東北ココから11月7日|河瀬聡一朗さんはどんな歯科医?雄勝で「口から食べる」を支える理由|11/7 10:05
11月7日(土)10時5分から東北6県のNHK総合で再放送される「東北ココから」は、石巻市雄勝町で訪問歯科に取り組む河瀬聡一朗さんを追った回です。
番組が見つめるのは、単に歯を治すことだけではありません。高齢で通院が難しい人の家を訪ね、できるだけ長く自分の口で食べ、おいしいと感じる時間を支えようとする歯科医療です。
東北ココから11月7日の放送日時と内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月7日(土)10:05〜10:32 |
| 放送局 | NHK総合・仙台/山形/盛岡/福島/秋田/青森 |
| 番組名 | 東北ココから |
| テーマ | 口から食べる幸せを最期まで 石巻市雄勝たったひとりの訪問歯科医 |
| 主な人物 | 河瀬聡一朗 |
| 語り | ayako_HaLo |
番組表では、震災後に人口が4分の1に減った石巻市雄勝町で、高齢で通院が難しい患者の家を回る訪問歯科医・河瀬聡一朗さんを10か月にわたって密着取材した内容と紹介されています。
中心にある問いは、「口からものを食べること」が生きることとどうつながっているのかというものです。食事は栄養を取るだけでなく、味や香りを感じ、人と同じ時間を過ごす行為でもあります。番組は、その時間をできるだけ保つために歯科医が何をしているのかを追います。
河瀬聡一朗さんはどんな歯科医?
河瀬聡一朗さんは、石巻市雄勝歯科診療所の管理者・所長として地域医療に携わる歯科医師です。厚生労働省の医療情報ネットでも、石巻市雄勝歯科診療所の管理者として河瀬聡一朗さんの名前が確認できます。
内閣府防災担当が運営に関わる「TEAM防災ジャパン」のプロフィールでは、河瀬さんは障害者歯科を専門とし、東日本大震災後の歯科医療支援や地域防災にも取り組んできた人物として紹介されています。
同プロフィールでは、震災後の支援活動を通じて、障がいのある人や高齢者など支援を必要とする人ほど災害時に厳しい状況へ置かれやすいことに問題意識を持ったことも語られています。
今回の番組で訪問歯科に焦点が当たる背景には、こうした「通院できない人の側へ医療が出向く」という河瀬さんの実践があります。
なぜ石巻市雄勝町で訪問歯科が必要なの?
番組表では、東日本大震災後に雄勝町の人口が4分の1に減ったと説明されています。人口減少と高齢化が進む地域では、診療所まで自分で通える人ばかりではありません。
車の運転ができない、家族の送迎が難しい、体力が落ちて外出そのものが負担になるなど、歯科治療を受けたくても通院が壁になるケースがあります。訪問歯科は、そうした人の生活の場へ歯科医が出向くことで、治療や口腔ケアを続ける方法です。
石巻市雄勝歯科診療所は現在も公的な医療情報に掲載され、所在地は石巻市雄勝町小島字和田123とされています。地域の歯科医療を担う拠点があり、そこから患者の家へ足を運ぶことが今回の番組の重要な舞台になります。
「口から食べる幸せ」と歯科はどうつながる?
