100分de名著「シュルレアリスム宣言」第3回再放送|デペイズマン・デュシャン・マグリットを解説【8月21日】|8/21 15:05
2026年8月21日(金)15時05分からNHK Eテレ1・東京で放送予定の「100分de名著 ブルトン『シュルレアリスム宣言』(3)異質なものを並置せよ」は、8月17日(月)夜に放送された第3回の再放送です。
今回の中心語は「デペイズマン(位置転換)」。便器を「泉」として展示したマルセル・デュシャン、巨大な岩が宙に浮かぶような絵を描いたルネ・マグリットなどを手がかりに、「異質なものを並置するとなぜ現実の見え方が変わるのか」を読み解きます。
8月21日再放送の日時・出演者
| 番組 | 100分de名著 ブルトン「シュルレアリスム宣言」(3)異質なものを並置せよ |
|---|---|
| 再放送 | 2026年8月21日(金)15:05~15:30 |
| 初回放送 | 2026年8月17日(月)22:25~22:50 |
| 放送局 | NHK Eテレ1・東京 |
| 講師 | 伊東順二(美術評論家/プロジェクトプランナー) |
| 司会 | 伊集院光、安部みちこ |
| 朗読 | 松尾スズキ |
| 語り | 目黒泉 |
シリーズ第1回から流れを整理したい方は、第1回「20世紀最大の芸術革命」、第2回「超現実とはなにか」もあわせて読むと、第3回の位置づけが分かりやすくなります。
デペイズマンとは?「位置転換」で日常を揺さぶる
番組情報では、デペイズマンを本来あるべき場所や文脈から引き離し、異質なものや概念をあえて異なる文脈に並置する手法として紹介しています。日常では当たり前に見えているものでも、置かれる場所や組み合わせが変わると、急に奇妙で新鮮なものに見えてきます。
これは単に「変なものを並べる」遊びではありません。私たちが無意識に従っている用途、常識、意味づけをいったん外し、対象そのものを見直す仕掛けです。シュルレアリスムが夢や無意識だけでなく、現実の見方そのものを変えようとした運動だったことが見えてきます。
デュシャン「泉」はなぜ重要?
マルセル・デュシャンの「泉」は、既製品の便器を美術の場に持ち込み、作品として提示したことで知られます。日用品を美術館・展覧会という別の文脈に置くことで、「美術とは何か」「作者が作るとは何か」という前提そのものを揺さぶりました。
第3回では、このような位置転換がシュルレアリスムの発想とどう響き合うのかがポイント。対象の形を大きく変えなくても、置く場所と意味をずらすだけで、新しい見え方が生まれることが分かります。
マグリットの絵はなぜ不思議に見える?
ルネ・マグリットは、現実にありそうなものを精密に描きながら、通常なら同時に存在しない組み合わせや大きさ、位置関係を画面の中に置くことで、強い違和感を生み出しました。巨大な岩が空中に浮くイメージも、その代表例として番組紹介に登場します。
夢のように見えても、描かれている一つ一つの要素は現実的。そのため見る側は「あり得ない」と分かりながら、なぜかリアルに感じます。デペイズマンは、この現実と非現実の境界を揺らすための強力な方法といえます。
「シュルレアリスム研究所」は人間のデペイズマン
番組情報でもう一つ重要なのが「シュルレアリスム研究所」です。劇作家、画家、詩人らが自由に出入りし交流する場が、異なる背景を持つ人間を一つの場所に集める「人間のデペイズマン」として紹介されます。
異質な人や考えが出会うことで、単独では生まれなかった発想や表現が生まれる。作品の中だけでなく、人の集まり方そのものにもデペイズマンの思想が広がっていた点が、第3回の大きな見どころです。
第3回を理解する3つのポイント
- 場所を変える:同じ物でも置かれる文脈が変わると意味が変わる
- 異質なものを並べる:常識では結びつかないもの同士の衝突から新しい連想が生まれる
- 人を出会わせる:異なる分野の人間が集まる場自体が創造の装置になる
初回放送を踏まえた詳しい整理は、サイト内の第3回「デペイズマンとは?」解説記事も参考になります。
ウェブの声|「シュルレアリスム」が身近になる
ウェブでは、難しそうな「シュルレアリスム」という言葉も、デュシャンやマグリットの具体例から入るとイメージしやすいという反応が見られます。また、作品だけでなく研究所という「人の集まる場」までデペイズマンとして考える視点に興味を持つ声もあります。
よくある質問
100分de名著「シュルレアリスム宣言」第3回の再放送はいつ?
2026年8月21日(金)15:05~15:30、NHK Eテレ1・東京で放送予定です。第3回の初回放送は8月17日(月)22:25~22:50でした。
デペイズマンとは何ですか?
本来ある場所や文脈から対象を引き離し、異質なもの同士を並べることで、見慣れた現実に違和感や新しい意味を生み出す表現手法です。
第3回の出演者は?
講師は美術評論家・プロジェクトプランナーの伊東順二さん、司会は伊集院光さんと安部みちこアナウンサー、朗読は松尾スズキさん、語りは目黒泉さんです。
関連公式情報:NHK「100分de名著」公式X、NHK出版「100分de名著」関連情報。NHK本体の番組ページは閲覧環境上取得できなかったため、放送日時・当日内容は放送局公式情報を利用する番組表でも照合しています。

