WordPressテーマの選び方のコツ

WordPressでブログを始めるとき、どんなデザインにしようか迷いませんか? WordPressでは「テーマ」でデザインが変わります。最適なテーマを選ぶには、テーマごとの特徴を見極める目が必要です。
記事ではWordPressのテーマの基本から、最適なテーマを選ぶコツまで解説します。

WordPressデザインはテーマ次第

WordPressは世界中で使われる人気の無料CMSです。同じWordPressで作ったWebサイトでもデザインも違えば、ページの表示速度やSEO対策状況も違います。これらスペックはテーマによるところが大きいでしょう。つまりWordPressサイトは、テーマによってパフォーマンスに大きな差が出るのです。

WordPressテーマは、HTMLやCSS、PHPやJavaScriptを駆使することでカスタマイズ出来ます。初心者でも見様見真似でカスタマイズすればWordPressに対する理解が深まるのがメリットです。理想に近づけるカスタマイズを施すと時間がかかります。タイム・イズ・マネーと考えるならば、最初からある程度理想に近いテーマを選ぶことが大切です。

WordPressの無料テーマと有料テーマ

WordPressのテーマは無料テーマもあれば有料テーマもあります。有料テーマのほうが優れていると思いがちですがそうとも限りません。ニーズにマッチしたテーマであれば無料テーマのほうが適しているケースもありえます。

大切なことは自分のコンテンツに必要な機能が備わったテーマを選ぶことです。ユーザーペルソナにマッチしたデザインか、スマホに対応しているか、検索機能は必要かなど、まずは必要な要素を書き出すことからはじめると効率的です。

無料WordPressテーマの特徴

WordPressの無料テーマには、公式とそれ以外があります。
公式テーマは「Twenty Nineteen」や「Twenty Seventeen」など、WordPressをダウンロードしたときに同梱されているテーマです。シンプルなデザインが大きな特徴で、余計な装飾が極力排除されています。

ユーザビリティやSEOはあまり意識されていないといえるでしょう。一方、表示速度は速いです。例えば「Twenty Nineteen」のサンプルページを「Page Speed Insights」で計測するとモバイル・パソコンともに100点満点というスコアが計測されました。

公式の無料テーマをベースにして、あらゆるテーマが開発されます。公式テーマと比べてデザイン性やユーザビリティ、SEOを意識して作られているのが特徴です。しかし、公式テーマに比べると付加される要素が増える分ページの表示速度は低下しがちです。

有料WordPressテーマの特徴

手厚いカスタマイズを加えたハイスペックなWordPressテーマは有料で販売されています。有料テーマは世界中の企業や個人が作っています。初めて有料テーマを購入しようと検討している人は、外国製より日本製を選ぶとサポートが受けやすいためおすすめです。また、有名なテーマであるほど解説ブログ記事も多く存在するので、あとあと困りません。

有料テーマは、無料テーマより優れているといわれています。「優れている」というのは、内部SEOが整っていたり、独自のカスタマイズシステムが組み込まれていたり、多くの付加機能があるからです。その付加機能の違いがテーマごとの差別化になっています。

WordPressテーマを選ぶポイント

WordPressテーマを選ぶポイントはいくつかあります。もちろん、サンプルサイトのデザインだけをみて好みで決めても結構です。自分好みのデザインは日々の更新意欲を促進します。またテーマは後々変更することが可能です。しかしテーマによっては思い通りに引き継がれない箇所もあるので気をつけましょう。

一方、WordPressサイトで収益を上げることを目的とする場合は、デザイン性だけでテーマは選べません。まず重要となるのは「Webページの表示速度」です。表示速度が1秒遅くなると離脱率が一気に上昇してしまいます。表示速度はPage Speed Insightsなどで客観的な数値として確認できるので利用してください。テーマのサンプルサイトURLを計測にかけることで参考にできます。

「デザイン性とユーザビリティ」も大切です。このときのデザインは自分好みではなく、ユーザー目線で選ぶのです。たとえばターゲット層が女性の場合、男性的なデザインは避けるべきです。そのターゲット層がどのようなデザインを好むのかは、競合サイトを調査・研究することでわかります。ユーザビリティも想定したユーザー目線に立ちます。年配者向けのコンテンツであれば見やすい配置、フォントの大きさなどを気にしましょう。

「コンテンツとの親和性」も大事です。これは自分が更新するコンテンツの内容に沿ってテーマを選ぶ方法です。例えば雑記ブログの場合、多くのジャンルを整理しやすい機能がついたテーマが適していると考えられます。

完全マッチするWordPressテーマはない

WordPressテーマには無料と有料があり、自分のコンテンツにマッチしたテーマを選ぶ必要があります。しかし、ぴったり完全に一致するテーマを選ぶことは難しいでしょう。どのテーマも一長一短あるからです。そのようなときには自分でカスタマイズすることも視野に入れてテーマを検討すると良いでしょう。

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