テノール) |
番組公式SI情報では、ウィーン公演は2026年6月19日 シェーンブルン宮殿の庭園、ベルリン公演は6月27日 ワルトビューネ野外音楽堂で収録されたものと案内されています。どちらも夏の夜を代表する野外コンサートですが、選曲と空気感はかなり異なります。
ウィーンとベルリンは何が違う?2つの野外コンサートを比較
| 比較 | ウィーン・フィル | ベルリン・フィル |
|---|---|---|
| 会場 | シェーンブルン宮殿 庭園 | ワルトビューネ野外音楽堂 |
| 収録日 | 2026年6月19日 | 2026年6月27日 |
| 指揮 | ロレンツォ・ヴィオッティ | キリル・ペトレンコ |
| 歌手 | ブリン・ターフェル | ヨナス・カウフマン |
| 選曲の軸 | オペラ、オペレッタ、バレエ、ミュージカルまで横断 | 「Viva Italia!」―イタリア・オペラとローマを描くレスピーギ |
| 聴きどころ | 宮殿を背景にした色彩感と歌のキャラクター | 劇的なテノールと厚みのある管弦楽 |
ウィーンは「夏の祝祭」の華やかさを多ジャンルの音楽で見せるタイプ。一方のベルリンはテーマをイタリアに絞り、オペラの感情の爆発とレスピーギの大編成オーケストレーションを前面に出します。同じ野外コンサートでも、ウィーンは色彩と遊び、ベルリンは劇場的なドラマという対照が聴き比べの面白さです。
ウィーン・フィルの曲目|スッペからラヴェル、屋根の上のヴァイオリン弾きまで
ウィーン・フィル公式が発表した「Summer Night Concert 2026」の主プログラムは次の11曲です。NHK番組表では放送曲順を個別には公表していないため、以下は放送の元となった6月19日公演の公式曲目としてご覧ください。
- スッペ:オペレッタ「軽騎兵」序曲
- ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」よりメフィストーフェレのアリア
- プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」間奏曲
- ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」よりファルスタッフのアリア
- チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り(トレパーク)
- フローレンス・プライス:「アドレーション」
- コルンゴルト:「シュトラウシアーナ」
- ワーグナー:「ラインの黄金」よりヴォータンのモノローグ
- マスネ:「タイスの瞑想曲」
- ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
- ボック:「屋根の上のヴァイオリン弾き」より「もし私が金持ちだったなら」
ブリン・ターフェルはボーイト、ヴェルディ、ワーグナー、ボックで登場。重厚な悪魔役からコミカルなテヴィエまで、声だけで人物像を変える表現力が大きな見どころです。「タイスの瞑想曲」ではウィーン・フィルのコンサートマスター、アルベナ・ダナイローヴァがヴァイオリン独奏を担当しています。
ベルリン・フィルの曲目|「Viva Italia!」でヨナス・カウフマンが熱唱
ベルリン・フィル公式のワルトビューネ2026は、タイトル通り「Viva Italia!」。イタリア・オペラのアリアと間奏曲、そしてレスピーギがローマの景色を音にした交響詩を組み合わせています。
- レオンカヴァッロ:「道化師」プロローグ「Si, può?」
- レオンカヴァッロ:「道化師」間奏曲
- レオンカヴァッロ:「道化師」より「衣装をつけろ」
- ヴェルディ:「運命の力」序曲
- リチーニオ・レフィーチェ:「Ombra di nube」
- レスピーギ:「ローマの噴水」
- マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
- チレア:「アルルの女」より「ありふれた話」
- ジョルダーノ:「フェドーラ」より「愛さずにはいられぬこの思い」
- レスピーギ:「ローマの松」
ヨナス・カウフマンは「道化師」をはじめ、チレアやジョルダーノなど、19世紀末のヴェリズモ・オペラを中心に歌います。人間の嫉妬、名誉、復讐、恋愛を生々しく描く作品群と、ペトレンコが引き出すベルリン・フィルの精密で巨大な響きの組み合わせが注目です。
ヴィオッティ初登場とペトレンコの「イタリア」|指揮の違いにも注目
ロレンツォ・ヴィオッティは、ウィーン・フィルの夏の夜のコンサートに2026年が初登場。ウィーン・フィル公式も「初めて指揮する」と明記しています。歌、舞曲、バレエ音楽、フランス音楽まで次々に色を変えるプログラムを、どのように一つの祝祭へまとめるかが見どころです。
対するキリル・ペトレンコはベルリン・フィルの首席指揮者。ワルトビューネでは「Viva Italia!」の軸を崩さず、オペラの情熱とレスピーギの巨大な音響を行き来します。ソリストを支える柔軟さと、管弦楽だけになった瞬間の密度の違いを聴くと、2公演の個性がはっきりします。
同じ「クラシック音楽館」の最近の特集では、N響のコンサートマスター3人に密着した回もありました。オーケストラの内部で音をまとめる人に興味がある方は、クラシック音楽館「N響3コンマス」は誰?郷古廉・長原幸太・川崎洋介もあわせてご覧ください。
ブリン・ターフェルとヨナス・カウフマン|2人のスター歌手を聴き比べ
ウィーン側のブリン・ターフェルは低声の厚みと演技力を生かし、悪魔、ファルスタッフ、神ヴォータン、ミュージカルのテヴィエまで一晩で演じ分けます。声の迫力だけでなく、曲ごとの人物像が変わるところがポイントです。
ベルリン側のヨナス・カウフマンはテノール。今回の選曲では「道化師」のカニオなど、感情が極限まで高まる役柄が中心です。低く暗い色合いを持つ歌声から一気に高音へ抜けるドラマ性は、野外会場でも強い存在感を放ちます。
つまり歌の聴き比べでも、ターフェル=多彩な役作り、カウフマン=イタリア・オペラの情念という違いが楽しめます。
よくある質問
8月16日のクラシック音楽館は何時から?
2026年8月16日(日)21:00~23:00、NHK Eテレ1・東京で放送予定です。
ウィーン・フィルの指揮者は誰?
ロレンツォ・ヴィオッティです。2026年はシェーンブルンのSummer Night Concertに初登場しました。
ベルリン・フィルのソリストは誰?
テノールのヨナス・カウフマンです。「道化師」「アルルの女」「フェドーラ」などのアリアを歌いました。
番組で公演の全曲が放送されますか?
放送前の番組表では個別の放送曲目・曲順までは公表されていません。この記事の曲目一覧は、ウィーン・フィルとベルリン・フィルが公開している元公演の公式プログラムです。
参考・確認先
- ウィーン・フィル「Summer Night Concert 2026」公式
- ベルリン・フィル「Viva Italia!」ワルトビューネ2026公式
- ソニーミュージック「シェーンブルン・サマーナイト・コンサート2026」公式情報
- Gガイド「クラシック音楽館」公式SI番組情報
まとめ
8月16日の「クラシック音楽館」は、シェーンブルン宮殿とワルトビューネという2つの名物野外会場を一晩で旅するような2時間です。ヴィオッティ×ウィーン・フィルの華やかな多彩さと、ペトレンコ×ベルリン・フィルの「Viva Italia!」の濃密なドラマ。さらにターフェルとカウフマンというスター歌手の違いまで意識すると、単なる名演集ではなく「2つのオーケストラ文化を比べる番組」として楽しめます。

