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日曜美術館|グランマ・モーゼスとは?アメリカの“おばあちゃんアーティスト”の人生|10/11 20:00

10月11日(日)20時からNHK Eテレで再放送される「日曜美術館」「人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡」では、丸木スマや木村セツさんとともに、アメリカの画家グランマ・モーゼスが紹介されます。

グランマ・モーゼスは、本名をアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼスといい、農村で長く暮らした後、70代後半から本格的に絵を描き始めたことで知られます。ここでは、スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムとベニントン博物館の公式資料をもとに、その人生と作品を整理します。

日曜美術館10月11日の放送日時とテーマ

項目内容
放送日時2026年10月11日(日)20:00〜20:45
放送局NHK Eテレ
番組名日曜美術館
放送回人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡
司会坂本美雨、守本奈実
出演アーサー・ビナード、木村セツ

番組紹介では、73歳で絵を描き始めた丸木スマに加え、アメリカのグランマ・モーゼスや、ちぎり絵で活動する木村セツさんを取り上げ、人生の後半に創造の扉を開いた人たちの作品の魅力に迫ると案内されています。

番組全体については、日曜美術館「人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡」まとめでも紹介しています。

グランマ・モーゼスとはどんな画家?

グランマ・モーゼスの本名はAnna Mary Robertson Moses(アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス)です。1860年にニューヨーク州グリニッジで生まれ、1961年に101歳で亡くなりました。

スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムによると、ニューヨーク州北部の農場で育ち、若いころは近隣の家で掃除、料理、裁縫などの仕事をしていました。27歳で結婚後はバージニア州の農場へ移り、子どもを育てています。

ベニントン博物館も、モーゼスが人生の大部分をニューヨーク州イーグルブリッジ周辺で過ごし、農村生活の風景を描いたことを紹介しています。同館はグランマ・モーゼス作品の世界最大規模の公共コレクションを所蔵しています。

何歳から本格的に絵を描いたの?

スミソニアンの作家紹介では、モーゼスは77歳から絵を描き始めたとされています。若いころから絵への関心はありましたが、画家として広く知られるようになったのは人生のかなり後半でした。

別のスミソニアン資料では、関節炎のため針仕事を続けにくくなったことが、絵へ移るきっかけの一つとして説明されています。農作業や家事、裁縫など、長い生活経験のあとに本格的な制作が始まった点が特徴です。

80歳で初の個展

スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムの展覧会解説によると、モーゼスが80歳のとき、画商オットー・カリールが1940年にニューヨークで初の個展を開きました。

その少し前には、彼女の絵が地元の薬局のウインドーに飾られており、それを見つけた収集家が作品を購入したことが、評価が広がる大きなきっかけになりました。

人生の後半から制作を本格化させたという点で、今回の「日曜美術館」のテーマと重なります。ただし、番組でどの出来事を詳しく扱うかは、実際の放送で確認する必要があります。

どんな絵を描いた?農村の暮らしと記憶

グランマ・モーゼスは、アメリカの農村生活や季節の行事、家族や地域の人々の営みを描いた作品で知られます。

スミソニアンは、彼女の絵が自然の直接観察と個人的な記憶を組み合わせたものだと説明しています。ベニントン博物館も、田園風景や農村生活を描き、過ぎ去ったアメリカの暮らしを想起させる作品として紹介しています。

日常の労働が作品の背景にある

2025年から2026年にかけてスミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムで開かれた展覧会「Grandma Moses: A Good Day’s Work」は、創造と労働、長い人生の記憶がどのように作品へ結びついたかを見直す企画でした。

モーゼスは、長いあいだ農場の暮らしを続けた人です。絵に登場する雪景色、収穫、家族の集まり、祝祭、農作業などは、本人が身近に知っていた生活世界と結びついています。

代表作としてスミソニアンの展覧会では《Bringing in the Maple Sugar》《Black Horses》《Out for Christmas Trees》《The Rainbow》などが紹介されています。

なぜ「グランマ・モーゼス」と呼ばれた?

「Grandma Moses」は本名ではなく、広く知られるようになった呼び名です。

スミソニアンの資料によると、ニューヨークの百貨店で作品が紹介されたころ、メディアが彼女を「Grandma Moses」と呼ぶようになり、その名前が定着していきました。

1947年にはHallmarkが作品をグリーティングカードに複製する権利を取得し、作品は美術館や画廊だけでなく、多くの人の目に触れるようになります。テレビやラジオへの出演、雑誌記事なども重なり、アメリカで広く知られる存在になりました。

一方で、スミソニアンの近年の展覧会は、人気が高かった一方で当時の美術界から低く評価されることもあったと説明しています。現在では、自学で制作した作家の歴史を考えるうえでも重要な存在として再検討されています。

丸木スマとの共通点と違い

今回の「日曜美術館」では、丸木スマとグランマ・モーゼスが同じ回で紹介されます。二人には、人生の後半に本格的な制作を始めたという分かりやすい共通点があります。

ただし、生きた場所や経験、描いた題材は同じではありません。丸木スマは広島で原爆投下を体験し、花や動物などの生命を描く一方で、原爆に関わる作品も残しました。グランマ・モーゼスは、アメリカの農村生活や季節行事、家族の営みなどを数多く描いています。

丸木スマの自然や原爆の記憶については、日曜美術館|丸木スマが描いた野山の草花・生き物、そして原爆の記憶で整理しています。

木村セツも人生の後半に創作を始めた

番組紹介では、グランマ・モーゼスや丸木スマとともに、現在ちぎり絵で活動する木村セツさんも紹介されます。

今回の回は、年齢を重ねてから創作を始めたことだけでなく、それぞれが長い人生で見てきたものや経験してきたことが、作品にどのように表れているかを見る構成になっています。

木村セツさんについては、日曜美術館|木村セツとは?ちぎり絵を始めたきっかけと作品も参考にしてください。

出演者については、日曜美術館「人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡」出演者まとめで紹介しています。

参考にした情報

よくある質問

グランマ・モーゼスは何歳から絵を描き始めたのですか?

スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムでは、77歳から絵を描き始めたと紹介されています。80歳のときにニューヨークで初の個展が開かれました。

グランマ・モーゼスはどんな絵で有名ですか?

農村の風景、農作業、家族や地域の集まり、季節の行事など、アメリカの田園生活を描いた作品で知られています。

グランマ・モーゼスは何歳まで生きたのですか?

1860年に生まれ、1961年に101歳で亡くなりました。スミソニアンによると、生涯に1500点を超える作品を描きました。

まとめ

10月11日の「日曜美術館」で紹介されるグランマ・モーゼスは、農村での長い生活を経て、70代後半から本格的に絵を描き始めたアメリカの画家です。

自然の風景、農作業、季節行事、家族や地域の暮らしを描き、80歳で初の個展を開いた後、アメリカで広く知られる存在になりました。番組でどの作品やエピソードが中心になるかは放送で確認しつつ、人物像を知る基礎として押さえておきたい画家です。

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