手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺「うちわ」10月28日|房州うちわと京うちわの違い|10/28 20:00
2026年10月28日(水)午後8時から、NHK Eテレ1東京で「手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺 涼やかな美 うちわ」が放送されます。今回のテーマは、暑い季節の道具として親しまれてきた「うちわ」。
番組案内では、房州うちわや京うちわに受け継がれる伝統の技と、細やかな美しさを手話で紹介するとされています。
見どころは、地域によって異なるうちわの形や作り方です。房州うちわの竹を編んで作る「窓」と丸い柄、京うちわの「差し柄」構造や透かしの意匠に注目すると、それぞれの個性が見えてきます。
放送日時・出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月28日(水)20:00〜20:30 |
| 放送局 | NHK Eテレ1東京 |
| 番組名 | 手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺 涼やかな美 うちわ |
| 出演 | 那須映里、草刈正雄 |
| 語り | 木村多江 |
番組表の案内によると、房州うちわの竹の窓、京うちわの透かし、染色家・芹沢銈介が手掛けたうちわ絵、伝統に新しい発想を取り入れる作り手などが紹介されます。草刈正雄が各地のうちわを手にする場面も案内されています。
出演者の経歴については、草刈正雄のプロフィールで確認できます。
房州うちわの特徴は?丸柄と竹の窓に注目
房州うちわは、千葉県南部の南房総地域で受け継がれてきた伝統的工芸品です。房州うちわ振興協議会の公式サイトによると、竹の丸みをそのまま生かした「丸柄」と、細く割いた竹を糸で編んで作る格子模様の「窓」が特徴です。
2003年には経済産業大臣の指定を受けています。
南房総市の紹介では、材料に房州産の女竹が使われ、竹を細かく割いて骨を作り、均等に編み上げてから弓竹を取り付けることで、半円形の窓が形作られると説明されています。竹の骨を一本ずつ整える工程が、見た目の美しさとしなやかな使い心地につながります。
房州うちわは、持ち手が丸いことも大切な特徴です。竹本来の形を生かした柄は、平たい柄とは異なる手触りを生みます。
装飾用のうちわには、楕円形のものや竹の根の部分を持ち手に取り入れたものもあり、実用品としての機能と工芸品としての表現が両立しています。
京うちわの特徴は?差し柄と繊細な透かし
京うちわは、京都で受け継がれてきた工芸品で、団扇部分と柄を別々に作り、あとから柄を取り付ける「差し柄」の構造が特徴です。京都市の伝統産業紹介によると、土佐派や狩野派の絵師による絵が施された御所うちわを起源のひとつとして、徐々に一般にも広がったとされています。
京うちわの魅力は、形だけでなく装飾の繊細さにもあります。京都市観光Naviで紹介されている老舗「阿以波」では、細い骨を並べ、手彫りの模様や岩絵の具、本金箔、刺繍などを用いた透かしうちわが作られています。
細かな骨の間から光が見えるデザインは、風を送る道具に視覚的な涼しさを加えます。
京うちわは、宮廷で用いられた御所うちわとの関わりも深く、装飾性の高さが魅力です。柄と団扇部分が別々に作られるため、骨の構造や柄の取り付け方にも独自性があります。
伝統的な意匠を保ちながら、手彫りや箔、刺繍などの技法によって多彩な表情が生まれます。
房州うちわと京うちわの違いを比較
房州うちわと京うちわは、どちらも竹や和紙などを使って作られる伝統的なうちわですが、構造と見た目の特徴に違いがあります。
| 比較する点 | 房州うちわ | 京うちわ |
|---|---|---|
| 主な特徴 | 竹の丸みを生かした丸柄 | 団扇部分と柄を別々に作る差し柄 |
| 骨の見どころ | 糸で編み上げた格子模様の「窓」 | 細い竹骨が作る繊細な骨組み |
| 意匠の印象 | 竹の自然な形と編み目の美しさ | 絵付けや透かしなど装飾性の高さ |
| 主な地域 | 千葉県南部の南房総地域 | 京都 |
房州うちわは、竹の丸い柄と編み上げた窓の構造が目を引きます。一方、京うちわは差し柄による形の特徴に加え、透かしや絵付けなどの装飾技法が発達してきました。
どちらが優れているというよりも、素材の形を生かす美しさと、細やかな装飾を楽しむ美しさという違いがあります。
番組で紹介される「うちわ絵」と新しい発想
今回の番組案内には、民藝の巨人として知られる染色家・芹沢銈介が手掛けた「うちわ絵」も登場します。うちわは風を送るための道具であると同時に、絵柄や色彩を通じて作り手の美意識を伝える面もあります。
どのような模様を選び、余白をどのように生かすかによって、同じ形のうちわでも印象は変わります。
また、番組案内では、バナナの葉から着想を得た作品や、伝統に新しい表現を加える作家の感性にも触れられています。伝統工芸は、昔の形をそのまま残すことだけではありません。
材料の特徴や基本の技を受け継ぎながら、現代の暮らしや感覚に合う表現を探ることも、技術を次の世代へ伝えるひとつの方法です。
「手話で楽しむみんなのテレビ」では、こうした美術・工芸の魅力を手話で伝えます。形や色、素材の違いを視覚的に味わえるうちわは、細かな技術に目を向けながら番組を楽しめるテーマといえそうです。
前回の手話版「美の壺」は稲わらがテーマ
同じシリーズでは、2026年10月14日に「美の壺 稲わら」を扱う放送がありました。既存記事では、ばんどりやしめ飾りなど、稲わらに関わる工芸や暮らしの知恵が取り上げられています。
今回のうちわ回は、稲わらから竹細工へとテーマが変わり、素材ごとの手仕事や地域の伝統を知る機会になります。
前回の内容は、手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺「稲わら」回の記事で紹介しています。また、京うちわの工芸や作り手に興味がある方は、京うちわが登場した「京都画報」の記事も参考になります。
見逃し配信・視聴方法
今回の放送回について、放送前に確認できた案内では、個別の見逃し配信期間や再放送予定までは確認できませんでした。視聴可能なサービスや放送予定は、NHKの番組案内や利用中のテレビサービスの番組表で確認してください。
参考にした情報
- Gガイド番組表「手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺 涼やかな美 うちわ」
- J:COMテレビ番組表「手話で楽しむみんなのテレビ」
- 房州うちわ振興協議会「房州うちわ」
- 南房総市「房州うちわ」
- 京都市の伝統産業「京うちわ」
- 京都市観光Navi「阿以波」
- NHK公式「ハートネットTV」番組ページ
よくある質問
10月28日の「手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺」は何時からですか?
2026年10月28日(水)20時から20時30分まで、NHK Eテレ1東京で放送予定です。
房州うちわと京うちわの違いは何ですか?
房州うちわは竹の丸みを生かした丸柄と、竹を編んで作る格子模様の窓が特徴です。京うちわは団扇部分と柄を別々に作る差し柄構造や、透かしなどの繊細な装飾が特徴です。
番組には誰が出演しますか?
番組表では、出演が那須映里さん、草刈正雄さん、語りが木村多江さんと案内されています。
まとめ
10月28日放送の「手話で楽しむみんなのテレビ×美の壺 涼やかな美 うちわ」では、房州うちわや京うちわを通して、伝統の技と繊細な美しさを手話で紹介します。房州うちわは丸柄と竹の窓、京うちわは差し柄と透かしの装飾に注目すると、それぞれの魅力がわかりやすくなります。
素材を生かす職人技や、伝統に新しい発想を加える作り手の表現にも目を向けながら、日用品としてのうちわに込められた工夫を楽しめる放送です。

