NHK俳句「曼珠沙華」4Sとは?松井玲奈の俳句・星野高士の解説ポイント【8月9日】|8/9 6:35

2026年8月9日(日)の「NHK俳句」は、秋の季語「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」が題です。選者は星野高士さん、レギュラーの松井玲奈さんも曼珠沙華を詠んだ俳句に挑戦します。

もう一つの大きなテーマが、俳誌『ホトトギス』の黄金期を築いた「4S」です。4Sとは誰なのか、高浜虚子はなぜ多彩な俳人を育てられたのか。番組を見る前に知っておきたい基礎知識と、松井玲奈さんの一句を味わうポイントをまとめます。

この記事の要点

  • 放送は2026年8月9日(日)6:35~7:00、NHK Eテレ
  • 題は秋の季語「曼珠沙華」。別名は彼岸花
  • 4Sは水原秋櫻子・高野素十・山口誓子・阿波野青畝
  • 4人はいずれも『ホトトギス』で活躍し、高浜虚子の指導を受けた
  • 松井玲奈の一句は、情景の切り取り方や赤い花の扱い方が注目点

NHK俳句「曼珠沙華」の放送日時・出演者

番組名NHK俳句
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
放送日2026年8月9日(日)
放送時間6:35~7:00
放送局NHK Eテレ
司会柴田英嗣
選者・出演星野高士
レギュラー松井玲奈
中川緑

番組案内では、前月に扱った「4T」に続き、今回は『ホトトギス』黄金期を代表する4Sと、彼らを育てた高浜虚子のすごさに迫ると紹介されています。歴史解説だけでなく、題「曼珠沙華」の作品鑑賞と松井玲奈さんの実作が組み合わされた回です。

曼珠沙華とは?俳句では秋の季語

曼珠沙華は彼岸花の別名で、俳句では仲秋の植物季語です。秋の彼岸ごろ、田の畦や川の堤などに花茎を伸ばし、鮮烈な赤い花を咲かせます。葉が目立たない時期に花だけが立ち上がる姿も、この季語が強い印象を残す理由です。

  • :赤と空、稲、土、夕暮れなどの対比
  • 場所:畦道、堤、寺、墓地、古道など
  • :一輪か、群生かで景色の迫力が変わる
  • 距離:近くで花の形を見るか、遠景の赤い帯として捉えるか
  • 余韻:彼岸や別れを説明しすぎず、景色に託す

「赤い」「怖い」「彼岸の花」と意味を重ねるだけでは説明的になりやすいため、実際に見えたものや音、光、人物の動きを一つ置くと、五七五の中に独自の場面が生まれます。

ホトトギス黄金期の4Sとは誰?

4Sは、大正末から昭和初期に『ホトトギス』で活躍した水原秋櫻子、高野素十、山口誓子、阿波野青畝の4人です。それぞれの姓または俳号に「S」の音が含まれることから、四Sと呼ばれました。

俳人読み作風を知るキーワード
水原秋櫻子みずはら しゅうおうし叙情性、明るい外光、のちに『馬醉木』を主宰
高野素十たかの すじゅう客観写生、簡潔で精密な観察
山口誓子やまぐち せいし都会的・現代的な題材、知的で力強い構成
阿波野青畝あわの せいほ写生を土台にした温かみ、関西俳壇での活動

4人は同じ指導者のもとで学びながら、同じ句風にそろったわけではありません。写生を出発点に、抒情、精密な観察、現代感覚、情感へと個性が分かれていった点が、4Sを面白くするポイントです。

4Sを育てた高浜虚子のすごさとは?

