クラシックTV「ベートーベン ザ・レボリューション!」曲は月光・英雄|内容・再放送【8月13日】|8/13 21:00

NHK Eテレ「クラシックTV」では、ベートーベンの人生と作品をたどる4回シリーズの第2弾「ベートーベン ザ・レボリューション!」が、2026年8月13日(木)21時00分~21時30分にアンコール放送されます。

今回のテーマは、ベートーベンが後世に知られる“ベートーベンらしさ”を形にしていく激動の4年間。代表的に取り上げられる曲は、清塚信也さんが演奏するピアノ・ソナタ第14番「月光」と、音楽史の転換点ともいわれる交響曲第3番「英雄」です。

ゲストは第1弾に続いて俳優の松山ケンイチさん。この記事では、放送日時と出演者、番組で扱う曲、「月光」「英雄」の何が革命的なのか、耳の病との関係、ホルン奏者3人が登場する理由、再放送と4回シリーズの順番までまとめます。

クラシックTV「ベートーベン ザ・レボリューション!」放送日時・出演者

番組名クラシックTV 選「ベートーベン ザ・レボリューション!」
放送日時2026年8月13日(木)21:00~21:30
放送局NHK Eテレ
司会清塚信也、鈴木愛理
ゲスト松山ケンイチ
出演木川博史、岡田彩愛、土谷優太
語り服部伴蔵門
主な曲ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」、交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

2026年8月の「クラシックTV」はベートーベン4回シリーズを4週連続でアンコール放送。8月13日は第2回にあたり、木川博史さん、岡田彩愛さん、土谷優太さんのホルン奏者3人も実演ゲストとして出演します。

内容は「ベートーベンがベートーベンになった瞬間」

番組が追うのは、ウィーンで人気作曲家として歩み始めたベートーベンが、自分だけの音楽を確立していく時期です。番組表では、「最初の大革命を起こすまでの激動の4年間」として紹介されています。

  • 古典派の枠から踏み出した「月光」の斬新さ
  • 音楽家にとって深刻な耳の病と、1802年の人生の危機
  • その苦境を経て生まれた交響曲第3番「英雄」
  • 「英雄」が従来の交響曲から何を変えたのか
  • 松山ケンイチさんが人物としてのベートーベンをどう読み解くか

前回の「ザ・ビギニング!」が少年期から交響曲第1番までの“出発”を扱ったのに対し、今回は「学んだ人」から「時代を変える人」へ変化する局面が中心です。第1回の内容はクラシックTV「ベートーベン ザ・ビギニング!」曲・内容・4回シリーズの順番でまとめています。

曲は「月光」と交響曲第3番「英雄」|何が革命的?

注目ポイント
ピアノ・ソナタ第14番「月光」原題は「Sonata quasi una Fantasia(幻想曲風ソナタ)」。伝統的なソナタの型から自由になろうとする発想が表れています。
交響曲第3番「英雄」規模、構成、ドラマ性を大きく拡張。第2楽章に葬送行進曲を置き、ホルンも3本使うなど、それまでの交響曲の常識を押し広げました。

ベートーベン・ハウスの資料では、「月光」は1801年に作曲された作品27-2で、ベートーベン自身が「月光」と名付けたわけではありません。自筆譜・初版に示された「幻想曲風ソナタ」という言葉からも、従来の形式をそのままなぞらず、新しい構成を試した作品だったことが分かります。

「英雄」は主に1803年に作曲され、1804年初頭までに仕上げられました。作品の長さだけでなく、巨大な第1楽章、葬送行進曲の第2楽章、3本のホルン、変奏的な終楽章まで、交響曲を“優雅な娯楽”から大きな物語を語る音楽へ押し広げた点が重要です。

「月光」はなぜ月光?ベートーベン本人が付けた題名ではない

検索で特に気になりやすいのが、ピアノ・ソナタ第14番がなぜ「月光」と呼ばれるのかという点です。

ベートーベン本人の題名は「Sonata quasi una Fantasia」で、「月光」は後世に定着した通称です。ベートーベン・ハウスによると、詩人ルートヴィヒ・レルシュタープが第1楽章の印象を、月明かりの湖を進む小舟の情景になぞらえたことが、この呼び名の由来とされています。

静かな第1楽章のイメージが有名ですが、作品全体では第3楽章に激しいエネルギーが噴き出します。番組では清塚信也さんの演奏を通して、穏やかな“月夜の曲”というイメージだけではない、作品の革新性が伝わりそうです。

耳の病とハイリゲンシュタットの遺書|1802年の危機が転機に

ベートーベンにとって1801~1802年は、作曲家として前進する一方で、聴力低下が深刻になった時期でもあります。ベートーベン・ハウスの年譜には、1802年の「ハイリゲンシュタットの遺書」が、進行する難聴についての深刻な独白として記録されています。

この文書は法律上の遺言というより、兄弟に向けて自分の苦悩を説明した手紙に近いものです。絶望の中で生きることをやめかけながらも、まだ生み出すべき芸術があるという思いが彼を踏みとどまらせました。

番組が「耳の病との闘いを乗り越えて『英雄』を書き上げた」と紹介するのは、この人生の危機と創作の飛躍が接近しているためです。単に“苦労したから名曲が生まれた”という話ではなく、自分の音楽をどこまで押し広げるのかという決断の時期として見ると、今回のタイトル「ザ・レボリューション!」が理解しやすくなります。

「英雄」とナポレオンの関係|タイトルを破った話はどこまで本当?

