『ローン0円住宅のつくりかた』を読んだ感想|賃貸併用住宅のリアルな気づき

午堂登紀雄さんの著書『知っている人だけ得をする ローン0円住宅のつくりかた』を読みました。マイホームの購入を考えている人だけでなく、賃貸併用住宅という選択肢に興味がある人にとっても、気づきの多い一冊だったので感想をまとめておきます。

賃貸併用住宅を建てた経験がベースになった一冊

著者の午堂さんは、ご夫婦でさまざまな投資に取り組んでおり、関連する書籍も数多く出版されている方です。本書は、その午堂さんが実際に賃貸併用住宅を建てた際に気づいたことをまとめた内容になっています。「住宅を買う」のではなく「住宅を建てる」立場から、家賃収入によって実質的な負担を抑えるという考え方が軸になっており、不動産投資の視点を取り入れたマイホームづくりに関心がある人にとっては、参考になる事例が詰まっています。

専門用語の多さに最初は戸惑った

もともと不動産投資を実践してきた著者だけあって、序盤は専門用語が多く、正直なところ最初のうちは話についていくのがやっとでした。それでも読み進めるうちに、ひとつひとつのポイントを丁寧に、わかりやすく説明してくれていることに気づき、最後まで読み切ることができました。専門知識がない状態からでも、順を追って理解できるように工夫されている点は、本書の大きな魅力だと感じます。

「購入」だけを考えている人にはピンとこない部分も

本書はタイトルのとおり、住宅を「建てる」ことに特化したノウハウがまとめられています。そのため、私のように最初から「建てる」のではなく「購入する」ことしか視野に入れていない読者にとっては、スケールの大きさに圧倒されてしまうエピソードもありました。たとえば太陽光発電に関する話などは、初めて知る内容ということもあり、なかなか実感が湧きませんでした。建築という選択肢があることを前提に読むと、より腑に落ちる一冊だと思います。

最初の一歩を踏み出す怖さについて考えさせられた

「人と違うことをしないと得はできない」とよく言われますが、実際には多くの人が一歩を踏み出すのをためらい、結局は周りと同じ選択をしてしまいます。それは、得をしたいと思いながらも、どこかで「得をすること」自体に罪悪感や恐怖を感じてしまうからではないでしょうか。

本書に書かれているような方法を実行に移して、もし失敗すれば、その責任は自分が負うことになります。自分一人ならまだしも、家族の生活も背負っているとなると、その重みはさらに増します。著者である午堂さんのように、一度思い切って踏み出してしまえば、その先は意外とスムーズに進んでいくものなのかもしれません。それでも、最初の一歩を踏み出す瞬間は誰にとっても怖いものであり、おそらく午堂さん自身も、最初は同じように不安を感じていたのではないかと思います(そうであってほしいという願望も込めてですが)。

まとめ|少し背伸びした選択肢を知るきっかけになる本

臆病な性格の私にとって、本書は少しハードルの高い選択肢を見せてくれる内容でした。今すぐにそのハードルを飛び越えるのは難しくても、そういう選択肢があり、どれくらいの高さなのかを知れただけでも、読む価値のある一冊だったと思います。マイホームを「買う」だけでなく「建てる」という視点に興味がある方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

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