西洋の美学・美術史 第10回「聖母と美術」内容・講師・キーワード|8/27 13:30
2026年8月27日(木)13時30分から放送大学BS231で放送される『西洋の美学・美術史』第10回。今回のテーマは「聖母と美術―信仰を育んだイメージ」です。
放送大学公式では、講師は神戸大学教授の宮下規久朗さんと案内されています。科目全体が西洋美術を人間像やキリスト教美術の展開から読み解く構成で、第10回はとくに聖母マリアのイメージが信仰とともにどのように広がり、変化してきたのかが軸になります。
第10回の放送情報
| 科目 | 西洋の美学・美術史(’24) 第10回 |
|---|---|
| テーマ | 聖母と美術―信仰を育んだイメージ |
| 放送日時 | 2026年8月27日(木)13:30~14:15 |
| チャンネル | BS231(放送大学テレビ1) |
| 講師 | 宮下規久朗(神戸大学教授) |
「聖母と美術」で何を学ぶ?
聖母マリアは、キリスト教美術で繰り返し表現されてきた重要な主題です。番組情報では、その表現をキリスト教だけの閉じたテーマとして見るのではなく、キリスト教以前の地母神とのつながりや、地域ごとに変化した聖母像、日本に残る造形まで視野に入れて考える内容が示されています。
つまり第10回は、「宗教画の名前を覚える授業」というより、信仰を支えるイメージが人々の生活や文化の中でどのような役割を果たしたのかを、美術史から読み解く回と捉えると分かりやすいです。
押さえたい5つのキーワード
- 聖母マリア:キリストの母として、西洋美術で最も重要な女性像の一つ。
- 地母神:豊穣や生命を象徴する古い女神信仰。聖母像との比較がポイントになります。
- 黒い聖母:肌が黒く表された聖母像。地域信仰や歴史的背景と結びついています。
- 無原罪の御宿り:マリア自身が原罪を免れて宿ったとする教義で、美術表現にも大きな影響を与えました。
- 南蛮美術:キリスト教文化が日本へ伝わった時代の造形を考える手がかりになります。
科目全体の中で第10回はどこに位置する?
放送大学公式の講義概要では、まず美学という学問の成立や、美・快・創作・解釈・批評などを扱い、その後、西洋美術史を人間像やキリスト教美術の展開からたどる構成が示されています。聖母や幻視といった宗教的主題から、死・性・食・自然といった広いテーマへ接続していくのがこの科目の特徴です。
第10回は、その中でもキリスト教美術を理解するための重要な節目です。聖母像を単独作品として見るのではなく、信仰、地域文化、社会の価値観と結びつけて見ることで、美術史の「なぜこの形になったのか」が見えやすくなります。
日本の美術との接点も意識すると理解しやすい
今回の番組情報には「日本にも豊かな造形を遺した」という視点が示されています。西洋美術史の授業でありながら、南蛮美術などを通して日本との接点まで考えられる点が特徴です。美術番組の記事を続けて読みたい場合は、当サイトの日曜美術館「南都仏画」後期展示の見どころも、宗教と造形の関係を考える関連記事として参考になります。
視聴前に知っておくとよいポイント
作品名や年代をすべて暗記しようとするより、「なぜ人々は聖母像を必要としたのか」「同じ聖母でも地域や時代でなぜ姿が変わるのか」という問いを持って見ると理解しやすくなります。イメージが信仰を支え、信仰が新しいイメージを生む循環に注目すると、第10回のタイトル「信仰を育んだイメージ」の意味がつかみやすくなります。
よくある質問
「西洋の美学・美術史」第10回はいつ放送?
2026年8月27日(木)13時30分から14時15分まで、BS231で放送予定です。
第10回のテーマは?
「聖母と美術―信仰を育んだイメージ」です。聖母マリアを中心に、信仰とイメージ、美術の関係を考える回です。
講師は誰?
宮下規久朗さん(神戸大学教授)です。
どんなキーワードで見ると分かりやすい?
聖母マリア、地母神、黒い聖母、無原罪の御宿り、南蛮美術などを押さえると、授業の流れを追いやすくなります。
まとめ
『西洋の美学・美術史』第10回は、聖母マリアという代表的な宗教イメージを入り口に、信仰と美術が相互に影響し合ってきた歴史を考える回です。地母神、黒い聖母、無原罪の御宿り、南蛮美術といったキーワードを意識しながら見ると、西洋美術と日本の造形文化をつなぐ視点まで広げられます。

