明日をまもるナビ空き家はなぜ災害リスク?火災・地震と所有者が始める対策【10月25日】|10/25 10:05
10月25日(日)10時05分からNHK総合で放送される「明日をまもるナビ(206)」のテーマは、「あなたの空き家が災害のリスクに?!」です。住んでいない家をそのままにしていると、日常の管理問題だけでなく、火災や地震など大きな災害の際に周囲へ影響を広げる可能性があります。
番組案内では、日本の住宅の7戸に1戸が空き家とされ、大分で起きた大火災や、能登半島地震・熊本地震での倒壊した空き家を例に、地域の災害リスクとの関係を取り上げるとされています。持ち主が始めるべき対策と、空き家を地域活性化につなげた活用例も紹介される予定です。
明日をまもるナビ10月25日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月25日(日)10:05〜10:30 |
| 放送局 | NHK総合 |
| 番組 | 明日をまもるナビ(206) |
| テーマ | あなたの空き家が災害のリスクに?! |
| 司会 | 山内泉 |
| 出演 | ふかわりょう、牧紀男(京都大学防災研究所 教授) |
Gガイドの放送情報では、遠方にあってなかなか足を運べないことや、思い出が詰まっていて手を付けにくいことなど、さまざまな理由で空き家が放置される状況を取り上げます。そのうえで、火災や地震の際に地域の被害を大きくしないため、所有者と地域がどう動けばよいのかを考える内容です。
出演は、司会の山内泉アナウンサー、ふかわりょうさん、京都大学防災研究所教授の牧紀男さんと案内されています。空き家を不動産の問題だけでなく、防災・復興の視点から見る回になります。
空き家はなぜ災害リスクになる?
管理されないまま老朽化すると、倒壊や部材の落下などの危険が高まるためです。 国土交通省の空き家対策特設サイトでも、傷みが進んだ空き家には倒壊の危険があり、外装材や屋根材が破損したままだと落下するおそれがあると説明しています。
普段は人が住んでいないため、異常の発見が遅れやすいことも問題です。屋根や外壁の傷み、雨漏り、敷地内の草木、窓や扉の破損などが見逃されると、時間の経過とともに状態が悪化します。災害が起きたときには、その弱くなった部分が一気に被害へつながる可能性があります。
地震では倒壊した空き家が道路や復旧を妨げることも
番組案内では、能登半島地震や熊本地震で倒壊した空き家が復旧・復興の妨げになったことにも触れるとされています。建物が倒れたり部材が道路側へ落ちたりすれば、住民の避難や緊急車両の通行、復旧作業に影響する可能性があります。
空き家の問題は「その家に誰も住んでいないから被害は小さい」とは限りません。隣家や道路に近い建物では、周囲への影響まで考える必要があります。今回の放送は、所有者個人の財産管理と、地域全体の防災がつながっていることを示す内容といえます。
火災では発見の遅れや周辺への延焼が心配
番組案内では、大分で起きた大火災で空き家が被害拡大の一因になった事例を扱うとされています。空き家は日常的に人の目が届きにくく、異変への気付きが遅れることがあります。
国土交通省は、放置された空き家について倒壊だけでなく、不法侵入や衛生、景観など複数のリスクも挙げています。災害時の危険だけを切り離すのではなく、日ごろから管理状態を保つことが結果的に防災にもつながります。
「7戸に1戸が空き家」はどのくらいの規模?
総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査では、全国の空き家は900万戸、空き家率は13.8%で過去最高となりました。13.8%はおよそ7戸に1戸に相当し、番組案内の表現とも重なります。
2018年の空き家は849万戸だったため、2023年には51万戸増えています。さらに、賃貸用・売却用・二次的住宅を除く空き家は385万戸とされ、所有者が今後どうするか決めきれない住宅や、長期間不在となっている住宅への対応が大きな課題です。
数字を見ると、空き家は一部の過疎地域だけに限った話ではありません。相続した実家、転居後に残った住宅、家族の事情で長く使わなくなった家など、身近なきっかけから誰にでも関係する可能性があります。
空き家の持ち主は何から始めればいい?
