ツクランカー「ビオトープ(1)」トンボが来るミニビオトープ作りとは?|8/12 16:05

2026年8月12日(水)のNHK Eテレ『ツクランカー』は、「ビオトープ(1)」。ビルに囲まれ、虫や鳥をあまり見かけない学校に、大好きなトンボが来てくれる環境をつくるため、主人公が「ミニビオトープ」作りに挑戦します。

今回のポイントは、トンボそのものを連れてくるのではなく、トンボが自然に「ここなら暮らせそう」と感じる環境を考えることです。水辺、植物、日当たり、周囲の環境などを観察し、「生き物が好む条件」をものづくりへ落とし込んでいきます。

この記事では、放送内容、ビオトープの意味、トンボを呼ぶ水辺の考え方、家庭や学校でミニビオトープを考えるポイント、STEAM教育との関係、番組で紹介されるサンゴ×AIの取り組み、出演者・見逃し情報まで、放送前後に気になる内容をまとめます。

この記事の結論
・「ビオトープ(1)」では、学校にトンボが来るミニビオトープ作りに挑戦する
・ビオトープは、生き物が暮らせる環境を守ったり、つくったりする考え方
・トンボは種類によって好む水辺が違うため、「水があればよい」ではなく環境条件を考えることが重要
・番組は観察→条件整理→設計→試行錯誤というSTEAM教育の流れが分かりやすい
・「こんなところにSTEAM」では、サンゴをAIで健康管理する取り組みを紹介
・放送は2026年8月12日(水)16:05~16:15、NHK Eテレ1・東京の予定

ツクランカー「ビオトープ(1)」の放送内容

今回の主人公が通う学校の周囲はビルが多く、虫や鳥を見る機会が少ない環境です。そこで「大好きなトンボに学校へ来てもらいたい」と考え、参考にするのが生き物が自然に集まる場所「ビオトープ」です。

番組表の公式情報では、主人公がトンボのすみかになるミニビオトープ作りに挑戦すると案内されています。完成品だけを見るのではなく、「トンボはどんな場所を好むのか」「学校の限られた場所で何を再現できるのか」を考える過程が見どころです。

  • 学校の周囲に生き物が少ない理由を観察する
  • トンボが暮らす水辺の特徴を調べる
  • 必要な条件をミニサイズの環境へ落とし込む
  • 作った環境が生き物にとって本当に使いやすいか考える
  • 人間の都合だけでなく、生き物側の視点で設計する

同じ『ツクランカー』のものづくりの流れを知りたい方は、当サイトの「ツクランカー おと(1)」ドアチャイムとSTEAM教育の解説もあわせて読むと、番組が重視する「調べる→作る→試す」の考え方がつかみやすくなります。

そもそもビオトープとは?ただの池や水槽との違い

ビオトープは、単に魚や水草を入れた容器を意味する言葉ではありません。環境省の子ども向け資料でも、さまざまな野生の生き物が暮らせる場所として説明され、その地域にもともといる生き物を守り育てる視点が重視されています。

つまり大切なのは、「見た目がきれいな水鉢」を作ることより、そこを利用する生き物に必要な条件を考えることです。水辺だけでなく、植物、土、石、日当たり、周囲の草地や樹木なども、生き物にとっては環境の一部になります。

考え方ポイント
水辺トンボの産卵やヤゴの生活場所になる
植物隠れ場所、羽化の足場、ほかの小さな生き物の環境になる
浅い場所・深い場所生き物によって好む水深が違う
周囲の環境成虫が休む草地や移動できる緑のつながりも大切
地域性その地域にもともといる生き物を意識する

トンボが来るミニビオトープに必要な条件は?

トンボは水辺と深く関わる昆虫です。環境省の「トンボ王国」の紹介でも、トンボは水辺で産卵し、幼虫のヤゴは水中で過ごす一方、種類によって川・池・田んぼなど好む水環境が異なると説明されています。

そのため、ミニビオトープ作りでは「水をためればトンボが来る」と考えるのではなく、まず身近にいるトンボや地域の環境を観察するのが出発点です。

水面が見える場所をつくる

トンボが水辺を見つけやすいよう、植物ですべてを覆わず、開いた水面を残す考え方があります。国土交通省が紹介する水辺整備でも、トンボが来る環境として開放的な水面と水生植物を組み合わせています。

水生植物や足場を用意する

トンボの種類によって産卵場所は異なりますが、水生植物はヤゴの隠れ場所になったり、羽化するときの足場になったりします。水だけの容器より、自然の水辺にある「高さや形の違い」を意識すると、生き物の利用できる場所が増えます。

周囲の草や緑もセットで考える

成虫のトンボは一日中水の中にいるわけではありません。休む場所やエサとなる小さな昆虫がいる環境も必要です。水鉢だけを見るのではなく、その周囲に草地や植栽があるかまで考えると、ビオトープらしい設計になります。

家庭や学校でミニビオトープを考えるときのポイント

番組を見て「自分でも作りたい」と思った場合は、いきなり生き物を入れるのではなく、どんな生き物に来てほしいか→その生き物は何を必要とするか→置ける場所で何を再現できるかの順に考えると、自由研究にもつなげやすくなります。

  1. 学校や家の周りで見かけるトンボや水辺を観察する
  2. 日当たり、風、周囲の植物、人の通り道を記録する
  3. 水を張れる安全な容器と設置場所を決める
  4. 水生植物や石などで高さ・隠れ場所をつくる
  5. 毎日同じ時間に水面や訪れた生き物を観察する
  6. 「来なかった理由」も含めて条件を見直す

