映画「層間騒音(字幕版)」ネタバレ結末|犯人は804号室?ジュヒの生死と704号室の幽霊を考察|10/20 11:20
10月20日(火)11時20分からWOWOWシネマで放送される韓国ホラー映画「層間騒音」。聴覚障害のあるジュヨンが、行方不明になった妹ジュヒを捜すため、古びた団地の604号室へ戻るところから始まります。
物語を最後まで見ると、恐怖の中心には804号室の女、704号室で起きた過去の殺人、そして妹ジュヒの死を受け入れられないジュヨンがいます。ここでは結末までネタバレしながら、誰が何をしたのか、騒音は人間の仕業なのか幽霊なのか、ラストの意味まで時系列で整理します。
10月20日のWOWOW放送と作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月20日(火)11:20〜 |
| 放送局 | WOWOWシネマ |
| 作品 | 層間騒音(字幕版) |
| 制作年 | 2024年 |
| 上映時間 | 1時間33分 |
| 監督 | キム・スジン |
| 主演 | イ・ソンビン(ジュヨン) |
| 主な出演 | キム・ミンソク、ハン・スア、リュ・ギョンス、チョン・イクリョン、ペク・ジュヒ |
WOWOW公式では、ジュヨンの妹ジュヒが数日前から行方不明になり、604号室の天井には防音シートがびっしり貼られていると紹介されています。さらに、誰もいないはずの部屋に対して階下の住人が「静かにしろ」と苦情を言い、ジュヨン自身も補聴器を介して奇妙な音を聞き始めます。
まずネタバレなしの基本情報を確認したい方は、既存記事の「層間騒音」はどんな韓国ホラー?あらすじ・キャスト・補聴器の怖さも参考になります。本記事はそこから先の、犯人と結末に絞っています。
「層間騒音」のあらすじを時系列で整理
妹ジュヒが604号室から消える
主人公ソ・ジュヨンは聴覚障害があり、補聴器を使って生活しています。警察から妹ジュヒと連絡が取れないと知らされ、以前姉妹で住んでいた団地の604号室へ向かいます。
部屋にジュヒはいません。代わりに目に入るのは、天井を埋めるように貼られた防音シートです。ジュヒは以前から上階から聞こえるという騒音に強く反応しており、ジュヨンとはその音を巡って衝突していました。
ジュヨンには聞こえない音をジュヒは訴え続け、姉妹はけんか別れに近い状態になります。ジュヨンは職場の寮へ移り、ジュヒは604号室に残りました。妹が消えたことで、ジュヨンは「自分が離れた後、何が起きたのか」を追うことになります。
504号室の男が「604号室がうるさい」と脅す
ジュヨンが604号室へ戻ると、階下の504号室の男が現れ、夜は静かにしろと脅してきます。しかしジュヒは失踪し、ジュヨンも戻ったばかりです。誰も音を立てていないはずなのに、504号室には騒音が届いています。
この矛盾が最初の大きな手掛かりです。騒音は単に604号室の生活音ではなく、建物の縦方向、特に504・604・704・804号室をつなぐ過去の出来事と関係しています。
ジュヒの恋人ギフンと地下を調べる
ジュヨンの前に、ジュヒの恋人だというギフンが現れます。二人は妹の行方を追い、ジュヒが残したスマートフォンや映像、団地の住人の証言をたどります。
やがて過去に604号室と704号室を巡る事件があったこと、そして失踪した人物が団地の外へ出た形跡がないことが分かってきます。ジュヒも団地から出た記録が乏しいため、ジュヨンは建物内部、とくに地下の物置に秘密があると考えます。
地下でギフンは失踪していた人物の遺体に行き当たり、異様な音や気配に巻き込まれてジュヨンへ襲いかかります。ここで作品は、人間による犯罪だけでは説明できない怪異が実在する可能性を強めます。
犯人は804号室の女?ジュヒ失踪の真相
ジュヒを死に追いやった中心人物は804号室の女です。 ネタバレ解説を照合すると、彼女は自分の娘を亡くした過去を受け入れられず、死んだ娘が今もいるかのように暮らしていました。
ジュヒは騒音の正体を突き止める過程で804号室までたどり着き、その異常な状況を目撃します。804号室の女にとって、娘の死を否定し続ける世界を壊しかねない存在になったジュヒは、排除すべき相手になってしまいました。
終盤でジュヨンはジュヒのビデオカメラやスマートフォンの記録から、妹が804号室の秘密へ迫っていたことを知ります。804号室の女がジュヒを手にかけたことが示され、ジュヨンが探し続けた妹はすでに生きていない可能性が決定的になります。
