テレメンタリー「核を抱く星-VOICE-」内容は?核抑止・被爆者の声・見逃し配信【8月8日】|8/8 4:50
2026年8月8日(土)午前4時50分からテレビ朝日で放送される「テレメンタリー2026『核を抱く星-VOICE-』」は、ロシアの駐日大使、防衛省、安全保障の専門家、政治家、被爆者、若者の声を通して、核抑止は本当に平和を守るのかを問い直す30分のドキュメンタリーです。
ウクライナ戦争を機に核兵器の存在感が高まり、日本でも「核の傘」「非核三原則」「核保有」をめぐる議論が揺れています。この記事では、番組内容、核抑止の意味、2026年の世界の核兵器をめぐる状況、関連する6月放送の拡大版、見逃し配信の確認先まで整理します。
この記事の要点
- 放送は2026年8月8日(土)4:50~5:20、テレビ朝日
- ロシアの駐日大使、防衛省、専門家、政治家、被爆者、若者の「VOICE」を紹介
- 中心テーマは核抑止、核の傘、核兵器の未来、日本の安全保障
- 6月14日のテレメンタリーPlus「核兵器のある世界で-VOICE-」は関連する拡大版
- 2026年1月時点の世界の核弾頭は推計1万2187発
- 過去回はANNnewsCHで配信される場合があるが、全作品が対象ではない
テレメンタリー「核を抱く星-VOICE-」の放送日時・基本情報
| 番組名 | テレメンタリー2026「核を抱く星-VOICE-」 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年8月8日(土)4:50~5:20 |
| 放送局 | テレビ朝日 |
| 主なテーマ | 核抑止、核兵器の未来、日本の安全保障、被爆者と若者の声 |
| ナレーター | 志久弘樹(長崎文化放送) |
| 制作 | 長崎文化放送 |
| プロデューサー・ディレクター | 志久弘樹 |
番組は、核兵器を抽象的な軍事用語として扱うのではなく、立場の異なる人々の発言を並べる構成です。国家の安全を担う側、核保有国の外交当事者、被爆の記憶を伝える側、将来を生きる若者が同じ問いに向き合う点が大きな見どころです。
「核を抱く星-VOICE-」は何を描く番組?
地球には現在も多数の核兵器が存在し、核保有国は戦力の近代化を進めています。番組は「核兵器があるから大国間の戦争を防げる」という抑止論と、「誤算や事故、威嚇の連鎖が破局を招く」という危機論を、複数のVOICEから見つめます。
- ロシアの駐日大使:核保有国は核戦力や核威嚇をどう説明するのか
- 防衛省:日本の防衛と米国の拡大抑止をどう位置づけているのか
- 安全保障の専門家:抑止が働く条件と、破綻するリスクは何か
- 政治家:非核三原則や核保有論を政策としてどう考えるのか
- 被爆者:核兵器の非人道性を、体験からどう伝えるのか
- 若者:安全保障と核廃絶を自分の問題としてどう受け止めるのか
番組紹介だけでは、それぞれがどのような結論を語るかまでは明らかにされていません。重要なのは、核抑止を「必要か不要か」の二択で終わらせず、誰を守り、誰に危険を負わせ、失敗したときに何が起きるのかまで考えることです。
核抑止とは?「核の傘」「拡大抑止」をわかりやすく解説
核抑止とは、核攻撃を受けた場合に相手へ甚大な報復を行える能力と意思を示し、攻撃を思いとどまらせる考え方です。実際に使うことよりも、「使えば取り返しのつかない損害を受ける」と相手に認識させることが中心になります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 核抑止 | 核による報復の可能性を示し、相手の攻撃を思いとどまらせる考え方 |
| 拡大抑止 | 同盟国が持つ抑止力を、自国だけでなく別の同盟国の防衛にも及ぼす仕組み |
| 核の傘 | 核兵器を持たない同盟国を、核保有国の核戦力で守るという拡大抑止の通称 |
| 核共有 | 核兵器の配備や運用への関与を同盟国間で分担する仕組み。日本は採用していない |
日本は核兵器を保有せず、米国から核を含む拡大抑止の提供を受けています。2026年6月の日米拡大抑止協議では、抑止力の維持・強化に加え、核軍拡競争の回避、核リスク低減、透明性の向上、ロシアや中国を含む軍備管理対話の必要性も議論されました。詳しくは防衛省の日米拡大抑止協議共同声明で確認できます。
2026年、核兵器をめぐる世界はどうなっている?
