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十津川刑事の肖像「人捜しゲーム」ネタバレ|真犯人は誰?冴子と福井の計画・アリバイの謎【11月9日】|11/9 15:00

2026年11月9日(月)15時から、BSフジ・181/BSフジ4Kの「<3時のサスペンス>西村京太郎サスペンス 十津川刑事の肖像 人捜しゲーム」が放送されます。雑誌の企画「人捜しゲーム」のターゲットだった俳優・小笠原孝夫が殺害され、十津川省三と亀井定男が事件の真相を追う2時間サスペンスです。

事件の鍵は、パターに残された指紋と包丁に残された手袋の痕跡、そして編集長・三田村直之の不自然なアリバイです。結末まで整理すると、最初の暴行をした人物と、最後に刃物を使った人物は同じではありません。

さらに、事件の裏では三田村の妻・冴子と医師・福井好夫が、三田村に罪を着せる計画を進めていました。

人捜しゲームの放送日時・出演者・作品情報

項目内容
放送日時2026年11月9日(月)15:00~17:00
放送局BSフジ・181/BSフジ4K
番組枠<3時のサスペンス>
作品名西村京太郎サスペンス 十津川刑事の肖像 人捜しゲーム
主な出演高嶋政伸、古谷一行、中山忍、美木良介、ベンガル、山村紅葉、正名僕蔵ほか
原作・脚本西村京太郎・田子明弘
演出伊藤寿浩

BSフジの作品紹介では、警視庁捜査一課の十津川省三を高嶋政伸さん、亀井定男を古谷一行さんが演じています。物語の中心となる三田村冴子は中山忍さん、編集長の三田村直之は美木良介さんです。

この作品は2009年5月8日にフジテレビ系の「金曜プレステージ」で初回放送されたシリーズ第1作です。原作は西村京太郎さんの「十津川刑事の肖像」所収「人探しゲーム」。

十津川と亀井が、週刊誌の企画をきっかけに起きた殺人事件を追います。

小笠原孝夫殺害事件の始まり

週刊ジャパンの企画でターゲットになった俳優

事件の被害者は俳優の小笠原孝夫です。小笠原は週刊ジャパンが企画した「人捜しゲーム」のターゲットとして、マンションの一室に身を隠していました。

読者や参加者がターゲットを見つけ出す趣向の企画でしたが、その最中に小笠原が殺害されてしまいます。

現場を最初に見つけたのは、ターゲットを探していた若い男女です。彼らは小笠原を見つけた証拠写真を撮ろうとして部屋を訪ね、そこで遺体を発見します。

週刊誌の遊びのような企画が、突然、殺人事件の現場へと変わりました。

小笠原がマンションにいることを知っていたのは、週刊ジャパンの編集長・三田村直之、副編集長の横森雅志、編集部員の長井真理の3人でした。情報を知る人物が限られているため、捜査は編集部の関係者を中心に進みます。

パターと包丁の鑑識結果に矛盾がある

鑑識結果によると、小笠原はパターで後頭部を殴られ、その後、包丁で背中から刺されていました。注目されるのは、パターの柄には指紋が残っているのに、包丁の柄には手袋の痕跡しかないという点です。

犯人が指紋を残さないように手袋を使ったのなら、なぜパターだけ素手で握ったのでしょうか。犯行の一連の動きとして考えると、証拠の残り方がちぐはぐです。

十津川は、この違和感を見逃しません。パターを使った人物と、包丁を使った人物が別なのではないか。

あるいは、別の人物が犯行の一部に関わったのではないか。ここが事件を解く最初の重要な手がかりになります。

長井真理の指紋は犯人の証拠なのか

小笠原の部屋にあったパソコンから、編集部員・長井真理の指紋が検出されます。人捜しゲームのターゲットがいる部屋に編集部員の指紋が残っていれば、疑われるのは当然です。

しかし、長井には部屋に入った理由がありました。長井は以前、小笠原に襲われそうになっていたのです。

その事実を知った三田村は、企画がつぶれることを恐れ、小笠原をターゲットから外すこともせず、長井には口止めをしていました。

長井の指紋は、殺害に関与した証拠とは限りません。被害に遭いかけた長井が部屋に入ったことを示す痕跡でもあります。

十津川が指紋だけで犯人を決めつけず、長井が部屋にいた事情まで調べることが重要です。

また、小笠原の恋人だった須永美咲も事件直後から姿を消していました。見つかった美咲の指紋は、パターの柄に残っていた指紋と一致します。

美咲は小笠原と女性問題で口論になり、近くにあったパターで頭を殴ったことを認めますが、包丁で刺したことは否定します。

ここで、パターの指紋と包丁の手袋痕が別々の行動を示していたことが具体的になります。美咲は頭を殴った人物ですが、刃物で刺した人物まで同じとは限りません。

事件は単純な恋人同士の口論による殺人ではなく、複数の人物の思惑が重なったものだったのです。

三田村直之のアリバイは本当に完璧だった?

