
子供向けプログラミング教室は必要?選び方のポイントとおすすめ教室5選
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化され、子供たちは学校の授業の中でも「プログラミング的思考」に触れる機会が増えました。
とはいえ、学校の授業だけでカリキュラムが組まれているわけではないため、「家庭でも何かサポートしたほうがいいのでは」「習い事としてプログラミング教室に通わせるべきか」と考える保護者も少なくありません。学習塾なら内容のイメージがつきやすいものの、プログラミング教室で具体的に何を学ぶのかは想像しにくいという声も多く聞かれます。
この記事では、子供向けプログラミング教室で学ぶ内容や、教室選びで押さえておきたいポイント、そして実際の教室の例をいくつか紹介します。プログラミング教室に通わせるかどうかを判断する際の参考にしてください。
子供向けプログラミング教室で学ぶことは「コードの暗記」ではない
「プログラミング教室」と聞くと、パソコンの前でひたすらキーボードを打ち込む姿をイメージする人も多いかもしれません。しかし、子供向けの教室の多くは、いきなり本格的なコードを書かせるのではなく、「プログラミング的思考」を育てることを目的にしています。
パソコンやタブレットを使ってブロックを組み合わせ、キャラクターを動かしたりゲームを作ったりする授業は、一見すると遊びのようにも見えます。しかしその中身は、「順序立てて考える」「うまくいかない原因を探して修正する」といった、論理的思考力や問題解決力を養う学びです。
使用する教材や指導方針は教室ごとに大きく異なるため、どんな考え方をベースにしているのかを比較することが、教室選びでは重要になります。学校でのプログラミング教育の概要については小学校プログラミングの基本を理解する4つのポイントでも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
「通学型」と「オンライン型」、どちらを選ぶ?
子供向けプログラミング教室は、大きく「通学型(リアル教室)」と「オンライン型」の2つに分けられます。
通学型は、決まった曜日・時間に教室へ足を運んで授業を受けるスタイルです。送り迎えのスケジュール調整は必要になりますが、講師や他の生徒と直接顔を合わせられるため、わからないことをその場で質問しやすく、モチベーションを保ちやすいというメリットがあります。
一方のオンライン型は、自宅のパソコンやタブレットからインターネット経由で受講するスタイルです。送り迎えが不要で、通学型に比べて費用を抑えやすい教室も多く見られます。質問はチャットやビデオ通話で行い、授業日時が固定されているケースもあれば、好きな時間に進められる教材タイプもあります。
どちらが向いているかは、子供の性格や家庭のスケジュールによって変わります。「人と一緒のほうが集中できる子」は通学型、「自分のペースでコツコツ進めたい子」はオンライン型が合いやすい傾向です。次の章では、実際の教室の例をいくつか紹介します。
代表的な子供向けプログラミング教室の例
ここでは、全国規模で展開している代表的なプログラミング教室をいくつか取り上げ、それぞれの特徴を紹介します。
QUREO(キュレオ)プログラミング教室
サイバーエージェントグループが開発した教材を使い、全国で多数の教室が展開されているプログラミングスクールです。ゲームを作りながらブロックプログラミングを学び、進度に応じてテキストコーディングへとステップアップしていくカリキュラムが特徴です。月謝の相場は他のスクールと比べて手頃な水準で、初めて習い事として通わせる場合の選択肢に入りやすい教室です。
Tech Kids School(テックキッズスクール)
IT大手・サイバーエージェントが運営する小学生向けのプログラミングスクールです。ゲームやアプリの開発を通して、プログラミングの基礎から実践的なスキルまで段階的に学べるカリキュラムが組まれています。デザインや企画など、開発の周辺工程に触れられるのも特徴で、将来的に本格的な開発に興味を持つ子供に向いています。
LITALICOワンダー
LITALICOワンダーは、ゲーム・アプリ制作、ロボット製作、3Dプリンターを使ったデジタルファブリケーションなど、複数のコースから子供の興味に合わせて選べるのが特徴です。一人ひとりの興味や習熟度に合わせてカリキュラムを組み立てる、オーダーメイド型の指導スタイルを採用しています。
ヒューマンアカデミージュニア
全国に多数の教室を展開する大手スクールで、ロボットクリエイターが監修したカリキュラムが特徴です。ブロックを使ったロボット製作からスタートし、組み立てたロボットを動かすプログラミングへと進んでいくため、「ものづくり」と「プログラミング」を両方体験したい子供に向いています。
TENTO
2011年に設立された、日本でも老舗にあたる子供向けプログラミング教室です。低学年のうちはビジュアルプログラミング言語の「スクラッチ(Scratch)」などから入り、学年が上がるにつれてPythonやHTMLといった本格的な言語にも取り組めるよう、生徒のレベルに合わせて柔軟にカリキュラムが組まれます。スクラッチについてはスクラッチ(Scratch)とは?子供のプログラミング学習に最適な理由でも詳しく解説しています。
教室選びで確認しておきたいチェックポイント
数ある教室の中からどこを選べばよいか迷ったときは、以下のポイントを比較してみるとよいでしょう。
- 子供自身がパソコンやタブレットを操作する時間がしっかり確保されているか
- 子供の年齢やスキルに合った教材・コースが用意されているか
- つまずいたときに質問できるサポート体制が整っているか
- 体験授業の有無と、その内容
- 月謝・教材費などの費用と、振替や退会時の条件
多くの教室では無料の体験授業を実施しています。気になる教室がいくつか見つかったら、実際に体験授業を受けてみて、子供自身が「楽しい」「またやりたい」と感じるかどうかを確認するのが、最終的な決め手になることが多いようです。
まとめ
プログラミング教育は2020年度から小学校で必修化されており、子供たちが学校外でもプログラミングに触れる機会は今後さらに増えていくと考えられます。
プログラミング教室で学ぶのは、単なるコードの書き方ではなく、論理的に考える力や、試行錯誤しながら問題を解決する力です。通学型かオンライン型か、どんな教材を使うのかは教室によって大きく異なるため、複数の教室の体験授業を比較してみることをおすすめします。
「うちの子に合うかどうか」は、実際に試してみないとわからない部分も多いものです。気になる教室があれば、まずは無料体験から気軽に試してみてはいかがでしょうか。

