泣いてたまるか第10話「さらば飛行服」あらすじ・キャスト|倉田国丸が特攻服を脱ぐ理由【11月8日】|11/8 19:55
2026年11月8日(日)19時55分からtvkで放送される「泣いてたまるか」第10話は、「さらば飛行服」です。渥美清が演じるのは、工場の守衛として働く元特攻隊員・倉田国丸。
戦死した仲間を悼む気持ちから忠魂碑建立運動に加わりますが、その運動が町の有力者の売名に利用されていると知ります。
物語の中心にあるのは、戦争で生き残った男が、亡くなった仲間の記憶とどう向き合うのかという問題です。倉田が最後に選ぶのは、特攻服を着て戦争を美化することではありません。
戦死者の思いを政治や選挙の道具にさせないため、人前で自分の考えを語ることになります。
泣いてたまるか第10話「さらば飛行服」の放送日時・番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月8日(日) |
| 放送時間 | 19:55〜20:50 |
| 放送局 | tvk1(テレビ神奈川) |
| 番組名 | 泣いてたまるか 第10話「さらば飛行服」 |
| 主演 | 渥美清 |
| 脚本・監督 | 家城巳代治 |
| 作品 | 1966年〜1968年放送の1話完結ドラマ |
「泣いてたまるか」は、逆境にぶつかっても歯を食いしばり、「泣いてたまるか」と立ち上がる男たちを描く“根性喜劇”です。tvkでは全80話ノーカット版として放送されており、各話で主人公や舞台が変わる一話完結の形式です。
「さらば飛行服」のあらすじを時系列で紹介
元特攻隊員の倉田国丸は工場の守衛として暮らす
倉田国丸(渥美清)は、かつて特攻隊員として出撃する立場にありながら、終戦によって生き残った男です。戦後は工場の守衛として働き、日々の暮らしを送っています。
倉田は、終戦間際に特攻隊で命を落とした上官・白石信也(加藤剛)の墓を、毎月欠かさず訪ねていました。自分だけが生き残ったことへの負い目があり、亡くなった仲間に申し訳ないという思いを長く抱えていたからです。
そんな倉田の暮らす町で、戦死者をたたえる忠魂碑を建立しようという運動が始まります。倉田は戦友を悼む気持ちから、その活動に加わります。
町の有力者は倉田の過去を利用しようとする
ところが、忠魂碑建立を進める町の有力者たちの目的は、戦死者を悼むことだけではありませんでした。会社の社長らは、特攻隊の生き残りである倉田に、戦死した隊員の未亡人へのインタビューをさせます。
その取材を忠魂碑建立の寄付集めにつなげ、県会議員との関係を深めようとしていたのです。倉田の誠実さや戦争体験は、いつの間にか有力者たちの宣伝に利用される材料になっていました。
倉田が行ったインタビューは成功します。しかし、活動の裏側にある売名や政治的な思惑を知るにつれ、倉田の中には迷いが生まれていきます。
亡くなった仲間を思う気持ちと、その死を利用する人々への反発が、倉田の中でぶつかり始めます。
白石信也の娘・あきと出会い、父の思いを聞かせる
いつものように白石の墓を訪れた倉田は、白石の娘・あき(夏圭子)と出会います。あきは、交際していた男性に去られたことで思い詰め、自ら命を絶とうと考えていたといいます。
倉田はあきを放っておけず、働き口を紹介します。あきは会社の社長秘書として働くことになりますが、倉田にとって彼女は、戦友・白石の面影をつなぐ大切な存在でもありました。
倉田はあきに、白石と最後に過ごした夜のことを語ります。倉田は当時、白石に「一緒に死にたい」という思いを伝えました。
しかし白石は、命を粗末にせず、生きている限り命を大切にしようという考えを示したといいます。