今回のタイトルにある「口から食べる幸せ」は、歯が残っているかどうかだけで決まるものではありません。噛む、飲み込む、口の中を清潔に保つといった機能が組み合わさって、食べることを支えます。
高齢になると、食べ物を噛みにくくなったり、飲み込む力が弱くなったりすることがあります。そこで歯科医が口の状態を確認し、必要な治療やケアにつなげることは、食事を続けるための大切な支えになります。
番組は、河瀬さんが患者の家を訪ねる姿を通じて、歯科医療が「歯を治す場所」から、日々の暮らしと食べる時間を守る医療へ広がっていることを伝えようとしています。
震災後の雄勝で河瀬さんが続けてきたこと
TEAM防災ジャパンの紹介によると、河瀬さんは東日本大震災後の歯科医療支援に関わり、被災地で障がい児・者や高齢者への支援が後手に回る状況を目の当たりにしました。
避難生活では口腔ケアが不足しやすく、抵抗力の弱い人ほど口腔疾患や誤嚥性肺炎などのリスクが高まることがあります。河瀬さんは、こうした経験から、平時から地域で支援が必要な人とつながっておく重要性を訴えてきました。
今回の番組は震災そのものを振り返るだけではなく、その後の地域で医療をどう続けるかという時間を描いています。震災から年月がたっても、人口減少や高齢化、移動の難しさといった課題は残ります。
その中で「患者が来るのを待つ」のではなく、自宅へ出向いて診るという訪問歯科の姿は、雄勝で暮らし続ける人を支える具体的な方法のひとつです。
10か月密着で何が見えてくる?
番組表によると、取材期間は10か月です。短期間の取材ではなく、季節をまたいで患者や地域に寄り添ったことで、治療の一場面だけでは見えにくい変化も描かれると考えられます。
訪問歯科では、一度診て終わりではなく、口の状態や体調、食事の様子に合わせて継続的に関わることが大切です。番組でも、河瀬さんが患者一人ひとりの暮らしを見ながら、どのように「食べる」を支えているのかが大きな見どころになります。
患者個人の詳しい状態や結果については、放送前の時点で確認できる資料には記載がありません。だからこそ、誰がどのように変化するかを先回りして決めつけず、放送では河瀬さんと患者のやり取りそのものに注目したいところです。
前回11月6日の放送は同じ内容
この回は11月6日(金)19時30分から東北地方で放送され、11月7日10時5分の回は再放送として案内されています。
見逃していた方にとっては、翌朝に同じ内容を見られる機会です。東北ココからでは地域の課題を一つの現場から掘り下げる回が多く、過去にはクマ被害や山林火災なども扱われています。
別テーマの回については、「東北ココから 迫るクマ 私たちはどう変わる?」の記事でも紹介しています。今回とは内容が異なりますが、東北ココからが地域の課題をどのように見つめる番組なのかを知る参考になります。
河瀬聡一朗さんの活動を知ると番組が見やすい
河瀬さんは、歯科診療だけでなく、震災後の地域医療や障がいのある人への支援、防災に関する発信にも関わってきました。
その経歴を知ってから番組を見ると、訪問歯科が単発の取り組みではなく、「支援を必要とする人を地域でどう支えるか」という長年の問題意識につながっていることが分かります。
今回のテーマは医療番組のように見えますが、実際には「住み慣れた場所でどう暮らし続けるか」「食べる喜びをどう守るか」「人口が減った地域で医療をどう届けるか」という、生活そのものに関わる内容です。
参考にした情報
よくある質問
東北ココから11月7日の再放送は何時から?
2026年11月7日(土)10時5分から、NHK総合の東北6県で放送予定です。11月6日19時30分放送回の再放送です。
河瀬聡一朗さんはどこの歯科医?
厚生労働省の医療情報ネットでは、河瀬聡一朗さんは石巻市雄勝歯科診療所の管理者として掲載されています。雄勝町で地域の歯科医療に携わっています。
今回の番組は何を10か月追ったの?
番組表では、高齢で通院が難しい患者の家を回る河瀬聡一朗さんの訪問歯科に10か月密着し、「口からものを食べること」が生きることとどうつながるのかを見つめる内容と紹介されています。
まとめ
11月7日の「東北ココから」は、石巻市雄勝町で訪問歯科に取り組む河瀬聡一朗さんを追ったドキュメンタリーです。
震災後に人口が大きく減った地域で、通院が難しい人の家を訪ね、口の状態を支えながら「自分の口で食べる幸せ」を守ろうとする姿が中心になります。河瀬さんの震災後の活動や地域医療への思いを知って見ると、歯科医療の話にとどまらず、雄勝で暮らし続けることを支える取り組みとして番組の意味がより伝わってきます。

