WordPressショートコードで広告をランダム表示させる方法

WordPressではショートコードが使えます。WordPressショートコードは、長文の広告コードやプログラムをコンパクトにまとめて簡単に入力できる便利な機能です。

基本さえ理解すれば、コピペだけで活用の幅が広がるでしょう。ショートコードは、WordPressブログを構築しているならぜひ使ってほしい便利技のひとつです。

記事では、WordPressショートコードの基本から解説します。またASP広告をAdSense広告のようにランダム表示する方法も紹介するので参考にしてください。

 

WordPressのショートコードは簡単に作れる

まずは簡単なWordPressショートコードを書いてみましょう。
WordPressテーマのルートフォルダにfunctions.phpというファイルがあります。functions.phpの格納場所は「wp-content/themes/テーマ名/functions.php」であることが一般的です。
functions.phpをテキストエディターで開いてください。その最下部に下記コードを追加します。

<?php
function abc_func() {
    return "簡単なショートコード";
}
add_shortcode('abc', 'abc_func');
?>

次にWordPressの投稿画面を開きます。WordPress5系のブロックエディターを利用している場合、「ウィジェット」から「ショートコード」を選択します。追加したブロックに以下を入力してください。

[abc]

以上がWordPressショートコードの基本です。

長文もショートコードでスッキリ

いつものお決まり文言をWordPressブログに投稿している場合など、ショートコードが活躍します。一度ショートコードを作ってしまえば、WordPress内で文章の使い回しが簡単に行えるからです。

またWordPressサイトにASPのアフィリエイトコードを貼るときにも、ショートコードを利用すると便利です。例えば同じ広告をWordPressサイト内の複数箇所に掲載する時、その都度、長文コードをコピペするのは手間ではないでしょうか。そのような場合、「afi_001」などの名称でショートコードを作っておくと運用が楽になります。

いつも同じ広告では飽きられる

ショートコードで広告を管理すると、WordPressサイトの運用が楽になります。しかし表示される広告バナーは当然ながら同じものです。ユーザー目線で考えると、いつも同じ広告が表示されていては新鮮味にかけるでしょう。

その点GoogleAdSenseのバナー広告は、掲載ページが更新されるたびに内容がランダム変化します。ユーザーは常に目新しい広告に触れることになり、興味を引くのです。

WordPressショートコードを利用すれば、ASPのバナー広告やテキスト広告でも、Google AdSenseと似たランダム表示をすることができます。

バナーやテキスト広告をランダム表示させるショートコードの作り方

ASP広告をWordPressでランダム表示させるショートコードの作り方を解説します。先述した基本形を応用するので参考として下さい。
テキスト入力した部分をjavaScriptと差し替えます。最終的にWordPressのfunctions.phpに記述する内容は以下です。

<?php
function abc_func() {$str=<<<eom
	<span id="abc"></span>
	<script type="text/javascript">
	var abc_list=[
		'広告コードA(改行不可)',
		'広告コードB(改行不可)',
		'広告コードC(改行不可)'
	];
	var rNo = Math.floor(Math.random() * abc_list.length);
	document.getElementById('abc').innerHTML = abc_list[rNo];
	</script>
eom;
return $str;
}
add_shortcode('abc', 'abc_func');
?>

注意_広告コードは改行しない

上記例では広告コードをA~Cまで3つランダムで表示させます。注意する点としてコードは1行で書くようにして下さい。普通ASPから広告コードをコピペすると複数行にまたがります。改行を削除して1行にするのです。
※<br/>などのタグは、基本的にそのままにしておきます。コードを書き換えると報酬が無効となる場合もあるのでご注意下さい。

ショートコードを反映させる方法

上記の手順で作成したWordPress用の広告ランダムショートコードは、投稿ページやテーマを構成するファイルなどに記述することができます。

投稿記事ページでは、先述した方法で記述してください。WordPressのテーマファイル(phpファイル)に直接記述する場合は以下のように記述します。

<?php
echo do_shortcode('[abc]');
?>

ショートコードがWordPressの広告掲載を効率化

WordPressで収益を得ている場合、広告コードの掲載は必須でしょう。管理や更新が煩雑になりがちな作業なので、ショートコードで整理すると効率的です。また、AdSense広告のようにランダム表示させると、ユーザーを飽きさせず興味を引くことができます。ぜひ記事を参考にしてWordPressショートコードを取り入れて下さい。

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