804号室の女はなぜ狂ってしまったのか
804号室の女にも、騒音を巡る被害者としての過去があります。彼女は下の704号室から騒音への苦情を繰り返し受け、娘を室内で遊ばせにくくなっていました。
その結果、娘を外で遊ばせた際に事故で亡くしてしまいます。母親は「704号室から苦情を言われなければ娘は死ななかった」と考え、深い恨みを抱くようになります。
ここが本作の怖いところです。最初は生活上の騒音トラブルだったものが、事故死への罪悪感、他人への責任転嫁、喪失の否認と結びつき、復讐と殺人へ変化していきます。
804号室の女は死んだ娘がまだ生きているように振る舞います。この姿は、ラストのジュヨンと明確に重なります。
704号室の幽霊は誰?過去の殺人の真相
物語には804号室の女とは別に、704号室で殺された女性の怨霊が存在すると解釈できる描写があります。
ネタバレ解説では、過去に704号室の女性が604号室側の人物に襲われ、重傷を負った状態で壁を叩いて助けを求めていました。しかし住人たちはその音を「また騒音だ」と受け取り、助けに行きませんでした。
さらに804号室の女がその女性にとどめを刺したことが明らかになります。つまり704号室の女性にとって、騒音は「迷惑な音」ではなく、命を救うためのSOSでした。
誰も音の意味を聞こうとしなかったことで、一人の女性が命を落とします。その怨念が団地に残り、後の住人にも怪異を及ぼしていると見ると、504号室の男やギフンが異常な状態に陥る展開も一本につながります。
騒音の正体は人間?幽霊?
結論から言うと、騒音の正体は一つではありません。人間が作る音と、過去の死から生まれた怪異が重なっています。
804号室の女は人間として復讐や隠蔽に動き、ジュヒの死に直接関わります。一方で704号室で殺された女性の怨霊は、804号室の女自身を襲う存在として描かれます。
さらに建物の壁や配管を通って響く生活音が、誰の部屋から来ているのか分からない不安を増幅します。現実の集合住宅で起きる騒音問題を土台にしながら、殺人と幽霊を重ねているため、「犯人を捕まえればすべて静かになる」という単純な解決にはなりません。
ジュヒは生きている?ラストの本当の意味
終盤、ジュヨンは地下でジュヒを見つけ、一緒に帰ったように見えます。しかしラストでは、この「救出」がそのまま現実だったとは考えにくい描写が置かれます。
時間が経った後、604号室でジュヨンとジュヒが暮らしているような場面になります。そこへ704号室に新しく引っ越してきた住人があいさつに来ますが、相手はジュヒの存在を認識していないように見えます。
複数のネタバレ解説は、ジュヒはすでに死亡しており、ラストでジュヨンのそばにいる妹は幻覚、あるいは霊的な存在と解釈しています。
この結末は、804号室の女が死んだ娘を生きていると思い込んでいた姿と重なります。ジュヨンは804号室の女を異常な人物として見ていましたが、最愛の妹を失った自分も、同じように喪失を受け入れられない側へ移ってしまったのです。
「全部聞こえるから」の意味を考察
ラストでジュヨンは、新しい住人との会話の中で、建物では音がよく聞こえることを示す言葉を口にします。この一言は単なる脅しではなく、作品全体をまとめる重要なフレーズです。
ジュヨンは聴覚障害があり、物語の初めは「他人には聞こえる音が自分には聞こえない」立場でした。それが補聴器を通して、普通なら聞かなくてもいい異音や声まで拾うようになります。
一方、団地の住民たちは音を聞いていても、その意味を考えません。704号室の女性が壁を叩いた音も、助けを求めるSOSではなく「うるさい音」と処理されました。
そのためラストの言葉は、耳の性能ではなく他人の苦しみに気づくことと、気づいても無視することを問い返しているように見えます。そしてジュヨン自身も、最後には804号室の女の助けを求める声を聞きながら、振り返らない選択をします。
ジュヨンは804号室の女と同じになったのか
完全に同じではありませんが、ラストは二人を意図的に重ねています。
804号室の女は娘の死を受け入れられず、「娘はまだいる」という世界に閉じこもりました。ジュヨンもまた、妹ジュヒの死を受け入れきれず、妹が隣にいる日常を選んだように描かれます。
この反復によって、怪異は退治されて終わるのではなく、別の住人へ受け渡されます。704号室には新しい住人が入り、騒音の話をします。つまり建物に積み重なった不幸も、騒音への疑心暗鬼も終わっていません。
視聴者が疑問に感じやすいポイント
504号室の男はなぜ死んだ?