番組が放送される2026年は、核軍縮の枠組みが弱まり、核兵器への依存が再び強まっている年です。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は、2026年1月時点の世界の核弾頭を推計1万2187発とし、このうち約9745発が軍事用ストック、約4012発がミサイルや航空機に配備されていると報告しています。
- 米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの9か国が核戦力を保有するとみられている
- 多くの核保有国が核弾頭や運搬手段の近代化を進めている
- 技術の高度化と軍備管理の後退により、誤算やエスカレーションの危険が高まっている
- 米露の戦略核兵器を制限してきた新STARTは2026年2月に失効した
- 2026年には第11回NPT運用検討会議が開かれ、日本も核軍縮・不拡散の議論に参加した
SIPRIの2026年版年鑑は、核兵器が国家権力の道具として重視される傾向が強まり、長年の削減努力が逆方向へ進みつつあると警告しています。数字の詳細はSIPRI Yearbook 2026の核戦力発表で確認できます。
また、今回の放送日は広島の原爆投下から81年となる8月6日と、長崎の8月9日の間にあたります。被爆地・長崎の放送局が制作する意味も、番組を読み解く重要な背景です。
6月の「核兵器のある世界で-VOICE-」との関係は?
テレビ朝日の公式サイトには、2026年6月14日に1時間拡大版のテレメンタリーPlus「核兵器のある世界で-VOICE-」が放送された記録があります。長崎文化放送制作、ナレーターは志久弘樹さんで、今回とスタッフや取材テーマが重なっています。
6月の拡大版では、イラン情勢、ロシアの核威嚇、中国の核軍拡、日本の核保有をめぐる発言、防衛政策、渋谷の若者の声などが扱われました。今回の「核を抱く星-VOICE-」は、同じ取材プロジェクトを30分に再構成した関連作品とみられますが、タイトルと放送時間が異なるため、完全に同一内容とは限りません。
前回の公式内容はテレメンタリーPlus「核兵器のある世界で-VOICE-」で確認できます。
非核三原則と核保有論|日本で問われていること
日本の非核三原則は、核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずという方針です。一方で、日本は米国の核を含む拡大抑止に依存しており、「核兵器のない世界」を掲げながら核抑止に安全を委ねるという緊張関係を抱えています。
核保有を求める議論では、周辺国の核・ミサイル能力に対して自前の抑止力が必要だという主張があります。反対論では、核軍拡の連鎖、外交的孤立、事故や誤認、被爆国としての立場、核兵器使用時の非人道的被害が重視されます。
| 論点 | 核抑止を重視する見方 | 核廃絶・軍縮を重視する見方 |
|---|---|---|
| 安全保障 | 相手の攻撃を思いとどまらせる | 威嚇と軍拡が緊張を高める |
| 信頼性 | 報復能力が明確なら抑止が働く | 誤算・事故・指導者の判断ミスを排除できない |
| 日本の立場 | 米国の拡大抑止を強化する | 被爆国として軍縮の橋渡しを進める |
| 最終目標 | 核が存在する間は安定した抑止が必要 | 核兵器そのものを減らし廃絶へ進む必要がある |
非核三原則の公式な説明は外務省「非核三原則」、2026年のNPT関連情報は外務省「核兵器不拡散条約(NPT)」に掲載されています。
番組内の「VOICE」から見える、意見が割れるポイント
6月の関連拡大版の放送記録では、一般の若者からも、周辺の脅威を考えて核保有を検討すべきだという方向の意見と、被害の大きさから核兵器はなくすべきだという方向の意見が紹介されました。ここでは個々の発言をそのまま引用せず、番組から見える論点を要約します。
- 理想として核廃絶を望んでも、廃絶までの安全をどう確保するのか
- 核兵器を持つことで攻撃されにくくなるのか、逆に標的になりやすくなるのか
- 核保有国の約束や合理的判断を、どこまで信頼できるのか
- 被爆者の体験を、現代の政策判断にどうつなげるのか
- 若い世代が核問題を自分の生活と結びつけて考えるには何が必要か
核問題は、道徳だけでも軍事技術だけでも答えが出ません。番組が多様なVOICEを並べるのは、視聴者に「どの立場の前提が妥当か」を考えさせるためだと受け取れます。
見逃し配信はどこで見られる?
