ツクランカー「ビオトープ(2)」トンボのすみか条件は?ミジンコ・土・枝を解説|8/13 16:05
2026年8月13日(木)のNHK Eテレ『ツクランカー』は、「ビオトープ(2)」。学校にトンボが来てくれる「ミニビオトープ」を目指し、前編で考えた環境をさらに改善していきます。
番組表の公式情報で示されている試行錯誤は、食べ物になるミジンコを増やす、水槽に土を入れる、枝を立てるというもの。「水があるだけ」ではなく、トンボが幼虫から成虫になるまで使える環境をどう整えるかがポイントです。
この記事では、放送内容と前編との違いに加え、なぜミジンコ・土・枝が候補になるのか、トンボのすみかに必要な条件、STEAM教育としての見どころ、2026年のビオトープ最新情報、出演者・配信の探し方までまとめます。
・「ビオトープ(2)」は2026年8月13日(木)16:05~16:15、NHK Eテレ1・東京で放送予定
・学校にトンボを呼ぶミニビオトープ作りの後編
・ミジンコを増やす、土を入れる、枝を立てるなど条件を変えながら試す
・トンボは種類によって好む水深・底質・周辺環境が違うため、単一の正解ではなく観察と改善が重要
・枝や植物など水面から出る足場は、種類によってはヤゴが羽化するときにも利用される
・前編「ビオトープ(1)」と続けて見ると、問題発見から改善までのSTEAM教育の流れが分かりやすい
ツクランカー「ビオトープ(2)」の放送内容
『ツクランカー』は、ものづくりを通じて問題解決能力を育むNHK for SchoolのSTEAM教育番組です。NHK公式では、1つのテーマを2本セットで扱い、1本目を「ものづくりを始めるきっかけ」、2本目を「つまづいたときの参考」になるよう構成していると説明しています。
「ビオトープ(2)」では、学校にトンボが来るように作っているミニビオトープを改善。番組表の公式SI情報では、次の試行錯誤が案内されています。
- 食べ物になるミジンコを増やす
- 水槽に土を入れる
- 枝を立てる
- 条件を変えた環境にトンボが来るか確かめる
- 最後に、小学生が考えた虫や鳥が集まるアイデアも紹介する
大切なのは「完成形をまねする」ことより、生き物に必要な条件を調べ、仮説を立て、実際に試して改善することです。まさに『ツクランカー』らしい後編になっています。
前編「ビオトープ(1)」との違い|後編は条件を変えて改善
前編では、「学校に大好きなトンボが来てほしい」という課題から、そもそもビオトープとは何か、トンボはどんな水辺を利用するのかを考え、ミニビオトープ作りをスタートします。
前編の流れを先に確認したい方は、ツクランカー「ビオトープ(1)」トンボが来るミニビオトープ作りをあわせて読むと、今回の「なぜ条件を変えるのか」が分かりやすくなります。
| 回 | 主な役割 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| ビオトープ(1) | 課題発見・調査・設計 | トンボが来る環境とは何かを考える |
| ビオトープ(2) | 試行錯誤・改善・検証 | ミジンコ、土、枝など条件を変えて試す |
なぜミジンコを増やす?トンボの「食べ物」まで考える
番組表では、改善策のひとつとして「食べ物になるミジンコを増やす」ことが明記されています。ここで重要なのは、トンボだけを見るのではなく、トンボを支える小さな生き物まで含めて環境を考えている点です。
トンボの幼虫であるヤゴは水中で暮らす肉食性の生き物です。国土交通省の河川資料でも、ヤゴは水生昆虫やオタマジャクシ、ほかのヤゴなどを食べると説明されています。種類や成長段階によって食べるものは異なりますが、餌になる小動物がいることは、水辺を「すみか」として成立させる大切な条件です。
「トンボを呼びたいからトンボだけ用意する」のではなく、食べる・食べられる関係まで考えると、ビオトープが小さな生態系をつくる取り組みだと理解しやすくなります。
なぜ水槽に土を入れる?底の環境もトンボの条件になる
水槽に土を入れる試みも、単なる見た目の変化ではありません。トンボは種類によって好む水辺が大きく異なり、環境省の四万十市トンボ自然公園の紹介でも、川・池・田んぼの違いだけでなく、水深や日照時間など細かな条件がそろう必要があると説明されています。
さらに国土交通省の生物資料には、たとえばダビドサナエの幼虫は河川の中上流域の砂泥底に潜伏するとあります。もちろん、すべてのトンボに土が必要という意味ではありません。番組のポイントは、種類ごとの生態を調べながら「水だけの容器」とは違う底の環境を試してみることにあります。
自由研究に応用するなら、「土あり・土なし」で水の透明度や見つかる小さな生き物がどう変わるかを観察する方法も考えられます。ただし、野外の土や生き物をむやみに移動させず、学校や施設では管理者のルールに従って観察してください。
なぜ枝を立てる?水中と陸上をつなぐ足場になる
トンボは幼虫の間は水中で暮らしますが、成虫になるときは水から上がって羽化します。国土交通省の資料では、トンボは最後の脱皮の際に植物や木の枝などに登って羽化すると紹介されています。
そのため、水面から上に伸びる枝や植物は、水の中と陸上をつなぐ「立体的な環境」のひとつとして考えられます。別の河川整備事例でも、枝を組んだ粗朶棚でトンボの羽化を助ける取り組みが紹介されています。