504号室の男は604号室を騒音の発生源だと思い込み、ジュヨンを脅します。しかし物語が進むと、彼もまた異常な音と怪異に巻き込まれます。ネタバレレビューでは、704号室側の怨霊を見た後に転落死したと整理されています。
彼は「うるさい相手を攻撃すれば解決する」と考えた人物ですが、実際の原因を理解しないまま暴力へ進み、自分も騒音の連鎖に飲み込まれます。
ギフンはなぜジュヨンを襲った?
地下でギフンが異常な状態になりジュヨンを襲う場面は、単なる犯人役の豹変ではありません。地下に残った死や怪異の影響を受けたと見るのが自然です。
この場面によって、「804号室の女だけを倒せば全部説明できる」という見方が崩れます。本作には現実の犯罪と超常現象の両方があります。
804号室の女を最後に襲ったのは誰?
結末の流れでは、704号室で殺された女性の怨霊が804号室の女へ報復したと読むことができます。804号室の女は助けを求めますが、ジュヨンはその声を聞きながら妹を連れて去ります。
過去に704号室の女性のSOSが誰にも届かなかった構図が、今度は804号室の女へ返ってくる形です。
WOWOWで見るときの注目ポイント
「層間騒音」は音の方向や距離感が重要な作品です。ジュヨンが補聴器を装着したときと外したときで聞こえ方が変わり、何が現実の音で、何が怪異なのかが曖昧になります。
画面だけを見るより、604号室の上と下、704号室、804号室という縦の位置関係を意識すると整理しやすくなります。とくに「誰がどの部屋の音を犯人だと思っているのか」を追うと、誤解が暴力へ変わっていく流れが見えます。
【映画・スポーツ・海外ドラマみるなら】WOWOWオンデマンドウェブの声で多い感想
レビューでは、集合住宅の騒音という身近な題材が怖い、補聴器を使った音響演出が不安を強める、という反応が目立ちます。一方で、人間の犯行と幽霊の両方を入れているため「結局どこまでが怪異なのか分かりにくい」という感想もあります。
ラストについては、ジュヒが生きて帰ったのではなく、ジュヨンが死を受け入れられず妹の存在を見ていると解釈する声が多く、804号室の女との対比を重視する見方が中心です。
参考にした情報
- WOWOWオンデマンド「層間騒音」公式作品ページ
- WOWOW「アジアホリック!」
- CINEMA FACTORY「層間騒音」
- Cinemarche「層間騒音」ネタバレ解説
- ホラー映画さえあれば!「層間騒音」ネタバレ考察
よくある質問
「層間騒音」の犯人は誰ですか?
妹ジュヒの失踪・死に直接関わる中心人物は804号室の女です。ただし、704号室で殺された女性の怨霊も存在すると読めるため、恐怖の原因は人間の犯行だけではありません。
妹ジュヒは最後に生きていますか?
ラストでジュヨンのそばにジュヒがいるように見えますが、新しい住人がジュヒを認識していない描写などから、ジュヒはすでに死亡しており、ジュヨンが幻覚または霊として見ていると解釈するのが自然です。
704号室の幽霊は誰ですか?
過去に604号室側の人物に襲われ、壁を叩いて助けを求めた末に死亡した女性です。804号室の女もその死に関わっており、終盤で怨霊が804号室の女へ報復する構図になっています。
10月20日のWOWOW放送は何時ですか?
2026年10月20日(火)11時20分からWOWOWシネマで字幕版が放送予定です。
まとめ
「層間騒音」の真相は、804号室の女による人間の犯罪と、704号室で殺された女性の怨霊が重なったものです。ジュヒは騒音の正体を追って804号室の秘密へ近づき、命を落としたと考えられます。
さらにラストでは、妹を失ったジュヨンが、その死を受け入れられないままジュヒと暮らしているように見えます。これは、死んだ娘を生きていると思い込んだ804号室の女と重なる結末です。
騒音は単なる迷惑な音ではありません。助けを求める声だったり、誰かの悲しみや怒りだったりします。それを「うるさい」で片づけた人々の無関心が、団地の中で次の悲劇を生み続けるところに、この映画の後味の悪さと怖さがあります。

