新美の巨人たち神戸女学院10月17日|ヴォーリズ設計12棟の重要文化財と見学方法|10/17 22:00
10月17日(土)22時からテレ東で放送される「新美の巨人たち」は、W.M.ヴォーリズが設計した神戸女学院が舞台です。アートトラベラーの内田有紀さんが、普段は一般の人が自由に立ち入ることのできない岡田山キャンパスを訪ねます。
今回の見どころは、単に「美しい学校建築を見る」ことではありません。神戸女学院にはヴォーリズ設計の建物がまとまって残り、そのうち12棟が国の重要文化財に指定されています。なぜ学校建築として高く評価されているのか、どこに注目すると番組をさらに楽しめるのか、公式情報をもとに整理しました。
新美の巨人たち10月17日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月17日(土)22:00~22:30 |
| 放送局 | テレ東 |
| 今回のテーマ | W.M.ヴォーリズ設計 重要文化財「神戸女学院」 |
| アートトラベラー | 内田有紀 |
| ナレーション | 貫地谷しほり |
テレ東公式では、神戸女学院を「学校建築の最高傑作」と紹介し、約4万坪の敷地に重要文化財の建物が12棟あること、内田有紀さんがその“サンクチュアリ”に迫る回であることを案内しています。
内田有紀さんは以前にも「新美の巨人たち」で建築を訪ねています。たとえば「聴竹居」を訪れた回では、藤井厚二が考えた住宅の工夫がテーマでした。今回は住宅ではなく、キャンパス全体の思想と建物群の調和が大きなポイントになりそうです。
神戸女学院のヴォーリズ建築は何がすごい?
神戸女学院の岡田山キャンパスは、1933年に現在地へ移転した際に整備された建物群が中心です。設計を担ったのが、アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズでした。
神戸女学院公式によると、ヴォーリズは住宅だけでなく教会、学校、商業施設など、日本各地に1500を超える建築を残しました。神戸女学院では個々の建物を単独で設計するのではなく、教育の場としてキャンパス全体を考えていたことが特徴です。
文化遺産オンラインでも、神戸女学院の建物群は、台地の地形や豊かな自然との調和を踏まえた合理的なキャンパス計画と、統一感のある建築群によって構成されていると評価されています。つまり、1棟だけを眺めるよりも、建物同士の配置や景観まで含めて一つの作品として見ると、今回の番組の面白さが分かりやすくなります。
スパニッシュ・ミッション様式と統一された外観
神戸女学院のキャンパスでは、スクラッチタイルやS字瓦などを使い、外観をスパニッシュ・ミッション風に統一しています。一方で、建物ごとに必要な機能は異なるため、内部空間や細部の造形にはそれぞれ個性があります。
同じ意匠でそろえているのに、全部が同じ建物に見えるわけではない。そのバランスが、学校としての使いやすさと景観の美しさを両立させています。番組では内田有紀さんが実際に建物の間を歩くため、外観だけでなく、視線の抜け方や中庭、回廊のつながりにも注目したいところです。
近代建築の形そのものに興味がある方は、磯崎新の群馬県立近代美術館を扱った回と見比べるのもおすすめです。時代も思想も違いますが、「なぜこの形なのか」を読み解くという番組の楽しみ方は共通しています。
重要文化財12棟はどの建物?
神戸女学院公式では、ヴォーリズ設計の建物のうち現存する12棟が2014年に国の重要文化財に指定されたとしています。指定の対象には、正門及び門衛舎、音楽館、図書館、総務館・講堂・礼拝堂、文学館、理学館、社交館、体育館、葆光館、汽罐室、ケンウッド館、エッジウッド館などが含まれます。
重要なのは、単に古い建物が12棟残っているという点だけではありません。学校法人神戸女学院は、ヴォーリズ設計によるオリジナル建築物がまとまって指定対象になっていること自体を大きな特徴として説明しています。
第二次世界大戦や阪神・淡路大震災を経験しながら、現在も教育の場として使われ続けていることも見逃せません。文化財というと「保存されていて中には入れない建物」を想像しがちですが、神戸女学院では歴史的建築が今も日常の学びの場として機能しています。
総務館・講堂・礼拝堂はキャンパスの中心的存在
文化遺産オンラインによると、総務館、講堂及び礼拝堂は1933年の建築で、鉄筋コンクリート造を基本としながら、キャンパス内の他の建物とつながる渡り廊下も含めて構成されています。
解説では、建物群全体が美的な均整と実用性を両立し、昭和初期の学校建築として高い価値を持つとされています。番組でどの建物が重点的に紹介されるかは放送前の段階ではすべて明らかになっていませんが、中心部の建築と周囲の建物の関係を見ると、ヴォーリズが目指したキャンパス像をつかみやすくなります。
ヴォーリズは神戸女学院で何を目指した?
