
一戸建ての平均価格はいくら?2016年と2026年の相場を比較してわかったこと
我が家が一戸建てを探していたとき、最初に確認していたのが「物件価格の相場」でした。多くの方も、まずは価格帯で物件を絞り込み、そこから間取りや立地などの条件を加えて探していくのではないでしょうか。
当時の我が家は、貯金額や住宅ローンの借入可能額をもとに「3,000万円以下」という予算ラインで物件を探していました。ただ、この3,000万円という数字はあくまで計算上はじき出したもので、感覚的に決めてしまった部分も大きく、「この価格帯は一戸建てとして妥当なのか」「この予算で選べる物件はどのくらいあるのか」といった疑問が残っていました。
そこで参考にしたのが、東京カンテイが公表している一戸建ての平均価格データです。今回は、当時比較した内容に加えて、2026年最新の相場データもあわせて紹介します。
目次
【当時の記録】平均価格と我が家の予算を比べてみた
参考にしたデータの調査対象は、敷地面積100~300平米、最寄り駅から徒歩30分またはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件でした。我が家が内覧していた物件には100㎡以下のものも多く、敷地面積の条件はやや広めに感じましたが、検索条件としては概ね近いものでした。
地域別の平均価格データの中から、購入先として検討していた神奈川県のデータを参考にし、実際に我が家が内覧した物件の平均価格と比較してみました。
- 中古の一戸建て平均価格:2,914万円(我が家の内覧物件平均:2,708万円)
- 新築の一戸建て平均価格:3,620万円(我が家の内覧物件平均:2,635万円)
中古・新築のいずれも、神奈川県の平均価格より、我が家が実際に内覧していた物件のほうが安い結果でした。ここから考えられる仮説は次の2つです。
- 我が家の予算は、世間の相場と比べてやや低めである
- そもそも物件数が少ない価格帯から探す必要がある
特に新築では平均価格との差が1,000万円ほどあったため、この価格帯での新築探しは簡単ではなさそうだと感じました。一方で中古であれば差は200万円程度だったため、新築よりは現実的に探せそうだという感触を得ました。
【2026年最新】一戸建ての平均価格は2016年からどう変わった?
あれから約10年が経ち、一戸建ての価格相場は当時と比べて大きく変化しています。東京カンテイが公表している2026年のデータによると、首都圏の一戸建て価格はおおよそ次のような水準になっています。
- 神奈川県の中古一戸建て平均価格:約4,290万円
- 横浜市の中古一戸建て平均価格:約5,189万円
- 首都圏の新築一戸建て平均価格:約4,988万円
参考:2026年2月 首都圏の中古一戸建て平均価格(東京カンテイ)
2016年当時、神奈川県の中古一戸建て平均価格は2,914万円でしたので、約10年間で1,300万円以上、率にして4割以上も上昇したことになります。当時「3,000万円以下」という予算で探していた感覚からすると、今同じ条件で探すとしたら、予算の前提そのものを見直す必要がありそうな水準です。
このように、一戸建ての価格相場は数年単位で大きく動きます。物件を探す際は、過去のデータだけを鵜呑みにせず、できるだけ直近の相場データを確認しながら予算を考えることが大切です。
中古の一戸建て選びには知識が不可欠
今回の比較を振り返ると、当時の我が家の購入力は、相場に対して決して高くはなかったのだと改めて感じました。理想に近い一戸建てを見つけるには、新築よりも中古のほうが現実的な選択肢になりそうだということもわかりました。
ただし、中古の一戸建てを探すときは、新築を探すとき以上に多くの知識が求められます。建物のどの部分が傷んでいるか、瑕疵保険には加入できるか、リフォームはどの程度必要になりそうか——確認すべきポイントは多岐にわたります。
特にリフォーム費用は、見落とすと後から大きな負担になります。現金で用意できない場合は、住宅ローンとは別にリフォームローンを組む必要が出てくることもあり、トータルで見ると新築のほうが結果的に安く済むケースもあります。
内覧時に確認しておきたいポイントについては、内覧ポイント|一戸建てを内覧して気付いた7つのCheckpointでもまとめていますので、あわせてチェックしてみてください。
中古一戸建て特有の不安要素や手間は数えきれないほどありますが、ここで慎重に見極めておかないと、後で困るのは自分自身です。お金に余裕がない分、知識を蓄えてお得な物件を見つける努力をするしかありません。
こうした努力が無駄にならないと信じて、今日も物件情報のチェックを続けています。まずは情報収集の手数を増やすことが、納得のいく一戸建て選びへの第一歩だと感じています。
まとめ:平均価格は「相場の位置取り」を知るための目安
一戸建ての平均価格は、東京カンテイなどの調査データで定期的に公表されており、自分の予算が相場に対してどのくらいの位置にあるのかを知る目安になります。ただし、価格相場は数年単位で大きく変動するため、検索のタイミングごとに最新データを確認することが重要です。
購入のタイミングそのものについて迷っている方は、マイホームの買い時を判断するために必要な3つの外的要因もあわせて参考にしてみてください。

