題名のない音楽会「恐怖を感じる音楽会」の曲は?《幽霊》とプロコフィエフの怖い理由【8月8日】|8/8 10:00

2026年8月8日(土)のテレビ朝日「題名のない音楽会」は、暑い夏に合わせた納涼企画「背筋も凍る!恐怖を感じる音楽会」です。

作曲家の加藤昌則さんが、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲《幽霊》と、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番を題材に、音楽が人に恐怖や不安を感じさせる仕組みを解説します。

この記事では、放送日時、出演者、演奏曲に加え、なぜ《幽霊》とプロコフィエフのソナタが怖く聞こえるのかを、旋律・低音・和音・強弱・間の使い方から分かりやすく整理します。

この記事の結論
・放送は2026年8月8日(土)10:00~10:30、テレビ朝日
・演奏曲はベートーヴェン「ピアノ三重奏曲《幽霊》」第2楽章と、プロコフィエフ「ヴァイオリン・ソナタ第1番」第1楽章
・《幽霊》は遅いテンポ、低音のトレモロ、不安定な和声、突然の強弱が恐怖を生む
・プロコフィエフは冷たい音色と細かな音型で「墓地を吹き抜ける風」のような感覚を作る
・見逃した場合はBS朝日の2026年8月9日(日)8:00~8:30を確認
・今回のTVer・TELASA配信は、番組公式ページに案内が見当たらない

題名のない音楽会「恐怖を感じる音楽会」の放送日時

項目内容
番組名題名のない音楽会「背筋も凍る!恐怖を感じる音楽会」
放送日2026年8月8日(土)
放送時間10:00~10:30
放送局テレビ朝日
司会石丸幹二、武内絵美(テレビ朝日アナウンサー)
ゲスト・解説加藤昌則(作曲家)
演奏辻彩奈(ヴァイオリン)、萩原麻未(ピアノ)、辻本玲(チェロ)

地域によって放送曜日や時刻が異なります。テレビ朝日の局別スケジュールでは、テレビ朝日は土曜10時、BS朝日は日曜8時の放送です。

「題名のない音楽会」は1964年に始まった長寿番組で、2009年に「世界一長寿のクラシック音楽番組」としてギネス世界記録に認定されました。2025年には「山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会」がギャラクシー賞や放送文化基金賞などを受賞しています。

8月8日の演奏曲・セットリスト

作曲者演奏者注目ポイント
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 作品70-1《幽霊》第2楽章よりL.v.ベートーヴェン萩原麻未、辻彩奈、辻本玲遅いテンポと暗い響き、低音の揺れ
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 作品80 第1楽章S.プロコフィエフ辻彩奈、萩原麻未冷たい音色と「墓地の風」を思わせる音型

2曲とも、分かりやすい怪談の物語が付いた音楽というより、音色や和音、テンポだけで聴き手の身体に緊張を起こす作品です。番組では、作曲家がどのように「怖さ」を音へ置き換えたのかが見どころになります。

ベートーヴェン《幽霊》第2楽章はなぜ怖い?

ベートーヴェンのピアノ三重奏曲作品70-1は、1808年に作曲されました。《幽霊》という呼び名の由来は第2楽章です。弟子のカール・チェルニーが、その不気味な雰囲気をシェイクスピア「ハムレット」の亡霊に重ねたことから、通称が定着したとされています。

一方、ベートーヴェンのスケッチには、未完成に終わった「マクベス」のオペラ構想と関係する痕跡もあります。そのため、《幽霊》の音楽にはハムレットの亡霊だけでなく、マクベスの魔女の場面が影響した可能性も指摘されています。

遅すぎるテンポが時間感覚を狂わせる

第2楽章は「Largo assai ed espressivo」。非常にゆっくり、表情豊かに演奏する指定です。音が次へ進むまでの時間が長いため、聴き手は「何かが起こりそうなのに起こらない」という待たされる感覚を味わいます。

低音のトレモロが正体の見えない気配を作る

ピアノの低い音域では、細かく震えるトレモロが続きます。はっきりした旋律ではなく、床下や遠くから響くような振動として聞こえるため、音の発生源が見えない不安につながります。

静けさと突然の強音の落差

弱い音で息を潜めた直後、急に音量が膨らむ場面があります。人は予測できない変化に反応しやすく、音量差が大きいほど身体が驚きます。ホラー映画の効果音にも通じる仕組みです。

プロコフィエフ「ヴァイオリン・ソナタ第1番」はなぜ怖い?

プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 作品80は、重く冷たい響きを持つ作品です。第1楽章の終盤に現れる弱く細かなヴァイオリンの動きについて、作曲者自身が「墓地を吹き抜ける風のように」演奏するイメージを示したことで知られています。

ヴァイオリンが歌わず、風のように動く

一般的なヴァイオリンの美しい旋律とは異なり、ここでは音が素早く上下し、輪郭の薄い気配として聞こえます。人の声のような温かさが消えることで、生命のない空間を連想させます。

ヘ短調と半音の動きが足場を不安定にする

暗い調性に加え、半音単位でぶつかる音や、落ち着く場所が分かりにくい和音が続きます。聴き手は次の響きを予測しづらく、安心できる着地点を失います。

ピアノの低音が逃げ道をふさぐ

ピアノは低い音域で重い響きを作り、ヴァイオリンの冷たい音を下から支えます。高音と低音の距離が広がるほど空間が大きく感じられ、ひとりで広い暗闇にいるような感覚が生まれます。

怖いクラシックに共通する4つの音楽技法

技法聴こえ方今回の曲での役割
低い音重い、遠い、正体が見えない《幽霊》のピアノ低音、プロコフィエフの重い伴奏
不協和・半音落ち着かない、解決しない次の和音を予測しにくくする
トレモロ・細かな反復震え、風、ざわめき目に見えない気配を作る
沈黙と強弱差待たされる緊張、突然の驚き恐怖が近づいたり遠ざかったりする感覚

怖い音楽は、単に短調で暗くするだけではありません。聴き手が「次に何が来るか」を予測しにくい状態を作り、安心できるリズムや和音を意図的に外すことで恐怖を生みます。

出演者と演奏の注目ポイント

加藤昌則|怖さを作曲家の視点で解説

加藤昌則さんは作曲家・ピアニストとして、クラシック作品の仕組みを言葉と実演で伝える企画に多数出演しています。今回は「怖い」という感覚を、音の高さや和音、速度、楽器の組み合わせへ分解して紹介します。

辻彩奈|冷たい音色と鋭い緊張感

辻彩奈さんは《幽霊》ではピアノ、チェロと対話し、プロコフィエフではヴァイオリンの細かな音型で「風」の気配を描きます。同じ楽器が、歌う音から生命感の薄い音へどう変わるかが聴きどころです。

萩原麻未・辻本玲|低音と間で恐怖を支える

萩原麻未さんのピアノは、低音の震えや突然の強音で空間全体の緊張を作ります。辻本玲さんのチェロは、人の声に近い音域を持つ一方、暗い響きでは不安や悲しみを強く伝えます。3人の呼吸が合うほど、静かな場面の緊張感も高まります。

見逃した場合はBS朝日を確認|TVer配信は?

視聴方法日時・状況
テレビ朝日2026年8月8日(土)10:00~10:30
BS朝日2026年8月9日(日)8:00~8:30
TVer・TELASA今回の配信案内は番組公式ページに見当たらない
地域局曜日・時間が異なるため局別スケジュールを確認

テレビ朝日のFAQでは、「題名のない音楽会」はBS朝日で再放送がある番組として案内されています。地上波を見逃した場合は、翌朝のBS朝日を録画・視聴する方法が確実です。

インターネット配信は回によって特別番組のみ行われる場合がありますが、今回の放送については番組公式ページにTVerやTELASAの案内がありません。配信を前提にせず、地上波またはBS朝日を確認してください。

関連するクラシック・音楽番組の記事

今回のように演奏曲と作品背景を知ってから聴くと、クラシック音楽は旋律だけでなく、音色や間の変化まで楽しみやすくなります。

よくある質問

「恐怖を感じる音楽会」はいつ放送ですか?

テレビ朝日では2026年8月8日(土)10時から10時30分まで放送されます。地域によって放送時間が異なります。

8月8日の演奏曲は何ですか?

ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲《幽霊》」第2楽章と、プロコフィエフ「ヴァイオリン・ソナタ第1番」第1楽章です。

ベートーヴェン《幽霊》の名前の由来は?

弟子のカール・チェルニーが第2楽章を聴き、シェイクスピア「ハムレット」の亡霊を連想したことが由来とされています。

プロコフィエフの曲はなぜ怖いのですか?

暗い調性、低音、半音のぶつかり、冷たいヴァイオリンの音色が重なるためです。作曲者は第1楽章の細かな音型を「墓地を吹き抜ける風」のように演奏するイメージを示しました。

見逃し配信はありますか?

今回のTVer・TELASA配信は、番組公式ページに案内が見当たりません。BS朝日では2026年8月9日(日)8時から放送予定です。

まとめ

  • 2026年8月8日(土)10時からテレビ朝日で放送
  • テーマは「背筋も凍る!恐怖を感じる音楽会」
  • 演奏曲はベートーヴェン《幽霊》第2楽章とプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番
  • 怖さの秘密は低音、不協和、トレモロ、沈黙、強弱差
  • 出演は加藤昌則、辻彩奈、萩原麻未、辻本玲
  • 地上波を見逃した場合は8月9日(日)8時のBS朝日を確認

《幽霊》とプロコフィエフのソナタは、怪物や悲鳴を直接描かなくても、音の配置だけで恐怖を感じさせる作品です。番組では、普段は無意識に感じている「怖い音」の正体を、演奏と解説の両方から楽しめます。

参考・公式情報

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