テレメンタリー公式サイトは、過去の放送回をテレビ朝日系のYouTubeチャンネルANNnewsCHで配信していると案内しています。ただし、一部作品は配信されないため、「核を抱く星-VOICE-」が必ず公開されるとは限りません。
- テレメンタリー公式サイトの「過去の放送」を確認する
- ANNnewsCHで「核を抱く星 VOICE」「テレメンタリー 核兵器」と検索する
- 関連する1時間版は「核兵器のある世界で-VOICE-」の題名でも探す
- TVerでの個別配信は番組公式に明記されていないため、配信を断定しない
テレビ朝日の系列局では放送曜日・時間が異なります。公式の系列局別放送時間もあわせて確認すると確実です。
被爆の記憶を若い世代がどう受け取るか
今回の番組は、被爆者の証言だけでなく若者のVOICEも扱います。戦争や核兵器を「昔の出来事」にしないためには、体験者の言葉を知ることと、現在の安全保障の選択肢を学ぶことの両方が必要です。
映画をきっかけに特攻を知り、資料や証言へ学びを広げる若者については、関連記事午後LIVEニュースーン8月4日「あの花」と特攻|若者のその後でも整理しています。核兵器の問題と同じく、作品や番組を入口にして史実へ進むことが、記憶の継承につながります。
よくある質問
「核を抱く星-VOICE-」はどんな内容ですか?
ロシアの駐日大使、防衛省、安全保障の専門家、政治家、被爆者、若者の声を通して、核抑止の意味と核兵器の未来を考えるドキュメンタリーです。
放送はいつですか?
テレビ朝日では2026年8月8日(土)午前4時50分から5時20分まで放送されます。系列局では放送日時が異なる場合があります。
核抑止とは何ですか?
核攻撃を受けた場合に報復できる能力と意思を示し、相手に攻撃を思いとどまらせる考え方です。核兵器を持たない同盟国にも抑止を及ぼす仕組みを拡大抑止、通称「核の傘」と呼びます。
日本は核兵器を持っていますか?
日本は核兵器を保有しておらず、非核三原則を政策上の方針としています。一方で、安全保障では米国の核を含む拡大抑止の提供を受けています。
ナレーターと制作局はどこですか?
ナレーターは長崎文化放送の志久弘樹さんです。制作は長崎文化放送で、志久さんがプロデューサーとディレクターも担当しています。
見逃し配信はありますか?
テレメンタリーの過去回はANNnewsCHで配信される場合がありますが、全作品が対象ではありません。番組公式サイトの過去放送ページとANNnewsCHで題名を確認してください。
まとめ|核抑止を「遠い外交問題」にしない30分
「核を抱く星-VOICE-」は、核兵器の賛否を一つの結論にまとめるのではなく、核保有国、安全保障を担う側、被爆者、若者の声を同じ画面に置く番組です。
- 核抑止は攻撃を防ぐ論理である一方、誤算やエスカレーションの危険を抱える
- 日本は非核三原則を掲げながら、米国の核を含む拡大抑止に依存している
- 2026年は核戦力の近代化と軍備管理の後退が同時に進んでいる
- 被爆地・長崎から発信される番組として、被爆者と若者のVOICEに注目したい
核兵器の問題は、国家間の戦略だけではなく、失敗したときに市民が何を失うのかという問題です。番組を見ながら、「抑止が働く条件」と「抑止が破れた場合の責任」の両方を考えることが重要です。
参考にした公式情報
- テレビ朝日「テレメンタリー」公式サイト
- テレメンタリーPlus「核兵器のある世界で-VOICE-」
- 防衛省「日米拡大抑止協議における共同声明」
- SIPRI Yearbook 2026 世界の核戦力
- 外務省「核兵器不拡散条約(NPT)」
- 外務省「非核三原則」
- 広島市「2026年平和記念式典」

