NHK BS『サンセット大通り』あらすじ・キャスト|なぜ名作?アカデミー賞3部門も解説【9/17】|9/17 13:00
2026年9月17日(木)13時からNHK BSのシネマ枠で、ビリー・ワイルダー監督の『サンセット大通り』が放送されます。忘れ去られた往年の大女優ノーマ・デズモンドと、仕事に行き詰まった脚本家ジョー・ギリスの出会いから、ハリウッドの夢と残酷さを描く1950年の名作です。
今回の放送を前に知っておきたいのは、単なる「落ち目のスターの悲劇」ではなく、サイレント映画からトーキーへ移った時代そのものが物語に組み込まれている点です。実際のサイレント期の大女優グロリア・スワンソンと、映画監督として名を残したエリッヒ・フォン・シュトロハイムが出演していることが、作品の現実感を高めています。
NHK BS『サンセット大通り』の放送日時・作品情報
| 放送日 | 2026年9月17日(木) |
|---|---|
| 放送時間 | 13:00~14:52 |
| 放送局 | NHK BS |
| 放送形式 | 字幕スーパー/スタンダードサイズ |
| 制作 | 1950年・アメリカ |
| 監督 | ビリー・ワイルダー |
| 主な出演 | グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム |
NHK公式ページは今回の取得環境から本文を直接開けなかったため、放送日時と番組説明は放送局公式情報を配信するGガイドで照合しました。作品自体のキャスト、上映時間、受賞歴などはパラマウント公式と映画芸術科学アカデミーの資料で確認できます。
あらすじ|忘れられた大女優と売れない脚本家
売れない脚本家ジョー・ギリスは、ひょんなことからサンセット大通りにある古びた大邸宅へ迷い込みます。そこに暮らしていたのが、サイレント映画時代の大スター、ノーマ・デズモンドです。世間からは忘れられながらも、彼女自身はまだ自分が大スターであるという感覚を失っていません。
ノーマは銀幕への復帰を夢見て、自ら書いた脚本の手直しをジョーに依頼します。経済的に追い詰められていたジョーはその仕事を引き受けますが、次第にノーマの世界へ深く取り込まれていきます。冒頭で結末の一端を見せてから、そこへ至る過程をたどる構成も本作の大きな特徴です。
見どころ|ハリウッドそのものを題材にした“映画の中の映画”
『サンセット大通り』が現在も語られる理由のひとつは、ハリウッドが自らの光と影を題材にしている点です。ノーマの屋敷には過去の栄光が閉じ込められ、外の映画業界は新しいスターと新しい表現へ進んでいます。その時間差が、ノーマの孤独と執着をより痛々しく見せます。
さらに、ノーマ役のグロリア・スワンソン自身がサイレント映画の大スターだったこと、執事マックス役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムが実際にサイレント時代の著名監督だったことが、フィクションと映画史を重ねています。ハリウッド映画に詳しい人ほど、配役そのものが意味を持つ作品だと分かります。
なぜ“フィルム・ノワールの傑作”と呼ばれるのか
Gガイドの番組説明では本作を「ハリウッドの闇を描くフィルム・ノワールの傑作」と紹介しています。犯罪捜査を中心にした典型的なノワールとは少し違いますが、破滅へ向かう主人公、閉塞した屋敷、欲望と依存、皮肉な語り口など、暗い運命を感じさせる要素が全編にあります。
特にジョーは、ノーマを利用しているようでいて、次第に自分もその関係から抜け出せなくなっていきます。誰か一人を単純な悪役にするのではなく、夢を追う人間の弱さと映画産業の冷たさを同時に描くため、公開から長い年月が経っても古びにくい作品です。
アカデミー賞3部門受賞|脚本・美術・音楽にも注目
映画芸術科学アカデミーの公式資料によると、『サンセット大通り』は脚本、モノクロ美術、劇・喜劇映画音楽の3部門でアカデミー賞を受賞しました。主演・助演、監督、作品賞など幅広い部門でも候補になっています。
セリフの鋭さだけでなく、巨大な邸宅セット、古い映画スターの記憶を象徴する美術、フランツ・ワックスマンの音楽が一体となって、ノーマの世界を作っています。ストーリーを追うだけでなく、画面の奥にある調度品や照明、音楽の変化にも注目すると、評価の理由がより分かりやすくなります。
よくある質問
NHK BS『サンセット大通り』はいつ放送?
2026年9月17日(木)13時00分から14時52分までNHK BSで放送予定です。字幕スーパー、スタンダードサイズでの放送です。
『サンセット大通り』はどんな映画?
忘れ去られたサイレント映画時代の大スター、ノーマ・デズモンドと、売れない脚本家ジョー・ギリスの関係を通して、ハリウッドの栄光と残酷さを描いた1950年の映画です。
主演は誰?
ノーマ・デズモンド役がグロリア・スワンソン、ジョー・ギリス役がウィリアム・ホールデン、執事マックス役がエリッヒ・フォン・シュトロハイムです。
アカデミー賞は受賞している?
はい。映画芸術科学アカデミーの記録では、脚本、モノクロ美術、劇・喜劇映画音楽の3部門で受賞しています。
関連して読みたい映画記事
当サイトでは映画作品の記事を映画カテゴリにまとめています。テレビ放送をきっかけに旧作を見直したい方や、映画史・キャスト・原作などを深掘りしたい方は、あわせて確認できます。
まとめ
9月17日13時からNHK BSで放送される『サンセット大通り』は、グロリア・スワンソン演じるノーマ・デズモンドと、ウィリアム・ホールデン演じる脚本家ジョーを通して、スターの栄光、忘却、映画産業の残酷さを描く1950年の名作です。ビリー・ワイルダーの脚本と演出だけでなく、実際のサイレント映画史と重なる配役、3部門を受賞した美術・音楽にも目を向けると、作品の奥行きがより見えてきます。

