サイエンスZERO球状コンクリーションとは?なぜ丸い・立体化石・人類課題への応用【8月16日】|8/16 23:30

2026年8月16日(日)23時30分からNHK Eテレで、『サイエンスZERO 選 人類の課題を解決!?奇跡のま~るい石 球状コンクリーション』がアンコール放送されます。世界の地層から見つかる不思議な丸い石は、数センチから約10メートルまで大きさもさまざま。中には、驚くほど立体的な化石を閉じ込めたものがあります。

NHKオンデマンドの公式ページを確認すると、ゲストは名古屋大学博物館館長・教授の吉田英一さん。100年以上謎だった形成メカニズムから、石の「封じ込める力」を放射性廃棄物などの課題解決に応用する研究まで追う回です。

この記事の要点

  • 放送:2026年8月16日(日)23:30~翌0:00、NHK Eテレ1・東京
  • アンコール放送。NHK公式では初回2025年8月3日
  • ゲスト:吉田英一(名古屋大学博物館館長・教授)
  • 司会:井上咲楽、浅井理/語り:川野剛稔
  • 形成の鍵は生物由来炭素とカルシウムの急速な沈殿反応
  • 最新の公式研究では、放射性廃棄物処分施設のコンクリート水密性向上にも応用

サイエンスZERO「球状コンクリーション」の放送日時・出演者

番組名サイエンスZERO 選 人類の課題を解決!?奇跡のま~るい石 球状コンクリーション
放送日2026年8月16日(日)
放送時間23:30~翌0:00
放送局NHK Eテレ1・東京
ゲスト吉田英一(名古屋大学博物館館長・教授)
司会井上咲楽、浅井理
語り川野剛稔
NHK公式掲載の初回放送2025年8月3日

2026年8月16日の放送はアンコール。NHK公式ページで初回の内容・出演者を確認し、今回の日時と肩書はOfficial Program Data Mark付き番組情報で確認できます。

球状コンクリーションとは?数センチから約10mの「ま~るい石」

球状コンクリーションは、堆積岩の中で砂や泥のすき間が鉱物で埋まり、周囲より緻密で硬くなった球状の岩塊です。名古屋大学・吉田英一研究室の公式解説では、多くは炭酸カルシウムを主成分とし、内部に保存状態のよい化石や生物の痕跡を含みます。

NHK公式では、大きさが数センチからおよそ10メートルまでと紹介。丸さそのものも不思議ですが、「なぜ中の化石がつぶれず、立体的に残るのか」が、この研究を理解する大きな入口です。

なぜ丸くなる?100年以上の謎を解いた形成メカニズム

名古屋大学の公式研究ページによると、形成の中心にあるのは生物起源の炭素成分と、海水中のカルシウムイオンの急速な沈殿反応です。たとえばツノガイの例では、死後の分解に伴って出た炭素成分と周囲のカルシウムイオンが反応し、中心から外側へ風船が膨らむように成長します。

球状になる理由には拡散が関係します。かつて岩石の形成には非常に長い時間が必要だと考えられていましたが、研究では数センチ規模なら数週間~数か月程度で形成される例が示されました。「地質現象=すべて途方もなく遅い」というイメージを覆す点も見どころです。

なぜ化石が立体的に残る?自然の「シーリング」が守る

コンクリーションの大きな特徴は、中の生物痕跡を長い時間にわたって守るバリア機能です。生物の周囲で炭酸カルシウムが急速に沈殿し、砂や泥のすき間をふさぐことで、外から水や物質が入りにくい緻密な殻のような状態をつくります。

2024年の名古屋大学公式発表では、巨大球状コンクリーションから約1000万年前の生物由来有機物が確認され、形成当時の状態が長期間保存されるシーリング効果が改めて示されました。番組で「立体的な化石」が映ったら、形だけでなく、周囲の石がどう守ってきたのかにも注目です。

夢の素材とは?岩盤亀裂をふさぐ「コンクリーション化剤」

吉田教授らは、自然界のコンクリーション形成を人工的なシーリング技術に応用しています。名古屋大学の2024年公式発表では、地下350メートルの岩盤亀裂でコンクリーション化剤を使い、地震による影響を受けながらも再シーリングし、透水性を実験開始直前の100分の1~1000分の1に下げる成果が報告されています。

用途として想定されるのは、トンネルなど地下構造物への地下水流入抑制、CO₂の地下貯留、放射性廃棄物の地下隔離などです。「石の研究がなぜ人類の課題解決につながるのか」という番組タイトルの答えが、この自然模倣の発想にあります。

最新情報|2025年には放射性廃棄物処分施設のコンクリートへ応用

初回放送後にも研究は進んでいます。名古屋大学は2025年9月4日、吉田教授らと安藤ハザマ、積水化学工業の共同研究として、コンクリーション化技術を応用し、放射性廃棄物処分施設に使うコンクリートの水密性を高める技術を開発したと発表しました。

番組が紹介する「放射性廃棄物の封じ込め」は、単なる未来予想にとどまらず、コンクリートや地下施設の実用化研究へ具体的に広がっています。アンコール放送を見る際は、2025年8月の初回時点から研究がさらに前進していることも押さえておくと理解が深まります。

吉田英一さんはどんな研究者?名古屋大学博物館館長・教授

吉田英一さんは、名古屋大学博物館館長・教授で、地質学・地球化学・環境地質学を専門としています。名古屋大学の研究者情報では、現在の研究課題として地質環境中でのコンクリーション化、物質移動、岩石と地下水の反応などを掲げています。

球状コンクリーションの「なぜ?」を解くだけでなく、自然が長期間ものを閉じ込める仕組みを社会のインフラや廃棄物処分に応用するところまで研究対象にしているのが特徴です。

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よくある質問

サイエンスZERO「球状コンクリーション」はいつ放送ですか?

2026年8月16日(日)23時30分から翌0時まで、NHK Eテレ1・東京でアンコール放送予定です。

ゲストの吉田英一さんは誰ですか?

名古屋大学博物館館長・教授で、球状コンクリーションの形成メカニズムと、そのシーリング機能の応用研究を進めています。

球状コンクリーションはなぜ丸くなるのですか?

名古屋大学の研究では、生物由来の炭素成分と海水中のカルシウムイオンが急速に反応・沈殿し、拡散を伴って中心から外側へ成長することで球状になります。

化石が立体的に残るのはなぜですか?

生物の痕跡が炭酸カルシウムの沈殿で急速にシーリングされ、風化や変質から守られるためと説明されています。

研究は何に応用されていますか?

岩盤亀裂の止水、トンネルなど地下構造物の劣化防止、放射性廃棄物の地下処分などへの応用が研究されています。

まとめ

『サイエンスZERO 選 人類の課題を解決!?奇跡のま~るい石 球状コンクリーション』は、2026年8月16日(日)23時30分からNHK Eテレでアンコール放送予定です。丸い石の中に化石が立体的に残る理由、急速な炭酸カルシウムの沈殿で形成される仕組み、そして岩盤亀裂や放射性廃棄物処分へつながる応用研究まで、「自然の不思議」と「社会課題」が一つにつながる30分です。

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