高浜虚子は正岡子規の流れを受け継ぎ、俳誌『ホトトギス』を長く率いた俳人です。虚子が重視した考え方として知られるのが、客観写生花鳥諷詠です。

客観写生

目の前の物事をよく観察し、主観的な説明を急がず、具体的な描写を積み重ねる方法です。感情を直接書かなくても、選んだ景色や言葉の後ろから作者の心がにじみます。

花鳥諷詠

四季の自然や人間生活を季語を通して詠む、虚子の俳句理念です。自然を美しく飾るだけでなく、季節の中にいる人間の暮らしや心も含めて捉えます。

さらに虚子は、投稿句を選ぶ「選」の力によって多くの俳人を鍛えました。写生と季語という共通の土台を示しながら、弟子の異なる才能を見つけたことが、4Sのような多彩な作家群につながったと考えられます。

松井玲奈の「曼珠沙華」俳句を見るポイント

番組案内で公表されているのは、松井玲奈さんが「曼珠沙華」で俳句に挑戦することまでです。句の内容を先回りして決めつけず、次の点に注目すると、選評をより深く楽しめます。

  • 曼珠沙華を主役にするのか、背景として置くのか
  • 赤い色を直接書くのか、別の色との対比で見せるのか
  • 人物や動作を入れて、一瞬の物語を作るのか
  • 気持ちを言葉にするのか、景色だけで伝えるのか
  • 星野高士の添削や選評で、どの言葉が残り、どこが変わるのか

松井玲奈さんの一句を見たあと、同じ景色を自分ならどう切り取るか考えると、番組がそのまま作句の練習になります。俳句番組をもっと楽しみたい方は、プレバトの俳句「カレーライス」回の見どころも参考にしてください。

NHK俳句2026年8月号も「黄金期4S」を特集

NHK出版のテキスト『NHK俳句』2026年8月号では、星野高士さんの放送講座が「虚子の近代俳句『黄金期4S』」として掲載されています。放送の25分で紹介される内容を、作品や解説とあわせて読み返したい人に向いた資料です。

7月号の講座は「花咲く4T」、8月号は「黄金期4S」という流れです。近代俳句を人名の暗記で終わらせず、虚子の指導から複数の作風がどう生まれたかを見るシリーズとして楽しめます。

見逃し配信はNHK ONEで確認

NHKは総合・Eテレの同時配信と見逃し配信をNHK ONEで提供しています。放送を見逃した場合は、NHK ONEの検索で「NHK俳句」または「曼珠沙華」と入力し、対象回の配信状況を確認してください。

見逃し配信は原則として放送後1週間の枠が案内されていますが、番組ごとに配信対象や期間が異なる場合があります。再放送日時も地域や編成で変わることがあるため、最新の番組表での確認が確実です。

まとめ

2026年8月9日の「NHK俳句」は、曼珠沙華という強いイメージを持つ季語と、近代俳句史の重要人物である4Sを一度に学べる回です。

  • 4Sは水原秋櫻子・高野素十・山口誓子・阿波野青畝
  • 4人を育てた高浜虚子の軸は客観写生と花鳥諷詠
  • 曼珠沙華は仲秋の季語で、色・場所・距離の切り取り方が作句の鍵
  • 松井玲奈の一句では、説明ではなく情景で何を伝えるかに注目

4Sの違いを知ってから作品を見ると、同じ「写生」からでも俳句の表現が大きく広がることが分かります。歴史解説と実作の両方を楽しめる25分です。

よくある質問

NHK俳句の4Sは誰ですか?

水原秋櫻子、高野素十、山口誓子、阿波野青畝の4人です。大正末から昭和初期に俳誌『ホトトギス』で活躍しました。

曼珠沙華はいつの季語ですか?

秋、より細かくは仲秋の植物季語です。彼岸花の別名で、秋の彼岸ごろに赤い花を咲かせます。

松井玲奈はどんな俳句を詠みますか?

番組案内では「曼珠沙華」で俳句に挑戦することが発表されています。句の全文や評価は事前情報では公表されていないため、番組内の披露と星野高士さんの選評が見どころです。

放送時間は何時ですか?

2026年8月9日(日)午前6時35分から7時まで、NHK Eテレで放送予定です。

見逃し配信はありますか?

NHK ONEで対象回が配信される場合があります。「NHK俳句」で検索し、配信対象と期限を確認してください。

参考情報

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