ただし、トンボの産卵方法や羽化場所は種類によって違います。枝を立てれば必ずトンボが来るわけではなく、水深、植物、餌、周囲の草地や林などをセットで見ることが大切です。
「ビオトープ(2)」がSTEAM教育になる理由
後編の面白さは、最初の設計がうまくいかなくても、それを失敗で終わらせない点です。「なぜ来ない?」「何が足りない?」「条件を1つ変えたらどうなる?」と考え直すことが、問題解決そのものになります。
| STEAMの視点 | 今回の学び |
|---|---|
| Science | トンボ、ヤゴ、ミジンコなど生き物の関係を調べる |
| Technology | 観察・記録の方法を工夫する |
| Engineering | 水槽内の土や枝の配置を変え、環境を設計する |
| Arts | 人と生き物が共存できる場所のあり方を考える |
| Mathematics | 水深、日数、個体数、観察回数などを比べる |
夏休みの自由研究につなげたい場合は、1日でできる小学生向け自由研究テーマ20選も参考になります。ビオトープのように長く観察するテーマでも、「何を比べるか」を先に決めると記録がまとめやすくなります。
2026年のビオトープ最新情報|京都御苑のトンボ池は30周年
ビオトープは学校の学習だけでなく、実際の自然観察・保全にも使われています。環境省の京都御苑では、自然観察園「トンボ池」が2026年に開設30周年を迎えました。
2026年度は記念企画として一般公開や自然観察が行われており、5月時点の年間予定では、夏の一般公開を9月上旬に予定しています。トンボ池では、トンボやモリアオガエルなど水辺の生き物を観察でき、まさに番組と同じ「どんな環境なら生き物が利用するのか」を実地で見る場になっています。
また、環境省が紹介する四万十市トンボ自然公園では、種ごとに異なる水深や日照などに対応できるよう多様な水環境を整備しています。ひとつの池を作れば終わりではなく、観察データをもとに環境を調整し続けることは、番組の試行錯誤と共通しています。
放送日・出演者|髙津菜都希、声は田中卓志・北香那
| 番組名 | ツクランカー「ビオトープ(2)」 |
|---|---|
| 放送局 | NHK Eテレ1・東京 |
| 放送日時 | 2026年8月13日(木)16:05~16:15 |
| テーマ | トンボが来るミニビオトープの改善 |
| 出演 | 髙津菜都希 |
| 声 | 田中卓志、北香那 |
声で出演する田中卓志さんのプロフィール、北香那さんのプロフィールは別記事で詳しくまとめています。番組での声の役割以外の経歴や出演作が気になった方はあわせて確認してください。
見逃し・配信を探す方法|NHK for Schoolを確認
『ツクランカー』はNHK for Schoolの教育番組で、公式ページには配信リストがあります。テレビ放送を見逃した場合や授業・自由研究でもう一度確認したい場合は、NHK for Schoolで「ツクランカー ビオトープ ②」を探すのが分かりやすい方法です。
放送日時は地域や編成で変わる場合があるため、テレビで見る場合は視聴地域のNHK番組表もあわせて確認してください。
よくある質問
ツクランカー「ビオトープ(2)」はいつ放送?
NHK Eテレ1・東京では、2026年8月13日(木)16:05~16:15の放送予定です。
ビオトープ(2)では何をする?
学校にトンボが来るよう、ミジンコを増やす、水槽に土を入れる、枝を立てるなど、ミニビオトープの条件を変えながら試行錯誤します。
なぜミジンコを増やすの?
番組表では「食べ物になるミジンコを増やす」と案内されています。トンボの幼虫は水中の小動物を食べるため、トンボだけでなく餌になる生き物も含めて環境を考える試みです。
なぜ枝を立てるの?
トンボの幼虫は成虫になるとき、水から上がって植物や木の枝などに登り羽化する種類があります。枝は水中と陸上をつなぐ立体的な足場のひとつとして考えられます。
前編を見ていなくても分かる?
後編だけでも改善のポイントは理解できますが、前編では課題発見からミニビオトープを作り始めるまでを扱うため、2本続けて見ると「調べる→作る→試す→改善する」という流れがより分かりやすくなります。
まとめ
『ツクランカー ビオトープ(2)』は、学校にトンボが来る環境を目指し、ミニビオトープを改善していく後編です。
- 放送は2026年8月13日(木)16:05~16:15
- ミジンコを増やし、餌になる小さな生き物まで考える
- 土を入れ、底の環境も変えてみる
- 枝を立て、水中と陸上をつなぐ立体的な環境を作る
- トンボは種類ごとに好む条件が違うため、観察と改善が重要
- 前編から続けて見るとSTEAM教育の「試行錯誤」がより分かりやすい
放送を見るときは、「何を足したか」だけでなく、その変更はトンボのどんな暮らしに役立つのかを考えると、番組の狙いがつかみやすくなります。
参考にした情報
- NHK for School『ツクランカー』
- 番組表.Gガイド『ツクランカー ビオトープ(2)』
- 環境省 ecojin「四万十市トンボ自然公園(トンボ王国)」
- 環境省 京都御苑「トンボ池30周年記念」
- 国土交通省 川内川河川事務所「とんぼの一生」
- 国土交通省 太田川河川事務所「ダビドサナエ」
- 国土交通省 信濃川下流河川事務所「川の生きものにも配慮」