最初の一歩は、現在の家の状態を把握し、放置しないことです。遠方にある場合でも、定期的に現地を確認する人を決めたり、専門業者への管理委託を検討したりして、異常を早く見つけられる状態にしておくことが重要です。
国土交通省の資料では、空き家を放置せず、早めに「しまう(除却)」または「活かす(活用)」という方向を考えることを勧めています。すぐに売却や解体を決められない場合でも、屋根・外壁・窓・敷地の状態を確認し、近隣に危険が及ばないよう管理を続ける必要があります。
管理不全空家になる前の対応が大切
2023年施行の改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれがある住宅を「管理不全空家」として、市区町村が指導・勧告できる仕組みが設けられました。
国土交通省によると、管理不全空家や特定空家について市区町村の指導に従わず勧告を受けると、土地の固定資産税の住宅用地特例が受けられなくなります。危険な状態になるまで何もしないのではなく、早い段階から管理・活用・除却の方向を考える制度へ変わっています。
空き家は「壊す」だけでなく活用する選択肢もある
今回の番組では、空き家の活用で地域活性化につながった自治体の取り組みも紹介すると案内されています。空き家対策は、危険になった建物を取り壊すだけではありません。状態が良ければ、住居、店舗、交流拠点などとして使う道も考えられます。
国土交通省の改正空家法に関する案内でも、管理の強化と並んで空き家の活用促進が柱になっています。所有者だけでは判断が難しい場合、市区町村の空き家相談窓口や、不動産・相続などの専門家へ相談することも選択肢です。
別番組で紹介された空き家活用の事例については、よじごじDaysの空き家問題と「アキサポ」をまとめた記事でも紹介しています。今回の「明日をまもるナビ」は、活用そのものよりも災害リスクを減らすために放置しないことが中心になる点が違いです。
前回の明日をまもるナビは活断層がテーマ
直近の10月18日放送では、活断層による地震への備えがテーマでした。地震の危険を知り、住まいや地域で何を備えるかという流れは、今回の空き家問題にもつながっています。
前回の内容は、明日をまもるナビ「活断層による地震にどう備える?」の記事で整理しています。地震そのものへの備えと、倒壊のおそれがある建物を地域に残さない対策をあわせて考えると、防災をより具体的に捉えられます。
参考にした情報
- Gガイド「明日をまもるナビ(206)あなたの空き家が災害のリスクに?!」
- NHK総合 2026年10月25日の番組表(スクリーンリーダー対応)
- 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計」
- 国土交通省「空き家を放置するリスク」
- 国土交通省「空家法とは」
よくある質問
明日をまもるナビの空き家回はいつ放送されますか?
2026年10月25日(日)10:05〜10:30にNHK総合で放送予定です。第206回「あなたの空き家が災害のリスクに?!」として放送されます。
日本の空き家はどのくらいありますか?
総務省統計局の2023年調査では空き家は900万戸、空き家率は13.8%です。およそ7戸に1戸が空き家という計算になります。
空き家を放置すると何が危険ですか?
老朽化による倒壊や外壁・屋根材の落下などが起こる可能性があります。地震や火災の際には周囲の住宅や道路、復旧活動へ影響するおそれもあるため、日ごろの管理が重要です。
管理不全空家になるとどうなりますか?
市区町村から指導や勧告の対象になる場合があります。勧告を受けると、土地の固定資産税に適用される住宅用地特例を受けられなくなることがあります。
まとめ
10月25日の「明日をまもるナビ」は、空き家を放置することが火災や地震の被害を広げる要因になり得るという、防災の視点から空き家問題を考える回です。
全国の空き家は2023年時点で900万戸、空き家率13.8%に達しています。所有者にとって大切なのは、危険な状態になるまで放置せず、まず建物の状態を確認し、管理を続けるのか、活用するのか、除却するのかを早めに考えることです。番組で紹介される災害事例と自治体の活用例を通じて、自分や家族が所有する家をどう管理するか見直すきっかけになりそうです。