ビオトープは「生き物をたくさん入れれば成功」ではありません。地域にもともといる生き物が利用できる環境を目指し、野外からむやみに生き物を持ち込んだり、飼っている生き物を自然へ放したりしないことも大切です。

観察記録は、日付、天気、気温、水の様子、見つけた生き物を表にすると自由研究にまとめやすくなります。短期間でできる別テーマも探している場合は、1日でできる小学生向け自由研究テーマ20選も参考にしてください。

ビオトープ作りがSTEAM教育になる理由

『ツクランカー』は、科学・技術・工学・アート・数学などを横断して問題を解決するSTEAM教育番組です。2025年に日本科学教育学会で公開された報告でも、『ツクランカー』は、知識と技能をものづくりの試行錯誤へ結びつける教材として分析されています。

分野「ビオトープ(1)」で考えられる学び
Science(科学)トンボや水生生物の暮らし、植物と環境の関係を観察する
Technology(技術)容器や材料を安全に使い、観察方法を工夫する
Engineering(工学)限られた場所に水辺環境を設計する
Arts(芸術・文化・生活)自然らしい配置や、人と生き物が共存できる場所を考える
Mathematics(数学)水深、大きさ、日数、観察回数などを測って比べる

特に重要なのは、最初から正解を知ることではなく、仮説を立てて試し、観察結果から改善することです。トンボがすぐに来なくても、「水面が見えにくいのか」「植物が少ないのか」「周囲に緑が少ないのか」と原因を考えること自体が学びになります。

教科横断の学びについてさらに知りたい方は、当サイトの小学校プログラミング教育の目的と現状も参考になります。

「こんなところにSTEAM」はサンゴをAIで健康管理

今回の「こんなところにSTEAM」では、サンゴをAIで健康管理する取り組みが紹介されます。番組表では具体的な施設名やシステム名までは示されていませんが、自然環境の観察にデジタル技術を組み合わせる例として注目したいテーマです。

ビオトープ作りでは人が目で観察し、「どんな生き物が来たか」「水辺がどう変わったか」を記録します。一方、AIを使った環境モニタリングでは、多くの画像やデータから変化の傾向を探すことができます。自然を守る活動と最新技術は別々ではなく、観察・記録・判断という共通点でつながっていることが分かります。

2026年のビオトープ最新情報|トンボ池は今も自然観察の場

ビオトープは学校教材だけの考え方ではありません。環境省の京都御苑では、2026年に水辺の生き物を観察できる「トンボ池」が開設30周年を迎え、一般公開や自然観察の取り組みが続いています。

また、環境省が紹介する四万十市トンボ自然公園では、トンボは種類ごとに好む水深や日照などの条件が異なるため、多様な水環境を整えていると説明されています。『ツクランカー』の「トンボに来てもらうには、どんな環境が必要か」という問いは、実際の自然保全でも重要な考え方です。

放送日・出演者|田中卓志と北香那が声で出演

番組名ツクランカー「ビオトープ(1)」
放送局NHK Eテレ1・東京
放送日時2026年8月12日(水)16:05~16:15
テーマビオトープ/学校にトンボを呼ぶミニビオトープ作り
出演髙津菜都希
田中卓志北香那

田中卓志さんのプロフィール北香那さんのプロフィールは別記事で詳しくまとめています。番組内の役割やほかの出演作が気になった方はあわせて確認してください。

見逃し配信・再放送を探す方法

『ツクランカー』はNHK for Schoolの教育コンテンツとして公開されている回があります。今回の「ビオトープ(1)」を探す場合は、NHK for Schoolで「ツクランカー ビオトープ ①」と検索すると見つけやすくなります。

テレビ放送の再放送時刻や配信対象は編成によって変わるため、視聴時点のNHK番組表・NHK ONE・NHK for Schoolの表示を確認してください。

よくある質問

ツクランカー「ビオトープ(1)」はいつ放送?

2026年8月12日(水)16:05~16:15、NHK Eテレ1・東京で放送予定です。

今回作るものは何?

学校に大好きなトンボが来てもらえるよう、トンボのすみかになる「ミニビオトープ」作りに挑戦します。

ビオトープとは何?

野生の生き物が暮らせる環境を守ったり、身近な場所に再現したりする考え方です。池だけでなく、草地、林、水辺などさまざまなタイプがあります。

トンボは水を置くだけで来る?

水があるだけで必ず来るわけではありません。トンボの種類によって好む水深、植物、日当たりなどが異なるため、周囲の環境を含めて条件を考えることが大切です。

「こんなところにSTEAM」では何を紹介する?

サンゴをAIで健康管理する取り組みが紹介されます。自然観察とデジタル技術がどのようにつながるのかが注目ポイントです。

まとめ

『ツクランカー ビオトープ(1)』は、自然の少ない学校にトンボを呼ぶため、生き物が暮らせる条件を調べてミニビオトープを設計する回です。

  • 放送は2026年8月12日(水)16:05~16:15
  • 学校にトンボが来るミニビオトープ作りに挑戦
  • 水だけでなく植物、水深、周囲の緑などを考える
  • 観察→仮説→設計→試行錯誤がSTEAM教育のポイント
  • サンゴをAIで健康管理する取り組みも紹介
  • 出演は髙津菜都希、声は田中卓志・北香那

放送を見るときは、「どんな生き物を呼びたいか」だけでなく、その生き物の立場で必要な環境をどう考えたかに注目すると、ビオトープとSTEAM教育の両方が分かりやすくなります。

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