あきは、父の死が本当に国のためになったのか分からないと倉田に打ち明けます。父は戦争の最中にも、子どもたちのために「おとぎの国」をつくる夢を持っていたというのです。
戦死した人の思いを、勇ましい言葉だけで語ってよいのか。倉田はあきの言葉を受け止めます。
忠魂碑建立の大会で倉田が特攻服を着る
忠魂碑建立運動の大会が近づくと、有力者たちは倉田に演説をさせようとします。大会を盛り上げれば、推進委員長を務める県会議員・大木よしはる(上田吉二郎)の宣伝にもなると考えていたからです。
倉田はあきに大会への出席を求めますが、あきは父の死を利用されたくないと反対します。父が本当に望んでいたのは、戦争を勇ましく語り続けることではなく、子どもたちのために夢を形にすることだったのではないか。
あきの思いは、倉田の決断を揺さぶります。
大会当日、倉田は特攻服を着て演台に立ちます。しかし、そこで語り始めたのは、忠魂碑建立運動を称賛する言葉ではありませんでした。
自分は戦死した仲間に申し訳ないと思いながら20年を生きてきたこと、だからこそ忠魂碑を建てることに意味があると考えていたことを振り返ります。
そのうえで倉田は、今日限りこの運動から手を引くと宣言します。亡くなった人たちが本当に望んでいたのは、戦争を美化することでも、選挙運動に利用されることでもない。
子どもたちのために夢のある場所をつくることではないかと、自分の考えを伝えます。
倉田は飛行服を脱ぎ、白石の墓前で新たな一歩を誓う
演説を終えた倉田は、特攻服を脱ぎ捨てて会場を後にします。忠魂碑をめぐる活動に利用されるのではなく、自分自身の意思で戦友の記憶と向き合う道を選んだのです。
会場を出た倉田は柄の悪い男たちに襲われます。一方、あきのもとには別れた男性が迎えに来ます。
倉田は最後に白石の墓前へ戻り、これからの人生の新しい門出を誓います。
タイトルの「さらば飛行服」は、単に戦時中の服を手放すという意味だけではありません。倉田が、特攻隊員として生き残った過去に縛られ続けるのではなく、亡き戦友の思いを自分なりに受け継いで生きていこうとする決断を象徴しています。
「さらば飛行服」のキャストと役名
| 俳優 | 役名・役どころ |
|---|---|
| 渥美清 | 倉田国丸。工場の守衛として働く元特攻隊員 |
| 加藤剛 | 白石信也。倉田が毎月墓参りを続ける、特攻隊で戦死した上官 |
| 夏圭子 | 白石あき。白石信也の娘 |
| 上田吉二郎 | 大木よしはる。忠魂碑建立運動の推進委員長を務める県会議員 |
| 潮万太郎 | 会社側の有力者として出演 |
| 加藤嘉 | 会社側の有力者として出演 |
| 浜村純 | 出演者として番組表に記載 |
tvkの番組表では、渥美清、夏圭子、加藤嘉、潮万太郎、浜村純、上田吉二郎が出演者として紹介されています。過去の視聴記録には加藤剛、鈴木光枝らの名前も記録されていますが、番組表に掲載された出演者と完全に同じではないため、役名が確認できる人物を中心に整理しました。
第10話の見どころは倉田が戦友の死をどう受け止めるか
忠魂碑建立運動が「追悼」から「売名」に変わる皮肉
倉田が運動に参加したのは、戦死した仲間を忘れたくないという思いからです。しかし、町の有力者たちは倉田の体験や戦友の死を、寄付集めや政治的な宣伝に利用しようとします。
同じ忠魂碑建立という行動でも、倉田と有力者たちでは目的が異なります。亡くなった人を悼む気持ちと、その死を自分の利益に結びつける行為の違いが、物語の大きな対立軸です。
白石信也が倉田に残した「生きる」という考え
倉田は、戦友と一緒に死ぬことを望んだ過去を持っています。その倉田に白石が伝えたのは、生きている限り命を大切にするという考えでした。