交響曲第3番「英雄」といえば、ベートーベンがナポレオンに献呈しようとしたものの、皇帝になったと知って怒り、献辞を破棄したという逸話が有名です。

ベートーベン・ハウスは、この逸話には史料で確認できる部分と、後世に脚色された可能性がある部分が混在すると説明しています。現存する表紙には激しく消した跡による穴があり、ベートーベンがナポレオンに複雑な期待と失望を抱いていたこと自体は史料から確認できます。

一方で「表紙を丸ごと引き裂いた」といった劇的な描写は、そのまま事実と断定しないほうが正確です。番組を見るときも、一人の英雄をたたえる曲なのか、人間そのものの闘いを描いた音楽なのかという視点で聴くと、松山ケンイチさんの考察をより楽しめます。

ホルン3人が出演する理由は?「英雄」の響きに注目

8月13日の実演ゲストとして、木川博史さん、岡田彩愛さん、土谷優太さんのホルン奏者3人が出演します。

「英雄」はホルンを3本用いる作品で、当時の交響曲としては響きのスケールを広げる重要なポイントでした。特に第3楽章のトリオでは、3本のホルンが前面に出る豪快な場面があります。

テレビではオーケストラ全体を聴くだけでは気づきにくい音色を、実演で分解して紹介できるのが「クラシックTV」の強みです。「なぜホルンが3人いるの?」と思った視聴者にとって、この編成そのものが“革命”を理解する手がかりになります。

松山ケンイチの考察も見どころ|俳優目線でベートーベンを読む

第1弾に続くゲストの松山ケンイチさんは、作品だけでなく「その音楽を作った人間は何を考えていたのか」という方向からベートーベンを捉えます。

「月光」から耳の病、ハイリゲンシュタットの遺書、「英雄」へと続く今回の流れは、人物の内面を想像する余地が大きい回です。番組表でも松山さんの「鋭い考察」が見どころとして予告されています。

松山さんの年齢・家族・出演作や2026年の活動については、松山ケンイチのプロフィール|妻・小雪や子供、二拠点生活・現在で詳しく紹介しています。

ベートーベン4回シリーズの順番|第3弾は「運命」「田園」へ

タイトル2026年8月の放送主なテーマ
第1回ザ・ビギニング!8月6日(木)少年期~交響曲第1番
第2回ザ・レボリューション!8月13日(木)「月光」・耳の病・「英雄」
第3回ザ・デスティニー8月20日(木)交響曲第5番「運命」・第6番「田園」
第4回ベートーベン フォーエバー!8月27日(木)晩年・弦楽四重奏・第9番「合唱付き」

4回を通して見ると、初期の修業時代から、独自の作風を確立した革命期、「運命」「田園」の時代、そして晩年の「第九」までを一続きで追えます。今回だけを見ても楽しめますが、第1回の記事を先に読むと、なぜ1800年代初頭の変化が大きかったのかが分かりやすくなります。

再放送はいつ?見逃し配信の確認方法

「クラシックTV」は通常、木曜21時の放送後、翌週月曜14時台に再放送されます。2026年8月の番組案内でも、本放送は毎週木曜21:00~21:29、再放送は翌週月曜14:00~14:29と案内されています。

そのため「ベートーベン ザ・レボリューション!」は、通常編成どおりなら8月17日(月)14時台が再放送枠です。編成変更の可能性があるため、録画時はNHKの当日番組表で最終確認してください。

ネット視聴はNHKの公式配信サービスで番組名を検索し、対象回の再生可否と期限を確認するのが確実です。権利条件により回ごとに配信状況が異なる場合があります。

よくある質問

クラシックTV「ベートーベン ザ・レボリューション!」の放送はいつ?

2026年8月13日(木)21時00分~21時30分、NHK Eテレで放送予定です。

番組で紹介される曲は?

ベートーベンのピアノ・ソナタ第14番「月光」と、交響曲第3番「英雄」が中心です。「月光」は清塚信也さんの演奏が案内されています。

「月光」はベートーベン本人が付けた題名?

いいえ。「月光」は後世に定着した通称です。ベートーベンは「Sonata quasi una Fantasia(幻想曲風ソナタ)」として発表しました。

「英雄」はなぜ革命的といわれる?

従来の交響曲より大規模で、葬送行進曲を含む劇的な構成や3本のホルンなど、形式・響き・表現の幅を大きく拡張したためです。

再放送はいつ?

「クラシックTV」は通常、翌週月曜14時台が再放送枠です。今回も通常編成どおりなら2026年8月17日(月)14時台です。

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参考・公式情報

まとめ

「クラシックTV 選『ベートーベン ザ・レボリューション!』」は、2026年8月13日(木)21時00分からNHK Eテレで放送予定です。

中心曲はピアノ・ソナタ第14番「月光」交響曲第3番「英雄」。1801年の「月光」、1802年の耳の病とハイリゲンシュタットの遺書、1803年を中心に作られた「英雄」という流れをたどることで、ベートーベンが古典派の枠を押し広げていく転換点が見えてきます。

ホルン3人の実演と、松山ケンイチさんの俳優ならではの人物考察にも注目です。シリーズは8月20日の「ザ・デスティニー」、8月27日の「ベートーベン フォーエバー!」へ続きます。

※放送日時・出演者は2026年8月8日時点の番組情報をもとにしています。編成変更時はNHKの番組表をご確認ください。

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