十津川たちは、編集長の三田村直之にも疑いを向けます。三田村の妻・冴子は、結婚前に小笠原と交際していました。

小笠原は結婚後も冴子に付きまとい、金銭を要求していたとされます。

三田村が小笠原をマンションにかくまっていたことや、長井が襲われた事実を知りながら企画から外さなかったことも、不自然に映ります。妻の過去の交際相手を自分の管理下に置いていたのではないかという疑いが生まれます。

レストランの席を外した20分間

事件当夜、三田村は冴子と行きつけのレストランで食事をしていました。一見するとアリバイがあるように見えますが、店の構造を調べると、2人のテーブル近くには従業員用の通用口がありました。

そこから外へ出れば、小笠原のマンションまで車で10分もかからない距離です。

三田村は食事中に約20分席を外したと説明します。本人は電話をかけ、その後、知り合いの医師・福井好夫と立ち話をしていたと話します。

しかし、通話は3分ほどで、福井が覚えている会話の時間も5分程度でした。

三田村の説明と福井の証言には、時間の食い違いがあります。席を外した残りの時間をどこで過ごしたのかがはっきりしないため、三田村には犯行の機会があったように見えてきます。

第一発見者の男女が毒殺される

事件の第一発見者だった若い男女は、小笠原の遺体のそばに落ちていた「mitamura」と名前の入ったボールペンを持ち去っていました。2人はそのペンを材料に三田村を脅し、1000万円を要求していたとされます。

ところが、その2人は自宅でワインを飲んだ後、毒殺されてしまいます。ボールペンを取り返すために三田村が口封じをしたのではないか。

そう考えると、三田村が小笠原殺害と第一発見者の殺害の両方に関与したようにも見えます。

しかし、三田村はその後、姿を消し、3日後に奥飛騨の山中で遺体となって発見されます。車の近くから例のボールペンも見つかり、三田村が一連の事件を起こして逃亡した末に自殺したような状況が整っていました。

空のボールペンが暴いた真犯人の計画

十津川が疑問を抱いたのは、三田村の車から見つかったボールペンにインク芯が入っていなかったことです。第一発見者の男女がペンを持ち去ったとき、わざわざ芯だけを抜いたとは考えにくい状況でした。

つまり、現場に落ちていたペンと、三田村の車から発見されたペンは、見た目は同じでも中身が入れ替わっていた可能性があります。三田村が自分のペンを持ち歩いていたのなら、芯がない状態に気づかないはずがありません。

十津川は、三田村の犯行に見せかけるため、別の人物が空のペンを車に置いたと考えます。三田村は自殺したのではなく、誰かに殺害され、事件の責任を負わされた可能性が高まりました。

このボールペンは、単なる落とし物ではありません。三田村のアリバイを疑わせる証拠であると同時に、三田村が真犯人ではないことを示す反転の手がかりです。

見た目が同じものでも、芯が入っているかどうかという小さな違いが、事件の見え方を大きく変えます。

真犯人は誰?冴子と福井が仕組んだ殺人計画

ここからは結末を含むネタバレです。

小笠原殺害の計画を立てた中心人物は三田村冴子で、協力したのが医師の福井好夫です。 ただし、最初にパターで小笠原を殴ったのは恋人の須永美咲で、冴子はその後、包丁で刺して三田村に罪を着せようとしました。

冴子が三田村に罪を着せようとした理由

冴子は小笠原との過去の関係を終わらせようとしていました。一方で、金銭に執着する三田村との結婚生活にも絶望し、離婚を考えていたとされます。

しかし、三田村が簡単に自分と別れるとは思えません。

そこで冴子は、小笠原を殺害し、その罪を三田村に着せる計画を立てました。レストランで三田村が席を外した隙に、鞄から名前入りのボールペンを抜き取ります。

その後、店の通用口から抜け出して小笠原のマンションへ向かい、包丁で刺したのです。

店に残った福井は偶然を装って三田村に話しかけ、冴子が戻るまで時間を引き延ばしました。三田村が席を外した20分間について説明できるようにするため、福井の証言がアリバイ工作に使われたわけです。