神戸女学院公式は、ヴォーリズが教育施設・宗教施設としての品性を大切にし、建物そのものが学生に良い影響を与えることを意識していたと説明しています。単なる装飾の美しさではなく、建築が人を育てるという発想が背景にありました。
神戸女学院はキリスト教主義、国際理解の精神、リベラルアーツ教育を伝統としてきた学校です。キャンパスの建築も、その教育理念と切り離されたものではありません。建物の配置や礼拝堂の存在、自然とのつながりまで含めて「学ぶ環境」を形にしている点が、この場所の大きな魅力です。
今回の「新美の巨人たち」は、豪華な装飾だけを楽しむより、「なぜ学校にこの空間が必要だったのか」「学生はどんな景色の中で毎日を過ごしているのか」という視点で見ると、ヴォーリズ建築の意図が伝わりやすくなりそうです。
神戸女学院は一般見学できる?
神戸女学院大学は、通常時の一般入構は断っていると案内しています。番組で内田有紀さんが訪れるため、「自分も同じ場所を見てみたい」と思う方は多そうですが、自由にキャンパスへ入って見学できる場所ではありません。
一方、学校側は一般向けに「ヴォーリズ建築見学会」を案内しています。見学を希望する場合は、神戸女学院公式のイベント案内で実施日や申込方法を確認して参加する形になります。
番組で見た建物を実際に訪ねたい場合は、学校の教育環境であることを尊重し、公式の見学機会を利用するのが安心です。テレビで内部や細部を見られる今回の放送は、普段入れない場所をじっくり知る貴重な機会ともいえます。
見逃し配信はある?
「新美の巨人たち」公式ページでは、最新話をTVerと「ネットもテレ東」で配信している案内があります。リアルタイムで見られない場合は、放送後に各配信サービスの番組ページを確認するとよいでしょう。
配信期間や公開タイミングは各サービス側の表示が基準になります。建築の細部は一度で把握しにくいため、配信が利用できる場合は、気になった建物や装飾を見直す楽しみ方も向いています。
参考にした情報
- テレ東「新美の巨人たち」公式番組ページ
- テレ東 10月17日放送「新美の巨人たち」番組情報
- 神戸女学院大学「テレビ番組『新 美の巨人たち』で神戸女学院が紹介されます」
- 学校法人神戸女学院「重要文化財神戸女学院」
- 文化遺産オンライン「神戸女学院 総務館、講堂及び礼拝堂」
- 神戸女学院大学 受験生応援サイト「キャンパスライフ」
よくある質問
新美の巨人たち10月17日の神戸女学院回は何時からですか?
2026年10月17日(土)22:00~22:30、テレ東で放送されます。アートトラベラーは内田有紀さん、ナレーションは貫地谷しほりさんです。
神戸女学院のヴォーリズ建築は何棟が重要文化財ですか?
ヴォーリズが設計した現存建築のうち、12棟が国の重要文化財に指定されています。建物単体だけでなく、キャンパス全体の統一感や自然との調和も高く評価されています。
神戸女学院のヴォーリズ建築は一般の人も見学できますか?
通常時は一般の自由な入構はできません。学校側が案内する「ヴォーリズ建築見学会」など、公式の見学機会を利用する必要があります。
まとめ
10月17日の「新美の巨人たち」は、神戸女学院のヴォーリズ建築を内田有紀さんが訪ねる30分です。約4万坪の岡田山キャンパスに残る12棟の重要文化財は、スパニッシュ・ミッション風の美しい外観だけでなく、教育の場としての実用性、自然との調和、建物同士の統一感まで含めて評価されています。
普段は一般の人が自由に立ち入れない場所だからこそ、番組で内部や細部まで見られる価値があります。放送では一つ一つの装飾に加え、「建築が人を育てる」というヴォーリズの考えがキャンパス全体にどう表れているのかに注目すると、より深く楽しめそうです。