白石本人はすでに亡くなっていますが、その言葉は倉田の中に残り続けています。あきとの出会いによって、倉田は白石が何を望んでいたのかを改めて考えることになります。
特攻服を脱ぐ場面がタイトルにつながる
大会で倉田が特攻服を着る場面は、戦時中の自分を人前に示す場面でもあります。しかし、倉田はその姿を利用されることを拒み、最後には自ら服を脱ぎます。
「さらば飛行服」という題名は、倉田が過去を否定するのではなく、過去を政治的な道具にさせないために、自分の言葉で区切りをつける場面と重なります。演説の内容と、特攻服を脱いで会場を去る行動を合わせて見ると、倉田の決意が伝わります。
脚本・監督は家城巳代治
第10話「さらば飛行服」は、家城巳代治が脚本と監督を担当した作品です。国立国会図書館のテレビ脚本リストにも、1966年8月14日放送の「さらば飛行服」が第10回として記録され、作家名に家城巳代治の名前が掲載されています。
今回の物語は、倉田の個人的な戦争体験だけでなく、戦死者の記憶を誰がどのように語るのかという問題にも踏み込みます。忠魂碑建立運動を進める側の思惑と、戦友の死を身近に感じている倉田やあきの思いが対照的に描かれています。
前回の第9話「おお独身くん!」との違い
前回の第9話「おお独身くん!」では、仲買店に勤める小林政吉(渥美清)が誘拐犯と間違われ、子どもの母親との出会いを通じて人間関係が動いていく物語でした。
第10話「さらば飛行服」では、主人公が同じ渥美清でも、役柄もテーマも大きく変わります。今回は元特攻隊員の倉田国丸が、戦友の死と戦後の暮らしの間で揺れ、忠魂碑建立運動に対して自分の立場を示します。
第9話のあらすじや出演者を振り返りたい方は、泣いてたまるか第9話「おお独身くん!」の記事もご覧ください。
見逃し配信はTVerで視聴できる?
番組表の案内では、TVerでの見逃し無料配信は放送終了後の20時50分からとされています。11月8日(日)のtvk放送をリアルタイムで見られない場合は、TVerの番組ページで配信対象になっているか確認できます。
配信期間や視聴できる地域、配信対象話数はサービス側の表示に従ってください。テレビ放送と配信では視聴できるタイミングが異なる場合があります。
参考にした情報
- テレビ神奈川 番組表
- 番組表.Gガイド「泣いてたまるか 第10話『さらば飛行服』」
- 国立国会図書館「テレビ脚本リスト」
- 芸の不思議、人の不思議「泣いてたまるか」(その4)
- あきら・ド・クリエ「渥美清の『泣いてたまるか』第9~12話」
よくある質問
泣いてたまるか第10話「さらば飛行服」はいつ放送されますか?
2026年11月8日(日)19時55分から20時50分まで、tvk1(テレビ神奈川)で放送されます。
倉田国丸を演じるのは誰ですか?
渥美清です。倉田は工場の守衛として働く元特攻隊員で、戦死した上官・白石信也の墓参りを続けています。
「さらば飛行服」の脚本と監督は誰ですか?
家城巳代治です。脚本と監督の両方を担当しています。
見逃し配信はありますか?
番組表ではTVerでの無料見逃し配信が案内され、放送終了後の20時50分から視聴できるとされています。
まとめ
「泣いてたまるか」第10話「さらば飛行服」は、元特攻隊員の倉田国丸が、戦死した上官・白石信也の記憶と向き合い、忠魂碑建立運動を利用しようとする有力者たちに自分の考えを伝える物語です。
白石の娘・あきとの出会いを通じて、倉田は戦友が本当に望んでいたことを考え直します。大会で特攻服を脱ぎ、白石の墓前で新たな一歩を誓う倉田の姿が、この回の大きな見どころです。