福井が第一発見者の男女を毒殺した理由

第一発見者の男女がボールペンを持ち去り、三田村を脅迫したことで、冴子の計画は狂います。三田村が脅迫のことを知ったため、冴子と福井はボールペンを取り返し、脅迫した2人を口封じすることにしました。

福井は2人のアパートに侵入し、ワインに毒を混入します。2人が死亡したことで、三田村が証拠を取り戻すために殺害したように見える状況が作られました。

三田村を殺したのは福井の独断

しかし、三田村まで殺害したのは、冴子の当初の計画とは別の福井の暴走でした。福井は幼い頃から冴子に仕え、彼女を愛していました。

三田村を憎んでいた福井は、冴子の計画を越えて三田村を殺害し、奥飛騨の山中へ遺体を遺棄したのです。

十津川たちは奥飛騨の登山届を手掛かりに、三田村の遺体が遺棄された付近で福井を見た人物を探し出します。福井は一度は否定しますが、目撃情報を突きつけられ、三田村殺害を含む一連の行為を認めます。

最後に福井を裏切った冴子

福井が冴子をかばい、すべて自分ひとりでやったと話した直後、福井は突然苦しみ出します。冴子が紅茶に毒を入れていたのです。

福井は冴子を愛し、彼女のために犯罪まで重ねていました。しかし、冴子にはすでに若い恋人がいて、福井と結婚するつもりはありませんでした。

冴子は福井を利用したうえで、最後には口封じのために殺そうとしたのです。

この結末によって、冴子は被害者のように見える立場から、事件全体を利用した冷酷な人物へと変わります。福井もまた、冴子を守ろうとした気持ちが犯罪を重ねる理由となり、最後にはその相手に裏切られるという皮肉な結末を迎えます。

事件の伏線とアリバイ崩しを整理

この作品の推理の軸は、ひとつの証拠だけで犯人を決めないことです。パターの指紋は美咲の行動を示し、包丁の手袋痕は別の人物が関わった可能性を示します。

長井の指紋は部屋に入った事実を示しますが、殺害の証拠ではありません。

三田村のアリバイは、レストランの通用口と福井の証言によって一見成立しているように見えます。しかし、会話の時間が本人の説明と合わず、実際には冴子が犯行に向かう時間を福井が作っていました。

そして、空のボールペンは三田村を犯人に見せるための偽装を見破る決定的な手掛かりです。三田村の死を自殺として片づけず、なぜペンの芯がないのかという小さな疑問を追ったことで、十津川は真犯人にたどり着きます。

次の「3時のサスペンス」は十津川刑事の肖像2

BSフジ公式の<3時のサスペンス>番組案内では、11月10日(火)に「十津川刑事の肖像2 一千三百万人誘拐計画」、11月11日(水)に第3作「危険な判決」が予定されています。第1作の「人捜しゲーム」とは別の事件ですが、十津川と亀井の捜査を続けて楽しめる編成です。

参考にした情報

よくある質問

「人捜しゲーム」で小笠原孝夫を刺した犯人は誰ですか?

三田村冴子です。小笠原をパターで殴ったのは恋人の須永美咲で、その後、冴子が包丁で刺して三田村に罪を着せようとしました。

三田村直之のアリバイを助けた人物は誰ですか?

医師の福井好夫です。レストランで三田村と話し、冴子が小笠原の部屋へ向かう時間を作っていました。

三田村を殺したのは誰ですか?

福井好夫です。冴子の計画を越えて三田村を殺害し、奥飛騨の山中に遺体を遺棄しました。

空のボールペンは何を意味していましたか?

三田村の犯行に見せかけるため、真犯人側が証拠を偽装したことを示す手掛かりです。芯が抜かれていたことから、十津川は三田村が自殺したという見方に疑問を持ちました。

まとめ

「十津川刑事の肖像 人捜しゲーム」は、雑誌の企画でターゲットになった小笠原孝夫の殺害から始まり、編集長の三田村直之、妻の冴子、医師の福井、そして小笠原の恋人・美咲の関係が複雑に絡み合う事件です。

小笠原をパターで殴ったのは美咲、包丁で刺して三田村に罪を着せようとしたのは冴子でした。福井は冴子を助けて第一発見者の男女を毒殺し、さらに独断で三田村を殺害します。

最後には冴子が福井にまで毒を盛り、事件の裏にあった身勝手な計画が明らかになります。

パターの指紋、レストランでの20分間、空のボールペンという小さな違和感が、複数の犯行をつなぐ重要な手掛かりでした。十津川が証拠の矛盾を一つずつ解きほぐす過程に注目すると、事件の構造がより鮮明に見えてきます。

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